いいことがいっぱいおこり夢を叶えるためのレッスン スピリチュアル心理コンサルタント
ライオンのMさんも、しまうまのJuさんを愛し、守っていたところもあるように思われますが。^^:ものすごく守っていたようですね。ハワイ接待などメディアコントロールもすごいようですが。^^:::Juさんが、無事、莫大な遺産とともに後継者になられたのは、ライオンの大きな愛があったからではないでしょうか。会見直後に、ハワイで豪遊してしまう強さは、ライオンのこどものような。^^:自称しまうまかも? ^^:Juさんも、いろいろ圧力をかけていたようでやはりライオンのこどもは、ライオンかと思われますが。^^:会見でも、Juさんは、ふたりのタレントの王子さまに守られているようにもみえましたが、^^:::元来は、逆で、タレントを守らなければいけないでしょう!ライオンのMさんは、自分が悪者となっても、Juさんやタレントたちを、うちの子として守っていたような家族愛も強かったようですが、しまうまライオンはなんだか???^^:::Hさんも、新会社の社長を辞退したようですが、タレントにもどられ90代になっても舞台にたち続ける夢を叶えられること祈りつつ。^^:紅白出場もゼロになりKも分裂してしまい、本当に残念でしたね。Jさんは、Juさんいわく、ジャニーは ある種、天才的に魅力的 だったそうですが、魅力的ないい人の面もあったから、裏の加害部分が、隠されてしまっていたのかもしれません。相変わらず、まわりからのおもてなし対応も続いているようですし ^^:なんだかいろいろ残念で、うやむやでおわってしまいそうですが。^^:すべてにおいて、より良い方向にむかうこと祈りつつ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長によるS加害問題を巡り、今後の会社運営についての会見を都内で開催。所属タレントをマネジメントする新会社を設立すると発表した。 東山紀之新社長は「事務所、現在のジャニーズ事務所、社名を変更します。マネジメント、育成業務からは完全に撤退いたします」とし、今月17日付で「スマイルアップ」という名称に変更すると報告した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー新エージェント会社で社長を務める東山紀之(56)は「希望するタレントの会社と個別に契約する、エージェント会社にします。会社に縛られず、自分自身で活躍の場、方向性を決める。プロデュース、マネジメント機能を活用する」と、タレントのマネジメントなどを担当する新エージェント会社になるとした。 タレントやグループごとに事務所や会社を設立し、新会社はエージェント契約を結ぶという。若手については「エージェント形式じゃなく、新会社に所属することもできる」とも明かした。 また、ジャニーズJr.の育成、プロデュースなどを手がけるグループ会社「株式会社ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦(47)が、新エージェント会社の副社長になると明らかにした。井ノ原は「自己プロデュース、演出している人もたくさんいた。大きく強い会社にいたので(タレントが)守られたのも事実。内向きになった原因もあるように思う。ジャニーズを解体するには、そうした体質も変えないといけない。だからタレント1人1人が考える仕組みを作らないといけない」と説明した。東山社長は「広いエンターテインメントの世界では、この形式が標準。世界に羽ばたいて欲しいし、それだけのエネルギーを感じている。その時にいかにサポートできるか考え、新会社を立ち上げた」と続いた。 また、新エージェント会社の名称は公募する予定という。井ノ原は「新会社はファンの方々のお力をお借りしたいと思っております」と切り出し、「僕らだけではなく、僕もタレントとして、先輩や仲間たち、後輩たちも、ファンの方々の気持ちを届いておりますし、感謝しております。それだけファンの方々の力を感じています」と感謝。「あらためてファンの方々と二人三脚で進んでいくべきだと思います。新会社の社名については、ファンクラブの皆さんからの公募で決めていきたいと思います」と伝えた。 東山は「新会社は、時代に沿った新しいスタイルで作っていきたい。皆さまとともに立ち上げ、はっきりした形を作っていきたい」と説明した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージュリー氏は会見欠席で手紙代読、J事務所残留&廃業へ「ジャニーの痕跡をこの世から一切消す」株保有のまま被害者救済当たるジャニーズ事務所は2日、ジャニー喜多川元社長(2019年死去)によるS加害問題をめぐり、都内で記者会見を行った。藤島ジュリー景子前社長は会見を欠席。東山紀之新社長により、ジュリー氏が引き続き、同事務所の株を100%保有し、被害者の救済業務に当たる方針が説明された。また、ジュリー氏はジャニーズ事務所の関連会社の代表を辞任する方針だという。会見では井ノ原により、ジュリー氏の手紙が代読され「ジャニーズ事務所の名称を変えるだけでなく、廃業する。叔父ジャニー、母メリーが創った事務所を閉じることが被害者の方への償いになると思っている。ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切消す」との考えがつづられた。「補償と心のケアに専念し、関連会社からの代表も降ります」とした。 同事務所の株式は、ジャニー氏が死去した19年に藤島メリー泰子氏と、ジュリー氏が50%ずつ保有。21年にメリー氏が死去後は、ジュリー氏が100%株主となっていた。 ジュリー氏は、一連の性加害問題を受け、9月7日に行った会見で社長辞職を発表。一方で、被害者の金銭補償や救済に専念するため、株を100%所有したまま代表取締役で残留」することを報告していた。同問題をめぐって事務所が会見を行うのは、9月7日以来、2度目。この日の会見には東山新社長、関連会社ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、同事務所顧問弁護士・木目田裕氏、CCO(最高コンプライアンス責任者)として招へいされた山田将之弁護士の4人が出席した。 東山新社長は、所属タレントの育成やマネジメント業務を行う新会社を設立することを報告した。現在のジャニーズ事務所は、タレントのマネジメント業務は一切行わず「被害者の補償業務のみを全うする」とした。 事務所はこの日、公式サイトに文書を発表。再発防止策として(1)人権方針の策定及び実施(2)CCOとして山田将之弁護士の招へい及び外部アドバイザリー・ボードの設置(3)取締役会の活性化及び社外取締役の活用(4)内部通報制度の改革(5)ジャニーズJr.の相談先の拡充(6)法務・コンプライアンス機能の強化(7)内部監査部門の設置(8)各種規定の制定・改正(9)各種研修の実施(10)監査役への会計監査権限に加えて業務監査権限を付与(11)メディアなどの関係者の皆様との対話等のエンゲージメントに取り組むことを報告した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー故・ジャニー喜多川氏のS加害問題を認めたジャニーズ事務所が10月2日、新体制についての会見を都内にて実施し、東山紀之新社長、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、9月30日付でCCOとなった山田将之弁護士、顧問である木目田裕弁護士が出席。