きのうもA子先輩とのペアレッスンを
2時間受けてきました。

終わって、
「 ありがとうございました 」「 おつかれさま 」の後に


「 天の恵みだねぇ… 」


A子先輩がしみじみとそう言って、ニコッと笑いました。


「災い転じて… って言いますよね」と
僕も笑い返しました。

もちろん、これは、
30日の広島大会への出場がなくなったことです。


先生も
「出るとなったら、今ごろもう、大変だったよ。よかったよ」


それほどに、
まだまだA子先輩との急造ペアはすんなりいきません。
A子先輩も、時としてイラっとしているのを感じます。



先生は「これはいい機会だから」と言って
レッスン内容を変えてこられました。

レッスンの初め。
ちょっとにやりと含み笑いした先生が


「 マッキーくん、今までのことは、全部捨ててね 」


「 はぁ?」


「 ぜーーーんぶ、消しゴムで消して 」


「 消すって… どの辺までですか? 」


「 だからぜーーーーんぶだって! 」


「 ??? 」


どうやらA子先輩も同じことを言われたようです。



「 大会がなくなったから、ちょうどいいから。
 二人を思いっきり変えるからね!
 だから、今までのことは全部捨てて 」


今までのことを積み重ねるなとは
しばしば言われてきましたが

ここまで全部捨てろと言われたのは初めてです。



その後、まずは「動くな」から始まりました。

とにかく「動くんじゃない」
「要らない動きが多すぎる」

だから相手の邪魔をするし、きちんと立てない。
動かない。
その分きちっと立つ。

同じようなことはA子先輩も言われて、
びしびし直されました。


そして、リズムの取り方。
特にワルツの「 1 」が
二人とも曖昧になっているということで

「 いち! 」と声を出しながら踊る練習をしました。


本格的な大改造?が始まったようです…


広島大会に出られなかったのは、
我々急造ペアにとっては
ほんとに「天の恵み」だったかもしれません…。(^_^;)