子どもが外で遊ばなくなった
テレビゲームや携帯ゲーム機のためだ
というのは極論だと思っています。
もちろんゲーム機が、子どもが外で遊ばなくなったことの一因ではあると思います。
外遊びだけでなくて
トランプだとかUNO、すごろく、オセロ、将棋、チェス、麻雀、花札、ドンジャラ・・・
そういう遊びも減ったように思います。
個人的にはそういう遊びの減少が大きな問題なんじゃないかと思っています。
実際にはそういったゲームは形を変えて
今はテレビゲームのひとつのアプリケーションプログラムとして遊ばれることもあると思います。
そうなると子どもたちはいとも簡単にやり直します。
まだ負けと決まっていなくても、負けそうならリセット。
先ほど負けた形と同じような不利な状態になったらリセット。
とても考えているようには見えません。
でたらめに手を打って、プログラム上の欠陥に当たることを祈り、運よく抜け道のような勝ち筋を見つけたら喜ぶ。
そういう遊び方をすることがあります。もはやゲームではなく、計画性のないダメなデバッグのようだと感じます。
デバッグはプログラマがやればいいと思います。
デタラメでなく計画的に効率よく。
プレイヤーはちゃんとゲームで遊びましょう。
子どもたちはゲームの遊び方を知らない。
ゲームはもっとよく考えて遊ぶものです。
昔は大人にも少しゆとりがあって、家で子どもとトランプをしたり将棋を打ったりする時間があった。
ルールだけでなく駆け引きとかコツとか考え方とか、そういうのを子どもたちに指導することができた。
今はそのゆとりがなく、代わりにプログラムが相手をしてくれる。そういう時代なんじゃないかと思っています。
そして生まれるのがでたらめなデバッガ―です。
ハッピーコンピューティングとしては、子どもたちにはできるだけ知的な活動に興味を持ってもらい
最良の道具であるコンピュータを使いこなしてほしいと思っています。
だから、アナログのゲームやパズルの本来の遊び方を大切に指導したいなと考えています。
すでに取り組みを始めているルービックキューブだけでなくて
いろいろなもの、たとえばトランプだとかルービックスネークだとかを取り入れていこうと考えています。