自転車との出会い! | 西麻布のオヤジ,自転車&パーティー日記

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西麻布で貸切パーティー専門の飲食店をやってます。最近自転車にハマってます!仕事と趣味の雑記帳です。

ボスの自転車日記


自転車との出会い。


僕は今年でちょうど半世紀を迎えた中年男です。

とにかく、歩くのが嫌いで50m先の自販機にも原チャリで行くような生活を何十年もしてきたワケです。皇居の周りを走ってる人たちを見ると「何が悲しくてあんなに汗だくになって走ってるんだろう?」と市民ランナー達の気持ちなど全く理解できませんでした。

そんな僕が何故自転車にハマっていったのか!?

お店のエピソードと並んで自転車の魅力や自転車を通して中年オヤジが日々何を感じ考えてるのかなどをご紹介出来れば・・・思っています。


僕は西麻布でパーティーをメインとしたBarをやっているのですが、僕と自転車との出会いは突然やってきました。

ある時、バイト(時々ウチの店で働いてくれてる体重130キロのおデブさん)が友達を連れてきました。その友達は自転車で来ていました。今ではそれがロードバイクと言って長距離を早く走るための自転車だと一目で分かるのですが、その頃の僕にはママチャリもロードバイクもMTBもみな同じに見えていたのでした。

自転車で来た友人A君は

「すみませ~ん!自転車中に入れてもいいですか?」

と聞いてきた。

自転車は外に置くモンだろ、何で店の中に入れたがるんだ???と思いながらも

「どうぞ!どうぞ!」

A君はさすがに店内に入れるのは申し訳ないと思ったのでしょうか、エレベーターの脇の屋根付き階段の踊り場に自転車を起用にとめました。


「自転車で来られた方は初めてですよ。いつも移動は自転車ですか?」

と尋ねますと。

「はい。大きい荷物がなくて雨じゃなければ、大概どこへでも自転車で行きますね」

との事でした。

「へ~、何処らへんまでなら自転車で行こう!と思いますか?」

と更に突っ込んで聞くと。

「名古屋くらいですかね。」

「そうですか、名古屋ね。エ~~ッな、名古屋?!」

このヒトの頭は狂っている!とその時、強く思いました。


僕が自転車を好きになれない理由の一つに坂が辛い!というのがあります。

前にも云ったように歩くのが嫌いな僕は自転車で坂を登るなんて事は全くあり得ない事なのです。


「僕は、とにかく坂が苦手で・・・それで自転車には乗らないんですよね」


情けないけど、ホントの事なので仕方ありません。

坂を立ち漕ぎでヒ~ヒ~いって登るなんた想像も出来ません。間違いなく押して歩くでしょう。


「ボスはスポーツ自転車に乗った事がないんじゃないですか?」

エッ?自転車なんてみんな同じじゃないの?!と思っているとA君は更に続けて言いました。

「スポーツ自転車なら坂も辛くなくドコまでも行ける気がしますよ!(笑)一度いい自転車に乗ってみて下さい!」


それからA君は1時間くらい、いかに自転車が素晴らしいアイテムかを得々と僕にレクチャー元気に帰って行きました。


代官山の駒沢通りと旧山手通りの交わるあたりにお洒落な自転車屋さんがあります。

普段は自転車屋さんなんて気にも留めないのですが、いつも雑貨を買っているお店の隣に位置してる事から頭の中にあって、迷わずこの「FIGバイク」と云う店を訪ねました。


「すみません!僕は自転車に関して全く素人なんですが、いい自転車は坂道も楽だ!と聞きました。ホントですか?」

いきなりの質問にお店のスタッフも面食らった感じでしたが、すぐに

「ママチャリとは全然違いますよ。乗ってみますか?」

と云ってくれたので、お言葉に甘えて乗らせてもらう事にしました。

(後々知ったことなのですが、自転車の試乗はイベントとか試乗車があるとか、特別な時でないと出来ない事のほうが多いようです)


僕が乗った自転車はスイス製のブルーノベンチュラリミテッドと云ってミニベロ系の自転車でタイヤが20インチと少し小さめの自転車でした。ミニベロといってもドロップハンドルで20段変速のスポーツタイプの自転車です。

生まれて初めてのドロップハンドルに戸惑いながらも気合を入れて代官山周辺を走ってみることにしました。代官山と恵比寿の間は結構坂がキツくてママチャリなら間違いなく押して歩いてると思います。

それが「あれ?」これくらいなら登れる!ベンチュラは貧脚な僕をグングンと坂の上に導いてくれました。こんな感覚は初めてでした。今まで乗ってた自転車は何だったのだろう?

ママチャリとスポーツバイクを同じ自転車というカテゴリーでくくってはいけない!コレは全く別モノだ!そう思いました。

距離にして300mくらいのジャーニーを終えて「FIGバイク」に帰ってくるなり、


「コレ!ください!」 と言っていました。


その日から僕の自転車ライフが始まったのです。