東山社長と井ノ原が、所属タレントや社員の未来について考えを明かした。ーーーーーーーーーー◆ジャニーズS加害問題 ジャニーズ事務所は9月7日の会見で、初めてジャニー喜多川氏のS加害があったことを認め謝罪し、藤島ジュリー景子氏の引責辞任、東山の新社長就任を発表。その際には、ジャニーズ事務所の社名を存続することも伝えていた。 その後、9月19日に取締役会を開催したことを報告。「藤島が保有する株式の取り扱い、被害補償の具体的方策、社名変更、所属タレント及び社員の将来など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認いたしました」と説明し、本会見ではその進捗内容を具体的に報告するとしていた。 また10月2日、会見前に公式サイトにて「弊社は、『外部専門家による再発防止特別チーム』(以下「特別チーム」といいます。)からの提言を踏まえ、以下の各項目の再発防止策を講じております」とグループ人権方針の策定やジャニーズJr.の相談係として機能する「ホスピタリティー担当者」の人員増加など、11項目の再発防止策を実行していることを発表した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージャニーズ会見欠席のジュリー氏がつづった手紙「逃げたと言われることは重々承知」「被害者のケアしていきたい」ジャニーズ事務所が10月2日、都内で開いた記者会見には、前社長の藤島ジュリー景子氏の姿はなかった。代わりに、ジュリー氏が寄せた手紙を井ノ原快彦氏が会見で代読した。以下、全文のかたちで紹介する。●「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」このたび、おじ、ジャニー喜多川により、S被害に遭われた方々に改めて心からお詫び申し上げます。 5月2日に被害に遭われた方と初めてお会いしました。その後も実際にお話をうかがう中で、この方々にどのように補償していくのがいいのか、加害者の親族としてやれることは何なのか、考え続けております。 そして、ジャニーズ事務所は名称を変えるだけでなく、廃業をする方針を決めました。これから私は、被害に遭われた方々への補償や、心のケアに引き続きしっかりと対応させていただきます。 おじジャニー、母メリーが作ったものを閉じていくことが、加害者の親族として私ができる償いなのだと思っております。私は4年前、母であるメリーからジャニーズ事務所を相続しました。ジャニーズ事務所は、ジャニーだけでなく、母であるメリーも権力を握っていたと思います。ジャニーはメリーからお小遣いをもらうというかたちでしたので、経営的なことはすべてメリーが決めていたと思います。ジャニーと私は生まれてから二人で食事をしたことがありません。会えば普通に話をしていましたが、深い話をする関係ではありませんでした。ジャニーが裁判で負けたときも、メリーから「ジャニーは無実だから、こちらから裁判を起こした。もしも有罪なら私たちから騒ぎ立てるはずがない。本人も最後まで無実だと言い切っている。負けてしまったのは、弁護士のせい」と聞かされていました。当時、メリーの下で働いていた人も同じような話を聞かされて、それを信じていたと思います。 そんなはずはないだろうとお思いになるかもしれませんが、ジャニーはある種、天才的に魅力的であり、みなが洗脳されていたのかもしれません。私を含め、いい面を信じたかったのだと思います。 そして、母メリーは、私が従順なときはとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと、気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした。 20代のときから私は時々過呼吸になり、倒れてしまうようになりました。当時、病名はなかったのですが、今ではパニック障害と診断されています。私はそんなメリーからの命令で、ジャニーズ事務所の取締役にされていましたが、事実上、私には経営に関する権限はありませんでした。 そして、2008年春から、新社屋が完成した2018年まで、一度もジャニーズ事務所のオフィスには足を踏み入れていません。これはS加害とは違う話で、私が事務所の改革をしようとしたり、タレントや社員の環境を整えようとしたことなどで、2人を怒らせてしまったことが発端です。ジャニーとも2008年ごろから2016年ごろまで、ライブ会場ですれ違うことはあっても、会話はしておりませんでした。その後、ジャニーの稽古場に呼び出されて、久しぶりに話しましたが、それ以降も、ジャニー本人に会ったのは数回です。 その期間も、ジュニアからのデビューや、管轄外のグループの解散プロセスにも関わっておりません。 メリーからは、私の娘である孫に会いたいと切望され、1年に数回、食事をすることや、お正月には孫と旅行することも決められていましたが、私自身はメリーと話すことを極力避けて生きてきた人生でした。 このような説明をすると、嘘だとか、親子で仲が良かったのを見たことがあるなど、またバッシングされる記事が大量に流れるのだと思いますが、近い関係者のみなさま、タレント、社員であれば、こうした事情を知っていると思います。心療内科の先生に「メリーさんはライオンで、あなたはシマウマだから、パニック障害を起こさないようにするには、この状態から逃げるしかない」と言われ、自分で小さな会社を立ち上げ、そこに慕ってくれるグループが何組か集まり、メリー、ジャニーとはまったく関わることなく、長年、仕事をしておりました。 このような理由で、ジャニーがいる稽古場からまったく違う場所で働いており、ジュニアのみなさんと接点もなかったので、今回申し出くださった中で、私がお会いしたことがあるのは9人です。それ以外の方々とはお会いしたことがないのです。 今から思えば、ジャニーの親族で、女性である私に、ジュニアのみなさんはもちろんのこと、タレントのみなさんも噂話をすることや、相談もしにくかったのではないかと思います。今被害を申告されている方の中で、私も含めて現在の役員が、被害者の方々について直接知る情報は、在籍していたかどうか以外にほぼございません。 そこで、ジャニーやジュニアと私以上に近いところで接してきた元役員、元社員、外部スタッフのみなさまには被害者救済のご協力をぜひお願いできたらと思っています。 ジャニーズ事務所は廃業に向かっていますが、一人たりとも被害者を漏らすことなく、ケアしていきたいと思っております。 知らなかったということを言い訳にするつもりはありません。メリーが言うことを信じてしまっていたことや、それを放置してきた自分の鈍感さ、すべて私の責任です。また、今回、なぜ私が100%の株主で残るのか、多くの方々から批判されました。実は多くのファンドや企業の方から、私個人に有利な条件で買収のお話もたくさんいただいております。 そのお金で相続税をお支払いし、株主としていなくなるのが、補償責任もなくなり、一番、楽な道だと何度も何度も多くの専門家からアドバイスされました。しかし、100%株主として残ったのは、他の方々が株主として入った場合、被害者の方々に法を超えた救済が事実上できなくなるとうかがったからです。 そういう理由で、現在の会社には株主100%として残りますが、CCOを外部から招聘し、今後私は、補償とタレントの心のケアに専念し、それ以外の業務には一切あたりません。また、今後私は、すべての関係会社から代表取締役を降ります。