倉庫番というゲームがあります。
1982年に今林宏行さんが作って、いまや世界中で知られている傑作パズルゲームです。
大人なら知っている人も多いと思います。
ルールはシンプルだけどとにかく奥の深いゲーム。
論理的な思考力がどうとかこうとかいうなら、こういうので遊ぶのがいいのではないかと思います。
そんな倉庫番ですが、先日、ハッピーコンピューティングの小学1年生の生徒さんにViscuitで倉庫番もどきを作ってもらいました。
ここで動かせます。
http://develop.viscuit.com/env/view.html?control=play%3A00300014%3A1719%2F1-1%2F024.json%3A
小学1年生だけどなかなかちゃんとしたプログラムができたぞ!
と、私自身、プログラミング指導者としては満足しています。
でも・・・
だけど・・・
倉庫番の本当の面白さはここからです。ここが入り口。
ここで満足していてはだめです。
小手先のプログラミングだけ学んでも、いいものを作れるようにはならないでしょう。
もちろん最低限知らなければいけない技術はあるからそれは指導します。
でも本当に知ってほしいのはそれだけじゃないんです。
難解なステージを解いていく、プレイヤーとして遊ぶのもいいでしょう。
だけど、究極的に難しいステージを作り上げようとするのもおもしろいのです。
どうやったら難しいパズルにできるのか。それを考え始めると時間がいくらあっても足りないはずです。
そういう遊び方を知ってほしい。考えて考えて、考える遊びです。
考えて、作って、試して、壊す。その繰り返しです。それは楽しいはずです。
本当の面白さが分かってきて、自然な流れで
「こういうのを実現する技術が欲しい」 とか
「あの技術を使えば実現できるらしいから調べてみよう」 とか
そういう風にあとから技術を積み上げるのがいいんじゃないかと思っています。
そんな風なとても大切なことが伝わるように
様々な取り組みを今後も継続していこうと思います。