数学はたいへんおもしろい学問です。
そのおもしろさを伝えることができたなら
きっとコンピュータがとても便利な道具であることが
実感として分かってもらえるでしょう。
そういうシナリオでコンピュータの魅力を伝えれば
心に刺さる子もいるでしょう。
刺さらない子もいるでしょうけど(汗)。
・・・という気持ちで、数学関連のことにこれまでも取り組んできましたが
ゴールデンウィーク前に取り組んだのはこんなのでした。
手作りの「領域選択ゲーム」です。
小学生の生徒さんたちに作ってもらいました。
領域選択ゲームとは・・・こちらをどうぞ。
なぜこれに取り組んだかというと、夏学のこちらの取り組みが素晴らしいと思ったからです。
マネしたとかパクったとか言われても、その通りですとしか言えません。。。
結び目理論というのは大変興味深くて、
その入り口は上記の領域選択ゲームでもいいし、あやとりでもいい。
子どもたちにとって、とても入りやすい分野だと思います。
位相幾何学とかトポロジーとか言われる学問の範疇に入りますが
難しそうな名前に怯えずに、実際にひもを結んでみたほうがいいです。
数学界には100万ドルの懸賞金がかけられたミレニアム問題が7つあって
その中で今のところ解決されているのはたったひとつ、ポアンカレ予想だけです。
あやとりや領域選択ゲームからトポロジーに入って
大きな目標としてポアンカレ予想の理解を立てる。
当然途中で、たくさんの計算が必要になってくるでしょう。
コンピュータの出番です。
一生懸命、紙と鉛筆、電卓で計算していたのが馬鹿らしくなるくらい、最良の道具だと気づくでしょう。
そういう風なコンピュータの使い方もあるのです。
昨今ではテレビゲーム機の一種類とみなされてしまっている気がしないでもないコンピュータですが
できるだけその本当の魅力を伝えたいなと思っています。
もちろんゲーム機としても有能だとは思いますが。