また、ジャニーとメリーから相続したとき、ジャニーズ事務所を維持するためには、事業承継税制を活用しましたが、私は代表権を返上することでこれをやめて、すみやかに納めるべき税金をすべてお支払いし、会社を終わらせます。 ジャニーズ事務所を廃業することが、私が加害者の親族としてやり切らねばならないことだと思っております。ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います。最後に、ジャニーズ事務所に所属するタレントをこれまで応援してくださった世界中のファンの方々のお気持ちを考えると、本当に本当に申し訳なく、言葉にもなりません。また、関係各所のみなさま、ご迷惑、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。 記者会見に出席せず、このようなお手紙を出すことで、「逃げた」「卑怯だ」と言われることは重々承知です。 今回初めて公にお話したメリーは本当にひどい面も多くあったのですが、優しいときもあり、自分の母でもあり、みなさまの前でお話したいことが、過呼吸にならずにならずにお伝えできる自信がなく、このようなお手紙にさせていただきました。誠に申し訳ございません。改めて被害者のみなさま、ジャニーのしたことを私も許すことができません。心から申し訳ないと思っております。 また、タレント、社員のみなさんが、これから新しい道に思いっきり羽ばたき、みんなが幸せになれるよう、私はそれを後押しできるかたちになるよう、精一杯がんばっていきたいと思っております。 どうか引き続きご指導、ご鞭撻をいただきますよう、どうぞよろしくお願いします。 2023年10月2日 藤島ジュリー景子弁護士ドットコムニュース編集部ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「私はジュリーを残します。自分の子だから」 “ジャニーズの女帝”こと、メリー喜多川氏が8月14日、93年の人生に幕を降ろした。本名「メリー・泰子・喜多川・藤島」。最終的な肩書きはジャニーズ事務所の「名誉会長」だった。実弟のジャニー喜多川元社長(享年87)が他界して2年。これで同社は一代で会社を「日本最大の芸能事務所」に成長させた創業者姉弟を失った。 「瞬間湯沸かし器型の感情の激しい人だが、実に女である」 メリー氏の夫であった作家の藤島泰輔氏(故人)は妻を評してこう語ったというが、言い得て妙というべきだろう。彼女はまさに“怒れる女帝”だった。2015年当時は「週刊文春」のデスクだった筆者(現「文藝春秋」デスク・渡邉庸三)が、氏の謦咳に接したのは3度きりだが、対面時間は合計約10時間に及ぶ。その間メリー氏は誇張でなくずっと怒り続けていた。記者側の発言は計10分にも満たなかったのではないか。ジャニーズのタブーに切り込んだ なぜ我々はメリー氏の逆鱗に触れたのか。それは我々が取材の中で、アイドル帝国・ジャニーズのタブーに切り込んだからだ。 まずは、私が身を以て体験したメリー喜多川という傑物について、しっかり記録しておきたい。今となってはますます貴重となった、6年半前に行われたメリー氏への「5時間インタビュー」を振り返る。 15年1月13日正午、私は2名の記者とともに乃木坂の旧ジャニーズ本社を訪れた。19年1月に嵐の活動休止会見が行われた現社屋は地上6階地下3階の要塞のような巨大ビルだが、当時の社屋は3階建てで「J&A(Johnny &Associates)」のロゴが入った青いキャノピーが設えられたエントランスや、白壁から突き出した半円の出窓が可憐な、こぢんまりとした建物だった。 「君たち、メリーさんに会えるなんてラッキーだよぉ」 受付を済ませた我々3人が2階の応接室で待機していると、先方の顧問弁護士である矢田次男氏が入ってきて、やけに明るい調子でこちらに声を掛ける。“芸能界の守護神”として知られる有名弁護士だ。 応接室には1台の電話機と内線電話表があった。筆者はそれを見て、さっそく驚かされた。 〈メリー様〉 内線表の1番上にはこう書かれていたのだ。これから相まみえるのはこの絶対的序列のトップに君臨する“女帝”なのだと改めて認識した。 われわれ取材班がメリー氏に聞きたかったこととは一体何か。それは「事務所の後継者問題について、メリー氏はどう考えているのか」。本質的にこの1問に尽きる。ジャニーズ事務所の2大派閥「ジュリー派」と「飯島派」 当時、ジャニーズ事務所の中では「ジュリー派」と「飯島派」という2大派閥が角逐し、その派閥トップのどちらかがジャニー社長の後継者に選ばれるのだろうという見立てがマスコミ業界の常識だった。その2大派閥の領袖は、メリー氏の長女である藤島ジュリー景子氏と、実力派マネジャーの飯島三智氏であった。ジュリー氏は嵐やTOKIO、関ジャニ∞といった主流派を担当。一方の飯島氏はSMAP。当初は“ジャニーズの落ちこぼれ”と言われた彼らの名声を高からしめ、国民的スターに育てた赫々たる功績があった。 「次の社長は飯島しかいない」 彼女の手腕を買っていたジャニー氏が周囲にそう語っていたという証言もあるように、飯島氏の業界での存在感は大きくなる一方だった。特にテレビ局関係者にとっては下にも置かない存在となっていた。各局は両派閥のタレントをキャスティングするため、別々のプロデューサーがそれぞれの派閥に対応していた。嵐とSMAPが共演する機会がほとんど無いことも派閥問題を映し出していると言われていた。 インタビューは20畳はあろうかという大きな会議室で行われた。向かって右側に白波瀬傑専務と男性スタッフ、矢田氏ら複数の顧問弁護士が同席。我々は左側に座った。 10分後に現れたメリー氏は会議室後方から入って来ると、弁護士の後ろを通り、悠揚迫らぬ態度で無言のまま“お誕生日席”に座った。キラキラと輝く宝石がちりばめられたトレードマークの眼鏡を掛けている。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「派閥があるとしたら、うちの恥」「うちの娘と対立している飯島が派閥を作っていると(文春の質問状に)書いてあったら、飯島に説教するのは当たり前でしょう。派閥があるとしたら、うちの恥。文春さんだって自分の社内に派閥があったら恥ずかしいと思いませんか。あなたたちはうちの会社というものをわかっていないんです。うちはジュリーが生まれたときから、事務所がちゃんとうまくいったら跡継ぎにしなきゃいけないと思っていました。少なくとも3カ国語、4カ国語は読み書きができるようにしているし、小さい頃からミュージカルを観せてきた。 どんな派閥関係があるのかと聞かれても、私には派閥ということ自体がわからない。もっと言うとファンには派閥なんて関係ないんです。ファンは事務所じゃなくタレントについていく。そうじゃなければなんで35年間マッチにファンがついてきているんですか」 部屋を出て飯島氏に連絡を取りにいった男性が戻ってきた。メリー氏が「どうした? 飯島」と訊ねると男性は「10分ぐらいです」と答えた。「どうぞ飯島に取材して」 飯島氏の到着は呼び出しから30分ほどが経った頃だった。色の白い、ほっそりとした女性が俯き加減で会議室に入ってきた。彼女こそSMAPの育ての親である飯島氏だ。 「お世話になってます、と(文春に)言うのはおかしいですね。おはようございます。初めまして、飯島と申します」 意に染まない表情で名刺交換をする飯島氏。押っ取り刀で駆けつけたものの内心は困惑しきっていたに違いない。飯島氏は我々の右前、メリー氏の正面に座った。2人の距離は数メートル。裁判長と被告人席の位置取りだ。スタッフや記者はもう傍聴席にいるようなものだった。 そしてメリー氏はこう言った。 