※2017年2月4日に公開した記事ですが、2020年2月15日に大幅に加筆訂正いたしました。
写真活用アドバイザーのカオルPこと西塔カオルです。
以前「Instagram写真展」を見に行った際、
置いてあった芳名帳(もっとカジュアルな感じのものですが)を
見ていたら、
- 「スマホ画面で見るのとは違う美しさがある」」
- 「プリントで見るとより素敵です」
といったコメントがありました。
Instagrammer's # THE SQUARE PRINT
リアルな展示の場合には、ほかの写真とのレイアウトや、
紙質、展示室の明るさや演出などもあります。
画面で見るときとは違う印象になるということは確かにあると思います。
最近、カオルPは本も電子書籍で読むことが増えてきました。
電子書籍にそれほど魅力は感じていませんでしたが
使ってみると、移動時間や隙間時間にサッと本を読める幸せに気づきます。
車内で本を読みたくても、本は荷物なんですよね。
ですが、スマホで読めるなら話は別、ということです。
ついついSNSに費やす時間も読書にあてやすくなります。
ただ、何冊も読んでいると、
- 「あれ?あのこと書いていたの誰だったっけ?」
- 「あの記載はどの本だったっけ?」
- 「どのあたりのくだりだったっけ?」
ということが、なかなか思い出せないのです。
紙の本であれば、表紙のデザインしかり、厚さや重みしかり、
内容以外の情報というのが感覚の中に残っているので、
覚えやすい気がする・・・というのが実感としてあります。
このあたりの「本の周辺情報」をスマホなどでいかに再現するかは
電子書籍アプリの今後の課題になっていくのかもしれません。
紙の方が記憶に残りやすい。
画面よりも1ページ1ページをじっくり見る。
そういう傾向は確かにあると思います。
でもそれは私たちが長いこと紙で学び、読み、理解するという歴史があったから
脳がそういう発達をしてきているのではないのかな?
とも思います。
今の子供たちは分からないですよね。
小さな頃から画面が当たり前。
最初から画面で見ることに慣れていれば、脳もそれに合わせた発達をしていくかも。
カオルPは残念ながら脳科学者でもなんでもないので、
説得力に欠けるとは思いますが、
そういう可能性はあるだろうなとは思っています。
電子が紙に劣る点を別の方法でカバーする技術も出てくるでしょうしね。
メンタリストダイゴさんのブログ記事の中でもこんな下りありました。
デジタルネイティブの若い世代に関しては元からデジタルな文章にも慣れているので、もしかしたらこれからの世代に関してはこの紙の本と電子書籍の差は縮まるかもしれません
Mentalist DaiGo Official Blog
だからカオルPは
紙でなくては絶対にダメ!とは言わないのです。
紙でなくては絶対にダメ!とは言わないのです。
電子のまま利用するメリットもあるから。
ただ今のところは
紙の方が脳への刺激は多様な分、定着もしやすいからオススメよ。
というスタンスです。
写真に関しても、
アルバムは画面で見るより、紙の方がパワフルなのはそのせい。
手書きのコメントや
手垢、折れ、紙の匂い、ノリの匂い、なんかは
時を超えて訴えてくるようなものもありますしね。
古い写真の電子化は、カサを減らしてくれるメリットはありますが、
原本を全て捨ててしまうのは勿体ないかもしれませんね。
関連記事:livedoorニュースより
理解度に違いはないが…電子書籍より紙の本が優秀?数々の研究報告
そうそう余談ですが、この記事を最初に書いたとき、
自分のinstagramがそのまま本になるサービスinstantbook
があったのですが、今リンク先を見たら、終了していました。
需要が少なかったのかもしれないですね。
ちょっと残念です。