(株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。
このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。
前回は、「反対色」についてお話ししました。反対色のことを、補色ともいいます。
おさらいすると、下にあるような色相環で反対側に位置する色のことを、
反対色(補色)といいます。
反対色の組み合わせは、赤と緑のほかに、図を見るとわかるように、
いろいろあります。
ここに並んでいる色は、どの色にも「色み」があります。
色がない色、つまり、黒やグレー、白という色は入っていません。
白~黒を「無彩色」といいますが、無彩色にも反対色があり、
白の反対色は黒になります。
だから、このお料理の盛り付けには、
① わさびやカボスのグリーン × 赤いお皿
② イカや鯛の白 × 海苔の黒(厳密には黒に近い深緑ですけれど)
と、2つの反対色の組み合わせが使われているのです。
海苔の黒っぽい色が白い食材をいきいきと際立たせて
さらに美味しそうに見せているわけですね♪
白 × 黒は、モノトーン同士の地味な無難な組み合わせ、と思っているかもしれませんが、これも反対色の組み合わせの1つなので、色の配分の仕方次第で、意外と強い印象にもなる組み合わせです。