「どうぞ飯島に取材して。私との対立関係を聞いてください。どういうことで対立してるのか」 記者が派閥問題について単刀直入に質問すると、飯島氏は真剣な表情でこう答えた。 「私も大変困ってまして、本当に何とかしていただきたいなと思っているんです。伸び伸びとやらせていただいているので、こういう風に言われてしまっているのかなとは思うんですけれど……。私も被害に遭っている立場で、それはジュリーさんもそうだと思います」「だって、踊れないじゃない?」 嵐とSMAPの共演が少ないことについては、「別に、意味というのはないと思うんですけれども……」と、くぐもった声で答えた。 その瞬間だった。 「だって、踊れないじゃない?」 それまでジッと飯島氏を黙って睨みつけていたメリー氏が、堰を切ったように語り始めたのだ。 「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」 メリー氏はここから飯島氏およびSMAPを徹底的に否定していく。 「この人(飯島氏)はSMAPが長すぎているのかもしれませんね」 「悪いけど私、飯島に踊りを踊れる子を預けられないもの」 「文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい」 「この人(飯島氏)なんて偉そうに派閥なんて言っているけど、じゃ、派閥の子の名前を言ってごらん?」 「もしジュリーと飯島が問題になっているなら、私はジュリーを残します。自分の子だから。飯島は辞めさせます。それしかない」トップは「近藤真彦です」「うちのトップはマッチです。SMAPじゃありません。失礼なこと聞かないでください」 われわれ記者に語りかける形だがメリー氏が追及の手を緩めることはない。飯島氏はずっと下を向いている。そしてついに直接こう問い質したのだった。 「飯島、うちのトップは誰!?」 メリー氏はまさに“踏み絵”を迫ったのだ。飯島氏は下を向いたまま間髪を入れず、こう答えた。 「近藤真彦です」 このときの、肩を落とした飯島氏の姿が忘れられない。大勢の前でプライドを踏みにじられ、腸が煮えくり返る思いだったに違いない。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあなたはシマウマ」藤島ジュリー氏“被害者ヅラ”にキンプリファン激怒! 会見での「3つの違和感」故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が10月2日、都内ホテルで記者会見を行い、将来的な廃業を宣言した。 現在のジャニーズ事務所は今月17日付で『SMILE-UP.』に社名変更され、性被害者の補償業務のみを業務とする。 所属タレントの受け皿となるのは、新たに立ち上げる新会社で、社名は公募。所属タレントは全員が事実上の独立を果たし、グループもしくは個人で新会社とエージェント契約を結ぶカタチとなる。創業一族の藤島ジュリー景子氏は株式100%を保有したまま、SMILE社の代表取締役に。これは「法を超える」補償を迅速に行うための措置という。 9月7日の会見では社名はそのまま、ジュリー氏もオーナーとして権限を持ち続けたことから逆風が吹き荒れた。それを思えば、今回の会見内容は思い切った改革を行ったように見える。 とりわけ「廃業」という言葉は重く、『ジャニーズ性加害問題当事者の会』の平本淳也代表、石丸志門副代表も「驚いた」と語るほど。天下のジャニーズ帝国が跡形もなく消滅するわけで、芸能マスコミとしても 「まさかこんな日が来るとは……」 と絶句するほかない。 会見後、ジャニーズを取り巻く環境は明らかに一変した。 前回は即座にクライアントがCMの契約見直しを表明したのに対し、今回は『P&G』社がジャニーズ事務所との契約を終了し、新たに生田斗真、菊池風磨、西畑大吾、道枝駿佑と直接契約を結んだことを発表した。「(会見は)まずは及第点といったところでしょうか。ジュリー氏の相続税に関する問題も、本人が『支払う』と明言した。税金の話は国民の反感を買いやすい。 クライアントの中には性加害よりも、相続税の方を注視していた社もあったくらいです。ひとまずイメージ低下の“底”はついたのではないでしょうか」(テレビ局関係者)だが、会見を検証すると、随所に首をかしげざるをえない部分もあった。 1つは会見が午後2時から午後4時までと制限されていた点。そもそもジャニーズは都内一等地に自社ビルを保有しており、わざわざ都内ホテルで行わなくても、自社ビル内のレッスン場にでもマスコミを集めれば、最後の質問が出尽くすまで時間無制限で会見は行えたはずだ。 2つめは東山新社長の発言だ。気になる部分は50年以上も前から繰り返されていたジャニー氏の性加害について問われると 「“見て見ぬをフリしていた”と言われれば、その通りだ」 と回答。自身のハラスメント疑惑については厳しい口調で 「私はセクハラをしたことはありません」 と否定したが、パワハラについては 「パワハラと感じた方はいらっしゃるかもしれませんが、35年から40年前のことでもありますし……」 と、前回同様“若気の至り”を理由としたのだ。会見取材を行ったスポーツ紙記者は 「“見て見ぬフリをしていた”人物がSMILE社と新会社の社長を務めるのはいかがなものか。少なくとも新会社の方はジャニーズとは無縁の人を外部から招聘した方が良かったのではないか?」 と指摘する。 3つめは会見を欠席したジュリー氏が当日、井ノ原快彦に代読させた手紙の内容も引っかかる。ジュリー氏は母メリー氏との“関係”について 「私が従順なときはとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと、気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした」 と述懐。ジュリー氏は20代のころから時々過呼吸になり、現在は「パニック障害」と診断されているという。その上で 「私自身はメリーと話をすることを極力避けて生きてきた人生でした」 とし、心療内科の先生に言われた 「メリーさんはライオンで、あなたはシマウマだからパニック障害を起こさせないようにするには、この状態から逃げるしかない」 という言葉まで紹介した。 ネット上ではジュリー氏への同情の声も上がっているが、一方で 「しれっと被害者の列に並んだ」 という指摘も。とりわけ憤りを隠さないのが、『King & Prince』のファンだ。 同グループは今年5月に中心メンバーの平野紫耀と岸優太、神宮寺勇太が脱退。平野と神宮寺はそのまま事務所を去り、残る岸も9月いっぱいでジャニーズ事務所を退所した。 デビュー前からのファンという30代女性は 「どんなに事務所が否定しようが、キンプリが分裂したのは、ジュリー氏が彼らの世界進出の夢を潰し、ぞんざいに扱ったからだとファンの誰もが思っています。その彼女が“被害者”のように扱われているのが許せません!」 と声を大にする。ジュリー氏はキンプリ潰しの“戦犯”かのように報じた「週刊文春」に対し、訴訟提起しているが、現時点でそれがどうなったかは不明だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー10月2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見。前回と違って、会見に姿を現さなかった藤島ジュリー景子氏(57)。会見で井ノ原快彦(47)が代読した手紙のなかで事実と異なる説明をしていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。