最近、読書の話題で持ちきりの本がある。そう、本屋大賞に輝いた『成瀬は天下を取りにいく』だ。この本、宮島未奈さんのデビュー作品で、書店員さんたちが「これだ!」と心からオススメする一冊を選ぶ大賞に選ばれたんだって。その話を聞いて、なんだか自分も読書のワクワクを思い出したよ。

 

私自身、新しい本を手にする時のあのドキドキ感と、ページを開くたびに広がる世界に心を奪われるのが大好きなんだ。『成瀬は天下を取りにいく』もそんな魔法にかかった一冊のようで、ちょっと手に取ってみたくなっちゃう。

 

実はこの本、滋賀県大津市を舞台にした物語で、主人公の成瀬あかりちゃんの中学2年生から高校3年生までを描いたストーリーらしい。宮島さんの話によると、地元ではかなりの盛り上がりを見せているとか。駅にウエルカム看板が出るほどだから、それはもう、地元民としては誇らしい限り。

 

物語には、M-1に挑戦する場面もあるそうで、作者さん自身が「本屋大賞はM-1グランプリのようなもの」と話すくらい。作品を読んだ人、推した書店員さん、そしてその背後にいる出版業界の人々の情熱がこの賞には込められているんだなって、そのエネルギーが伝わってくる。

 

書店員さんたちの「いちばん売りたい」という言葉って、ただのキャッチコピーじゃなくて、本当にその本を愛してるんだなって思う。だからこそ、『成瀬は天下を取りにいく』を手にとってみたいと思うんだ。きっとページをめくるごとに、心が動かされるに違いない。