株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。

 

 このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。

 

 

さて、先日、久しぶりにChina Clubにお誘いいただきましたので

その時のおはなしを。

 

ここは古くからある会員制クラブで、

広東料理の美味しさもさることながら、

レストランのインテリアが

いかにもオールド香港風でとても楽しい空間。

 

 

エントランスのこんなオブジェ(写真左上)から始まり、

1920~30年代上海風インテリアの中に、

中国風だったり西洋風だったりの様々な絵や

キッチュなオブジェが所狭しと飾られ、

各所に配置された印象的なデザインのランタンランプの妖しい光でつくられた

椰子の葉の幻想的な影が幾重にも壁に映り込む、

なんともオリエンタルな"香港"的レストラン。

 

コテコテの強い原色が飛び交っているのに、

マホガニーの深いブラウンのおかげで落ち着く空間です。

いろいろな色があるだけで

なぜか不思議とワクワクしますね。



調度品もひとつひとつ楽しくて、

それを眺めるのも楽しいだけでなく、

お客様のおしゃれを眺めるのも結構楽しい。

 

ここは会員制クラブなので、ドレスコードがあるのです。

そのおかげで、

どのテーブルもちょっとドレスアップしていて

なんとなく華やか。

 

昔の香港は、

みんなおしゃれしていてとても素敵でしたが

最近は大陸からの観光客も増えたり、

トレンドもかなりカジュアルになったせいか、

最近は高級レストランにディナーに行っても、

昼間の格好のまま、大荷物を抱えて、

席までやってくるお客様もいらして、

旅行中は時間もなくしょうがないとはわかるけれど、

ちょっと場の雰囲気を壊してしまって

残念に感じることも。

 

ここのドレスコードは

ジーンズやTシャツ、ポロシャツ、トレーナー、

サンダル、スリッパ、運動靴は不可。

たいして難しいことではありませんが、

これを守るだけで

こんなにいい雰囲気になるのね、と感じます。

 

この夜は満員で、お誕生日を祝うテーブルもたくさん。

見渡すと、どのテーブルも申し合わせたかのように

男性はダークスーツ、女性はブラックかホワイトの服装。

金融系の仕事の方が多かったのかもしれませんが、

「ここのドレスコードはブラック?」と思うほどのブラック率。

初めて行く方はブラックなら間違いないかも?(笑)

 

 

忘れていたここのお楽しみのひとつ。

 

 

 

最初の写真の右下にも登場していた「フォーチュン・クッキー」。

なぜか大好きです。

「今日はどんなことが書いているかしら?」

とワクワクして開けると、

 

"Smiling often can make you look and feel younger."

(笑顔はあなたを若く見せ、また感じさせてくれますよ)

 

まさにその日、「笑顔って大切」と思っていたので、びっくり。

簡単な良いことなので心にとめて過ごそう!

と思いました。

 

ご一緒の方には

"Excitement and intrigue follow you closely wherever you go."

(エキサイトメントと陰謀(?!)はあなたがいくところどこにでもついてきます)

 

世界中を旅して生き生きと刺激的な毎日を過ごされている方にぴったりの言葉に感じました。

 

写真左のランプは、なぜかその日いちばん気になったもの。

フラミンゴ流行っているからかしら?!