「裁判で負けてしまったのは弁護士のせい」と聞かされていた スポーツ紙記者が会見欠席について解説する。 「母親について語ると過呼吸を起こす恐れがあるとのことでしたが、前回の会見直後のハワイ旅行や事業承継税制による相続税逃れを追及されることを避けたのでしょう。会見で、東山(紀之)も『国内にいる』『体調は特に悪くはない』と話していました」 ジュリー氏の考えは「手紙」という形式で、井ノ原が代読した。その中で、ジュリー氏は、叔父のジャニー喜多川氏の性加害について、改めて「知らなかった」ことを強調し、小誌を名誉毀損で訴えた裁判で、2003年に性加害の真実性を認めた高裁判決(2004年に最高裁は上告を棄却し高裁判決が確定)が下ったときのことを、次のように記している。〈ジャニーが裁判で負けた時も、メリーから「ジャニーは無実だからこちらから裁判を起こした。(中略)本人も最後まで無実だと言い切っている。負けてしまったのは弁護士のせい」と聞かされておりました〉手紙に綴られた大きな“ウソ” そしてメリー氏の“毒母”ぶりを執拗なまでに書き連ねている。 〈母メリーは、私が従順な時はとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした〉 〈心療内科の先生に「メリーさんはライオンであなたは縞馬だから、パニック障害を起こさないようにするには、この状態から、逃げるしかない」と〉 その上で強調するのは、ジャニー・メリー両氏との断絶だ。 〈2008年春から新社屋が完成した2018年まで、一度もジャニーズ事務所のオフィスには足を踏み入れておりません。 これは、性加害とは全く違う話で、私が事務所の改革をしようとしたり、タレントや社員の環境を整えようとしたこと等で、2人を怒らせてしまったことが発端です〉ジュリー氏もまた2人の強権による被害者――そんな印象を受ける告白だ。しかし、ここには大きなウソが存在する。断絶の原因はジュリー氏の私生活 ジャニーズ事務所関係者が明かす。 「彼女と2人の関係が悪化したのは、ジュリーさんの当時の夫が原因です。ジャニーズのグループ会社の役員となった彼は巨額の収入を得て、豪華なクルーザーを買うなど金遣いが荒くなっていった。その結果、事務所で夫の金銭問題が調査される事態となり、ジャニーさんとメリーさんがジュリーさんを叱責。そこで夫をかばったジュリーさんとの関係が悪化した。 ジュリーさんとメリーさんらが断絶することになったのは、あくまでジュリーさんの私生活が原因であり、事務所の経営に係る問題ではありません」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー故ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所内で、ついに社内からも藤島ジュリー景子前社長に対する反発の声が上がった。7日に行った会見でジュリー氏は社長を辞任したものの、代表取締役を留任し、会社の株100%も保有したまま。社名の変更もなかったことからCMスポンサーの〝見送りドミノ〟となったのは周知の通りだ。19日には社名の変更を示唆する発表があったが、今も批判の声はやまない。 「会見でジュリー氏は涙ながらにファンに感謝していたが、再発防止特別チームから提言された『解体的出直し』とはならなかったわけですから当然でしょう」(芸能関係者) そんななか、ジュリー氏が4時間12分に及んだ会見を終えたその足でハワイへ飛び、現地で豪遊していたことを21日発売の週刊文春が報道。同氏は海が一望できるトランプタワーの高層階(約5億5000万円)で過ごし、ショッピングを満喫したという。 これにはジャニーズ事務所幹部からも批判の声が上がっているようだ。 芸能プロ関係者は「ある幹部は『事務所が大変な時に、自分だったら海外旅行に行くなんてことはしません。そんなことは普通しないでしょ!』と言っていた」と明かした。 ジャニーズは10月2日にも新体制の発表会見を行うとされる。社名の変更や被害者への対応も迫られている。新会社設立も検討されているようだ。そんな時に事実上のトップがハワイ旅行すれば、社内から反発を受けるのは当然だろう。ーーーーーーーーーーーーー<週刊文春の報道要旨 会見直後にハワイへ> 4時間12分に及んだ9月7日の記者会見を終えると、藤島氏はその足でハワイへ渡航。海が一望できるトランプタワーの高層階(約5億5000万円)で過ごし、ショッピングを満喫し、「豪遊」していた。【ENCOUNTからの質問】 「会見直後にハワイに渡り、ショッピングしていたのは事実でしょうか。事実であれば、一刻も早い被害者救済が求められるこのタイミングでハワイに渡った理由を教えてください」【ジャニーズ事務所の回答】 「ハワイに行き、買い物をしたことは事実です。今回の目的は、実名で多くの誹謗中傷を受け、今年4月に入学していた日本の大学も諦めて米国に行かざるを得なかった娘と会うためでした。いろいろな話し合いをするのに時間も限られていたためにハワイで落ち合いました。娘は私人であり、誹謗中傷で傷つき進路も変更しました。母親としてお願いです。娘の件を面白おかしく書くことだけは止めて下さるとありがたいです」<週刊文春の報道要旨 相続税を払わないことを目的に代表取締役を留任> 2019年7月9日にジャニー氏が死亡して代表取締役社長となった藤島氏は、巨額の相続税を支払う義務があったが、中小企業を対象にした「事業承継税制」の特例措置で税優遇を受けている。この制度では株式の相続税や贈与税の納税が猶予される。そして、実質ゼロにするには、申告期限の翌日から5年間、承継者が代表取締役を務める必要がある。ジャニー氏が亡くなった際の相続税申告期限は20年5月で、藤島氏の場合は25年5月まで。そのため、今年9月5日に社長を引責辞任しても、代表取締役に留まったのではないか。事業承継制度の適用対象は非上場の中小企業でサービス業の場合、従業員100人以下、もしくは資本金5000万円以下のどちらかに該当すれば適用対象となる。同事務所の資本金は1000万円で、法的にも「中小企業扱い」となるが、年間売り上げは1000億円超。その状態で、税逃れを隠して代表取締役留任の理由を「被害者への補償・救済」にすり替えるのは、悪質な手口などと指摘。【ENCOUNTの質問】 「ジャニーズ事務所が事業承継税制の特例措置を利用していることは事実でしょうか。税優遇される特例措置の適用を目的として、代表取締役に留任したのでしょうか」【ジャニーズ事務所の回答】 「そうではありません。被害者の方々への補償を確実に行うために留任いたしました」ーーーーーーーーーーー「“自分も被害者である”と主張し、被害者に補償します、心のケアに寄り添います、と言えば、ある程度のファンの留飲も下がり、タレントに寄り添うジュリー氏は悪い人じゃないと印象付けることができ、最終的にお金になる。ある意味、メリー氏という毒親の前でとってきた防衛策と同じです。常に“いい子”になることが求められていて、その延長線上とすれば、今回の文書もある意味筋が通る。詐欺師が捕まると、自分が被害者だと強調することはよくありますが、あちこちに矛盾点があるあたり、ジュリー氏は詐欺師にはなり切れていないところもある」 母であるメリー氏の激烈な人柄は芸能関係者の間では知られているが、叔父であるジャニー喜多川氏の性加害という犯罪行為とは次元の違う話。社長という責任のある立場にいた以上、自称シマウマの被害者ヅラにダマされてはいけない。