松本署が不同意わいせつの疑いで長野市の山崎昭夫市議(56)の書類を地検松本支部に送ったことを巡り、山崎市議は19日の同市議会議会運営委員会に出席し、「お騒がせしたことについて深くおわびする」と陳謝した。議運では議員辞職勧告決議案も協議され、賛成少数で本会議で取り扱わないと決まった。

 山崎市議はこの日、捜査段階のため具体的なことは話せないとしつつ、「思慮の無さ」から市民や議員に「疑念や不信感を抱かせた」と述べた。県内の女性が同意なくキスをされたと訴えていることについて、「同意はあったと認識している」と回答。これまで説明しなかった理由については、「誤解を生む可能性」や些細な事案であることなどを挙げた。議員からは「市民に対してもお伝えした方がいい」(親友会の小泉栄正会長)との意見も出た。

 辞職勧告決議案は書類送検報道後の17日、共産党市議団の滝沢真一団長が同党市議3人と無所属1人の賛成を得て提出した。会議規則が定める申し合わせの提出期限を過ぎており、本会議で扱うには議運での決議が必要だった。山崎市議は無所属。親友会と公明党市議団、次世代長野は、司法判断が出る前の議会判断は慎重であるべきだーなどと主張し、共産党市議団と改革ながの市民ネットは、市民の関心は高く問題を先送りすべきではないーなどと訴えた。

ーーー2026年(令和8年)3月20日 金曜日 信濃毎日新聞 朝刊 26面

 

山崎昭夫氏は、議会においてこれまで説明しなかった理由として、「些細な事案である」としている。

これは山崎氏本人が、もしくは本人だけが些細なことだと捉えているにすぎない。

実際、被害を受けたとする女性は本件を「不同意わいせつ」として警察に被害届を出している。

地検への書類送検後、起訴か不起訴が決まるわけであるが、このような事態になっていること自体が些細なことではない。

議員は市民からの信頼を維持し、公正・健全な政治活動を行うために、日頃から「自らを律する」ことが求められるし、それが不可欠である。

実際、議員は、政治倫理条例の制定やハラスメント防止対策などを通じて、高い倫理観や良識、説明責任を果たすことが求めらる。

そのため、本件は議員として資格が問われることではないだろうか。

 

起訴不起訴に関わらず、市民の代表として、市民に疑惑を持たれた状態で、果たしてこのまま議員を続けられるのだろうか、と私が当事者なら考える。