(株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。
このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。
先日、東京のオフィスで母が「赤」についての取材を受けました。
取材前に「できれば赤を装いに取り入れてくださいますか?」とのリクエストが。
赤はとても目立つ色。全身で身につけるのは避けたい母は、ネイルを少し濃いめの、自分に似合うダークレッドにすることに。そして、ティーカップを赤の効いた食器にして、めずらしい真っ赤なシュークリームをお出ししたら、「とってもドラマティック!」と、それは皆さまに喜ばれたそう。
✴︎香港のロブションも、真っ赤な店内に赤いステンドグラスから夕陽がさし込んで、とてもドラマティック。赤の効果で実際より暖かく感じるのか、いつも冷房がとても効いています。
取材には編集の方、ライターの方、カメラマンの方、広告代理店の方など多数いらっしゃったそうですが、取材なさる側の皆さまも、それぞれ、思い思いに「赤」を取り入れた装いでいらして、見ていてとても楽しかったそうです。ある方は靴に、ある方はバッグに、カメラマンの方はカメラについているベルトで赤を取り入れて。
太陽や血、情熱などを連想させる赤は、人を最も刺激し、ワクワクさせる色。その色が随所に散りばめられた空間で、全員ワクワク、とても楽しい時間になったようです。
今日香港で見かけた女性は、紺のショートパンツに白いTシャツというスポーティないでたちに、赤い口紅とネイル、それにストラップの細い赤いバッグを合わせていて、ほんの一瞬すれ違っただけでしたが、赤の使い方が印象的で記憶に残りました。赤を全身で着るのに抵抗がある人には、こういう、全体に対してほんの5%くらいの取り入れ方はおすすめです。