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー藤島ジュリー景子前社長の個人資産はゆうに1000億円を超えるといわれている。許しがたい犯罪の上に築かれた収益は全て吐き出すべきだろう。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「1回目の会見で彼女は被害者への謝罪よりも、所属タレントへの思いが全面に立った印象でした。涙をぬぐったのもそこだけ。ただ、ファンには被害者たちが“ジャニーズ事務所をイジメている”という構図に受け止めていますから、ジュリーさんの涙に感謝の声が相次いでいました。2回目は、副社長でタレントの井ノ原快彦(47)に手紙を代読させましたが、ここでも、被害者への思いは事務的に済ませ、身の上話が中心。しかも、会見は2時間しかないのに、長い文章で代読に時間が割かれました。ジャニー氏やメリー氏が悪いことは伝わりましたが、創業家として経営を引き継いだからにはジュリーさんにも説明責任はあります。結局、ジャニーズ事務所の創業家としてのジュリーさんは、言い訳ばかりで十分な説明は聞けずに終わりました。5月の時点で、性加害問題は『知らなかった』と動画謝罪で済ませたのが、彼女の姿勢でしょう。もっとも、極力矢面に立たずに、身の上話やタレント擁護をするスタンスが、ファンにはイメージアップになりましたが。結局、マスコミからのバッシングも、東山紀之社長(57)や井ノ原さんに集中したんですけどね……」(ジャニーズ取材をする週刊誌記者) タレントを大事に思っていたら、同事務所の功労者でもある東山社長や井ノ原だけを会見の場に置くことはしないだろう。逃げ得とみられても仕方がないが、ファンからは支持を得て、ジュリー氏はジャニーズ事務所を守った創業家としてもはやあがめられている。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー口を開かなければ多くの問題が闇に葬り去られる 一方、ジャニーズ事務所には今年1月時点で6人の取締役がいたが、ジュリー氏の取締役歴は2番目に長い。 また、13ある関連会社のうち、10社の社長だった。タレントグッズを販売するジェイステーションや音楽著作権を管理するジャニーズ・ミュージックカンパニーなどである。 ジュリー氏はエージェント会社に関与せず、関連会社の社長も退任する。それを理由に2度と口を開かないつもりだろうか。そうであるなら、ジャニーズ事務所の諸問題は多くが闇に葬り去られてしまう恐れがある。 ジュリー氏は性加害問題を知らなかったというが、それではジャニー氏は80歳過ぎまで誰にも気づかれずに行為に及んでいたのか。にわかには信じがたい。新旧の全社員への聞き取りを行うべきではないか。また、芸能人の生活を大きく左右する忖度の全容も明かすべきだ。 補償金を支払ったら、それで済む話ではないはず。社会や後世に対する説明責任がある。ジュリー氏の体調面に問題があるのなら、前検事総長の林眞琴弁護士をリーダーとした再発防止特別チームが聞き取る形でもいいのではないか。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー自分とメリー氏は違うと暗に強調したが ジュリー氏は過呼吸の恐れがあるため、10月2日の記者会見を欠席した。代わりにエージェント新会社社長の東山紀之氏(57)と副社長の井ノ原快彦氏(47)らが出席し、井ノ原がジュリー氏の手紙を読み上げた。その一部にこんな下りがあった。 「今後、私は補償とタレントの心のケアに専念し、それ以外の業務には一切当たりません」(ジュリー氏の手紙) しかし、ジュリー氏を知るエンターテインメント関係者たちの多くはこの言葉の実現性に懐疑的だ。 「東山氏も井ノ原氏も経営には不慣れで早くも世論の猛反発を受けている。やっていくのは難しいはず。結局はジャニーズ事務所から移籍する古参社員たちに頼るしかない。その古参社員を従わせることが出来るのはジュリー氏しかいない」(元民放社員) なにしろジュリー氏は9月5日に社長を退任するまで同事務所の絶対的存在だった。しかも細かいことまで全て自分で決裁しないと気が済まなかった。 「会社の全てを知る唯一の人。誰も抗えない存在であった」(元ジャニーズ事務所スタッフ)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 制作経験者は「キャスティングで圧力とか言われるが、それは通常のビジネス。『ウチの得にならないからこうしてくれ』というのが、なぜ圧力なのか。現場は『このタレントを出したい』と言い、事務所が『それはライバルだから、やめてくれ』と言う。どっちがいいのか考えているのは普通のこと」と答えた。 一方で「気に入らないことがあると、すぐ『タレントを引き上げるぞ』と言うため、企画がガラッと変わるなど、振り回された感があった」(制作関係者)、「なぜ忖度するかと言うと、番組出演をなくされるのを恐れていたから。実際にジャニーズ事務所の出演していた人気番組が事務所とのトラブルから打ち切られたという話を聞いたことがある」(同)、「編成のジャニーズ担当の中には、マネジャーからの電話に出るために夜中に家に帰ってビニール袋に携帯を入れて風呂に入っている人もいた」(制作・編成経験者)、「怒らせたらダメ。この1年の間にもジュリー氏を通して、キャスティングを巡る圧力が番組にあった」(制作経験者)という声もあった。 また、制作経験者からは「若い頃からベテランのプロデューサーがジャニーズ事務所に平身低頭で接するのを、ずっと見てきた。それを見て育ったので、自然に自分もそうなっていく。うまくやれば、次のジャニーズの仕事も来る。なぜ、みんなジャニーズと仕事をしたいかと言うと、一つは数字をとりやすいから。そして、社内の自分の評価が高まるから」と証言した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《1人当たり100万円超?》“ジャニーズ超豪華マスコミ接待” 民放全局がハワイ招待を認めた「5人が参加、交通費や滞在費は旧ジャニーズ事務所にご負担頂きました」1人当たり100万円超えのハワイ接待 そこには、〈2014年、ハワイのコンサートに招待され、大勢のメディア関係者と同席で食事をしたことはある〉(元編成局員)という証言がある。 これは嵐のデビュー15周年のコンサートを指している。 民放関係者が語る。 「飛行機はビジネスクラス、宿泊には最高級ホテルの部屋が用意されており、1人当たりの費用は100万円を優に超えるでしょう。こういう超豪華な接待を受ける一方で、他事務所のタレントを使うなと言われ、圧力を受ける。ジャニーズが、まさにアメとムチでテレビ局をコントロールしていたことがよくわかる事例です。しかし、性加害問題を受けて各局が放映した検証番組では、ハワイ接待については触れられていません」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこのような巨額の費用負担がジャニーズによるメディアコントロールや、テレビ局の忖度に繋がったのではないか。改めて検証が求められそうだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれは嵐がデビュー15周年コンサートを開催した時の話だ。ハワイでイベントを行った際、旧ジャニーズはテレビ局員やメディア関係者を招待していた。 現地では、国際電話で本社とやり取りをするメディア一人ひとりに専用ケータイを渡したり、高級ホテルに宿泊させたりしていたという。