(株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。

 このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。

 

前回は、ソラマメ色(グリーン)を美味しそうに見せる漆の赤は反対色であるというお話をしました。

 

反対色とは、どんな色のことでしょう?

 

色みのことを色相といい、色相を環状に配して体系化したものを色相環といいます。

 

✴︎色相環イメージ。種類もいろいろあります。 

反対色とは、色相環で反対側に位置する色のこと。

 

上の図でいうと、グリーン(ソラマメの色)の反対側にあるのは赤(漆のスプーンの色)、あずきの色に近い赤紫も緑のほぼ反対側に 位置しています。

 

 

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反対色同士は、お互いの色をより強く、鮮やかにきれいに見せる効果があります。

 

緑色の食べ物を美味しそうに見せるには、赤い食材を近くに飾ったり(写真a)、

 

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a. デザートの、赤いスイカのゼリーにさした緑のミントの葉は、赤の反対色。

 

 
食べ物ばかりでなく、お皿と食材で組み合わせると、載せてある食べ物を一層生き生きと美味しそうに見せる働きがあります。(写真b)
 
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b. あまり色味のないお造りが、お皿の色と薬味の色で引き立てられて、より美味しそうに見えています。

 

 

赤いお皿に載せたイカと鯛のお造りに、緑色のわさびやかぼすを添えると、反対色同士の組み合わせになり、食材が一層鮮やかに、新鮮に、美味しそうに見えてきます。(もちろん、おいしいのですよ!)
 
 
実は b の写真には、もう1つ、反対色がかくれています!
 
次回はそのもう1つの色の効果についてお話しますね。