株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。

 

 このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。

 

もうすぐハロウィンですね。

日本では最近、ヴァレンタイン以上にハロウィンが注目されているとか。

 

山の方では紅葉がだんだんと美しくなってくる季節。

ハロウィンが近づくと、カボチャ色=オレンジが気になってきます。

 

人それぞれ、色にまつわる記憶があると思います。

私は、小学生だったある日、学校から帰宅すると、

家のキッチンがオレンジ色になっていてびっくり!

 

なんと「オレンジ色が好き」といった父の一言で、

母がキッチンをオレンジに塗ってしまったのです。

あまりにも強烈なオレンジにやられて、しばらく私はオレンジ色が苦手でした。

 

高校生の時にお土産でもらったネイビーのTシャツにオレンジのアクセントがあって

写真を撮ったら、とても似合っていてびっくり。

また、のちに、似合う色を知ると、オレンジが意外と似合うということを知り、

私のオレンジ嫌い時代が終わりました。

 

その後、パシュミナが流行った時期に、出張先のNYで

たくさんのオレンジのヴァリエーションの中から

「これは究極のオレンジ!」というオレンジのストールと出会いました。

とても気に入って使っていましたが、

ハロウィン前日の原宿で道で落としてしまい、

5分後に気づいて戻りましたが、ストールは消えてなくなっていました。

 

それからずっと気に入ったオレンジがみつからず、

やっとまた気に入ったオレンジのストールを見つけました。

今度はちょっと高価でしたが、その分大切にしようと決めて購入しました。

ある日、仕事に遅れそうで慌てていた時にまたもや道で落として

やはりすぐに気づきましたが、消えてなくなりました。

 

それもちょうどハロウィンの季節でした。

ハロウィンにぴったりのストールだったから、

見つけた人がつい欲しくなってしまうのもしょうがないかもしれませんね。

 

ということで、この季節にオレンジを見ると、

いつもそれらの思い出がよみがえり、ちょっと悲しくなってしまいます。

 

もうオレンジのストールを買うのはやめよう、

と思っていましたが、先日、何年かぶりにまたオレンジのストールに出会ってしまいました。

どうしようかな〜と思案中。

ハロウィンの季節に纏って楽しみたいですが、なくすかもしれないので

そのあとのほうがよさそうですね。

 

 

 

 

暖色系であるオレンジは、外に広がって大きく見える色。

使い方を間違えると、ちょっと悪いほうに目立っってしまいます。

 

スプリングやオータムといわれるイエローベースの方には似合いやすい色。

スプリングなら、明るい澄んだオレンジ、

オータムならちょっと苦味のある大人っぽいオレンジがよく映えます。

 

反対にブルーベースといわれるウィンターやサマーの人は

オレンジを顔にあてると顔色が黄ばんで顔色悪く見えがち。

でも分量に気をつけて、ちょっとだけ使うと逆にいつもと違う印象でおしゃれ。

先日のTable with Colorsセミナーの際、ウィンターの母(実はオレンジ大好き)は

襟元に細くオレンジのアクセントがはいった、

前身頃が黒で、後ろ身頃がグレーのセーターを着ていて素敵でした。

 

オレンジは黒と合わせると、とても強い配色。(←単色調和ですね)

ちょっときつい、と思ったら、グレーやネイビー、カーキ、ベージュなどと

合わせると、同じオレンジでも印象が和らぎます。

 

いろいろ試して、ハロウィンに素敵にオレンジを着てみてくださいね。