利益供与とも受け取れるが、各局で放送された番組では、ハワイ接待に関して詳細に検証されていない。 芸能プロ関係者は「高級バッグで知られるエルメスの『バーキンをもらった!』と話していた女性芸能リポーターがいたそうです。テレビ各局はタレントの不祥事の際、その本人を直撃取材するために芸能リポーターを現場に派遣する。高級品はメディア懐柔策の一環だったのか…」と話す。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーメリー氏と似ているのは退所者の扱い方 似ている点もある。まず退所者の扱い方。メリー氏が退所者はテレビに出られなくなるよう仕向けていたのは知られている通り。古くは田原俊彦(62)である。田原は1994年に退所すると、テレビ出演が激減した。 2017年に退所した元SMAPの稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(49)、香取慎吾(46)の場合もそう。テレビ局側はメリー氏の逆鱗に触れてしまい、「ウチのタレントを全て引き揚げる」と言われてしまうことを恐れた。 2019年退所の錦戸亮(38)、2020年退所の山下智久(38)2023年退所の平野紫耀(26)たちもテレビに出られなくなった。ただし、これはジュリー氏がテレビに出られなくなるよう仕向けたことになる。 なぜなら、メリー氏の他界は2021年だが、ジャニー喜多川氏が2019年に87歳で死去したころから急激に衰え、「実質的に引退していている状態」(再発防止特別チーム)だったからだ。 前出・元ジャニーズ事務所スタッフは当時のメリー氏について「認知症でした」と証言。東京都港区内の病院に通院していたという。ジュリー氏の存在を抜きにして、錦戸らをテレビから締め出すことは出来なかったはずなのである。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今月2日の会見では、事務所が元裁判官の弁護士らで構成した被害者救済委員会に478人から申し出があり、うち325人が被害を申告、補償を求めていることを明らかにしていた。補償には、事務所在籍確認などを行ったうえで過去の判例をもとに算定、11月から始めるとした。その後も渋谷のNHK放送センター内のトイレでジャニー喜多川氏から複数回にわたって性被害に遭ったとする30代男性の証言をNHKが報じるなど、被害告発は相次いでいる。補償問題は今後、具体的にどうなっていくのだろうか。 ■1人1000万円×500人=50億円 ジャニーズ時代から事務所取材歴の長い芸能ジャーナリストはこう言う。 「判例や事実確認はともかく、申告者1人あたり、被害補償1000万円とします。申告者は仮に500人として、計50億円。『SMILE-UP.(スマイルアップ)』がそれを補償していくのではないでしょうか」 膨大な金額だが、それでも補償金の手当てについてはメドがつくのではないかという。 「藤島ジュリー景子前社長は、叔父ジャニー氏、母メリー氏から相続した資産が個人で1000億円あるといわれています。さらに来年25周年の嵐が再結成し、アニバーサリーコンサートなどを展開したとすれば、その売り上げはざっと見積もって数百億円にのぼる。嵐はジュリーさんが代表取締役を務めるレコード会社に所属し、ジュリーさんは今後も代表の役職にとどまるようですから、50億円くらいは痛くもかゆくもない」 性加害に対する補償を巡っては声を上げた被害者に対してSNSなどで「カネ目当てじゃないか」など誹謗中傷がなされている。しかしながら、当事者の会が投げかけた「新会社で得た利益も被害者への補償および救済の実施に充てられるべき」という提言は至極当然。ジャニー喜多川氏の負の遺産の上に築かれたものはすべて吐き出すべきだろう。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー10月17日、ジャニーズ事務所はその看板を下ろし、「SMILE-UP.」と社名を変更。ジャニー喜多川氏による性加害の補償をするための会社になる。ジャニーズ事務所によると、9月30日までに478人から連絡があり、そのうち補償を求めている被害者は325人。11月から補償をスタートさせるという。 今回、「 週刊文春 」の取材に性被害を明かすのは、田原俊彦やシブがき隊のチーフマネジャーを務めた板野俊雄氏(67)だ。1975年に3人組グループ「ジャニーズ・ジュニア・スペシャル(JJS)」のリーダーとしてレコードデビューした元所属タレントでもあり、ジャニーズ事務所の表も裏も知り尽くした人物だ。 「事務所って商品であるタレントを守るところでしょう。会見で、その商品を加害者のように矢面に立たせて、ジュリー(藤島ジュリー景子前社長)と白波瀬(傑前副社長)は逃げた。そこが一番許せないんです」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージュリーを叱ると、メリーに告げ口をされて…「メリーからは『少年隊は踊れるし、男闘呼組はバンド演奏ができる。シブがき隊は何ができるの?』と言われて悔しくて、必死に売り方を考えました。メリーからは嫌味を言われましたよ。『板野プロの板野社長』と」 その頃、少年隊の衣装担当として家業を手伝うようになったのが藤島ジュリー景子氏だった。 「ジュリーのことは何度も怒鳴りました。ある業者にコンサートの衣装を発注していたのに、なかなか仕上がらない。調べるとジュリーが少年隊の衣装を『こっちを先にやって』と横入りしていた。ジュリーに電話して、『世の中には順番てものがあるんだよ、いい加減にしろ!』と怒鳴りました。するとすぐにメリーに告げ口して、メリーが僕を怒る。あの人はジュリーのわがままを全部丸飲みでした。 会見の手紙でジュリーは母親に何も言えなかったといってたけど、そんなのウソですよ。ジュリーはその時々に売れているタレントにくっついていた。最初は本木(雅弘)に夢中でしたが、相手にされないと、東山と付き合うようになった。メリーも東山のことは気に入ってましたから」 メリー氏は、ジュリー氏と東山のためにマンションを用意していたという。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー局幹部には現場スタッフとは別の高級ホテルを用意し、超豪華接待が行われたらしいね。しかも、メリー氏が直接相手をして、その席で、飯島氏とSMAPの悪口を言いまくったうえ、「ジュリーをよろしく」と、頭を下げたらしい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージュリー氏は、飯島氏やメリー氏よりもっと理不尽な要求を突き付けてくるタイプでしょう。飯島氏も相当にうるさくて強権的だったけど、彼女の場合はやっぱりタレント愛があるし、企画力もあるから、いい番組を作れるんだよ。でも、ジュリー氏の場合は、ただ権力をカサにして、強引にバーターやキャスティングをごり押し、法外な値段をふっかけてくる。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「事務所開き当日、訪問する際に花束とお菓子を持参して一番乗りで事務所を訪問したのが日テレの編成部長と企画担当幹部局員でした。本来は編成局長も行く予定だったようですが、都合が合わなかったようです。真っ先に忠誠心を示す目的があったのだと思います。 『SMILE-UP.』の社長室は、ほかにもメディア各社から送られてきた多くの胡蝶蘭や花束で埋め尽くされていましたよ。