おはようございます
健康食育シニアマスター/管理栄養士の秋山嘉代です
二日前の6/2は「世界摂食障害アクションディ」と言って、摂食障害の啓蒙や支援活動を世界で同時に行う日でした。今年で4回目だったそうです。
私のアクションはフミさんのブログのリブログです。
皆さん、世界摂食障害アクションディ、ご存知でしたか?
恥ずかしながら私は知りませんでした。
テレビなどで見た、ものすごく痩せてしまったのにでも食べることを拒む、または過食嘔吐を繰り返す、などのごくごく一部の表現型しか知りませんでした。
私が栄養学を学んだ学生時代は25年以上前。摂食障害についてはあまりふれていなかったと記憶しています。
ですので、摂食障害に関する知識は浅い私。
☑風邪をひいてしまって食欲がないけれど、痩せるかもしれないからラッキーと思う
☑太ることを気にしてローカロリーやノンカロリーの食べ物を選ぶ
☑体調が悪いのに普段通りのレッスンやトレーニングを行う
☑ダイエットの話を頻繁にしている
☑カロリーの高い食べ物を悪者扱いしている
などなど、これって日頃、考えていることや行動ではありませんか?
でもね、これも摂食障害の一部なんですって。
ダンサーなら指導者や周りの何気ない一言、例えば「痩せて踊りがきれいになったね」と褒めると、「痩せる⇒踊りが上手になった」と間違った認識を持ってしまうこと。もう痩せる必要はないのに踊りが上手になるにはもっともっと痩せないと!と思ってしまうこと。があります。
痩せたから踊りが上手になったのではなくて、身体の使い方を変えてみたり、表現を工夫してみたりと努力で上手になったはず。褒めポイントがずれてしまっているために、指導者の一言が摂食障害のきっかけを作ってしまうのはとても残念です。
日本ではまだまだ摂食障害の知識が普及されていなくて、欧米やオーストラリアよりも10年以上遅れているそうです。
私は摂食障害の基本の基本をDDDのダンサーのための食生活セミナーで知りました。
(大阪の皆さん朗報です!フミさんのセミナーが8月9月に戻ってきますよ!大阪に!詳細についての発表は来月。DLSのHPをチェックしてくださいね)
私がフミさんのセミナーを受けて印象に残っているのは、摂食障害はなりたくてなる病気じゃない。遺伝子のオンオフが関係していること。つまり本人の意思とは関係ないということ。
生真面目で、完璧を目指すダンサー気質は摂食障害になりやすいということ。
目に見えている行動だけじゃなくて、「これ食べたら太っちゃう」「今日は食べる時間なかったけど、余計なカロリー摂らなくてよかった」というような、ありがちな考え方も、何かのきっかけで摂食障害へとつながることを知りました。
それから。
摂食障害は適切な治療すれば治ること。早めのサポートを受けることがとても大切です。
日本国内で治療機関や相談先を探したい場合は「摂食障害全国機関センター」で検索してみてください。
有益な情報が得られます。
日本にも摂食障害の知識が広まるといいなぁと心から願います。
フミさん、いつもためになるブログをありがとうございます。