日テレのすぐ後には、他局の幹部らもこぞってやってきていました」(芸能事務所関係者) さらに日テレのジャニ担(ジャニーズ担当局員)は人数が増員され、旧ジャニーズ事務所関係者に対してこれまで以上に“おもてなし対応”を続けているという。 「性加害が認定されてからも、関係性は以前とまったく変化はありませんね。今のところ各テレビ局のジャニ担は沈黙していますが、裏では綿密に連絡を取っています。むしろ、今回の一件で、各局のジャニ担は旧ジャニーズ事務所との絆を深めた感じすらあります」(同前)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージャニーズ事務所から社名変更した「SMILE-UP.」の東山紀之社長が、新たなエージェント会社の社長には就任しないことがわかりました。社長には、コンサルティング会社「スピーディ」の社長が就任するということです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「社長辞退」の東山紀之 藤島ジュリー氏の“思惑”で二転三転…「タレント復帰にも暗雲」“ある意味”では東山紀之も“被害者”なのかもしれない――。 『SMILE-UP.』(旧ジャニーズ事務所)の社長で、タレントの東山が、新たに立ち上げる新会社の社長就任を辞退したことがわかった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東山は 「夢は90歳くらいまで舞台に立ちたかった」 と本音を吐露したが、被害者へと向き合うことについて“生涯をかけて取り組む”と会見で決意を表明している。「少年隊」や「東山紀之」というタレントとして、これまで芸能活動をしてきた人物が、ジャニー喜多川氏が起こした性加害問題に生涯をかけるという覚悟は、評価するべきだろう。 「語弊があるかもしれませんが、東山さんもある意味“被害者”ではないでしょうか。100%株主のジュリー氏が信頼しているという理由だけで、両社の社長に任命され矢面に立たされた。 ジュリー氏が福田氏のような外部の経営者などを当初から招聘していれば、東山さんがこれほど糾弾されることもなかったでしょう。日本屈指のエンターテイナーである東山さんは、ジュリー氏の無謀な人選によって潰されたも同然。タレント復帰も難しいかもしれませんね」(芸能プロ関係者)週刊文春では、田原俊彦の元マネージャーがインタビューに答えており、故・メリー名誉会長が、娘であるジュリー氏が当時交際していた東山との逢引用のマンションを用意していたことを明かしている。事実であれば、表向きは全権を“元カレ”という東山に委ね、すべての金と権限を握っているジュリー氏が裏でコントロールしようとした可能性は否定できない。 まさに、ジュリー氏の思惑に“巻き込まれた”かたちになってしまった東山。過去の言動が暴かれたことにより、今後もしタレントとして復活しても、大きな傷が残ってしまったことは間違いないだろう……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東山紀之、社長就任辞退の〝残酷な成り行き〟 「芸能人生を奪ったのが結果的に創業者」の皮肉…一方で芸能界復帰の目も!?「これで東山(紀之)がショービジネスに関わることが完全にできなくなる。彼の人生にとっては、残酷な成り行きとしか言いようがない」ーーーーーーーーーー「結局、東山がジャニーズ事務所の〝負の遺産〟を一手に背負うことになった。記者会見で〝悪魔の所業〟とまで断罪した創業者の尻拭いを、東山が人生をかけてすることになる。創業者がショービジネスの申し子として期待した東山の芸能人生を奪ったのが結果的に創業者だったという皮肉。東山ファンならずとも腑に落ちないめぐりあわせですよね」ーーーーーーーーーー「東山に経営者のスキルがあるわけではないので、新会社の社長として手腕を期待するのは酷。スマイル社は補償会社なので、補償が終われば、廃業が待っている。数年で済めば、東山にはショービジネス復帰の道ができるという見立てです」(情報番組デスク)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー社長とはいえ代表権はなく、株も持たず、ただ“矢面に立つだけ”の役回りを東山以外に引き受ける人物はいなかった。東山の社長就任後、事務所では抗議の電話が鳴りやまず、ネット上には誹謗中傷が飛び交った。10月下旬には都内のSMILE社のビルに不審人物が現れ、警備員と揉み合いになるトラブルもあったという。 「右翼団体を名乗る男性が警備員とぶつかり、大声を出すなどの迷惑行為を繰り返したのです。不審者は2人がかりで追い返したものの、本社ビル付近では以前から街宣車が抗議活動を行っており、一部の社員はいつ“襲撃”されてもおかしくないとおびえていたそうです。誹謗中傷はどんどん過激になり、命まで狙われているという警戒の声もありました」(前出・芸能関係者) そんな中、相次いで所属タレントが独立を表明したことにも東山はショックを受けていたという。 「10月の会見直後に元V6の岡田准一さん、10月24日には嵐の二宮和也さんが独立を発表しました。退所を考えているタレントはほかにも複数いるといいます」(別の芸能関係者)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大みそかのNHK「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20)の出演者13日、東京・渋谷のNHKホールで発表され、SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)所属アーティストの出演は「ゼロ」。旧ジャニーズの所属タレントが紅白に出場しないのは1979年以来、44年ぶりとなる。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーSMILE-UP.は、2023年10月17日付で故・ジャニー喜多川さんによる性加害問題を受け、ジャニーズ事務所から社名変更。補償を終えたのちに廃業することが決まっている。12月1日に被害者への補償金の支払いを開始しており、特設サイトを通じて、12月28日時点で補償内容で合意した126人のうち、115人に補償金を支払ったと発表していた。 加えて、所属タレントとエージェント契約を結ぶ新会社として、STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンタテイメント)を設立。 CEOに、コンサルティング会社・スピーディ代表の福田淳さん、取締役COO(チーフ・オペレーション・オフィサー)に元V6の井ノ原快彦さんが就任している。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーSTARTO ENTERTAINMENTは昨年12月、設立が発表された。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が、故ジャニー喜多川元社長からの性被害者を補償することに特化した会社になるため、タレントとエージェント契約、もしくはマネジメント契約する会社としての設立。本格始動は4月で福田氏は現在、タレントとの契約を進めているという。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上、ニュース記事より抜粋