先生の話を聞かない

指示通りに行動できない

授業中に歩き回る

これらは「小1プロブレム」と呼ばれ、

今、公立小学校の2割以上で発生している現象です。


背景には何があるのでしょう?

幼稚園・保育園から小学校に入り、

生活習慣が大きく変わることにも原因があると思います。

でも、それは今も昔も同じ。

他に考えられるものとして、

感情や行動をコントロールする力が足りないことや、

核家族や地域社会との関わりが少なくなったことで、

ルールやマナーを学ぶ機会が少ない

といったこともあるようです。



特に、「感情コントロール」の点でいうと、

昔なら小さい頃から年齢の異なる子供たちが

遊びながら、時にけんかしながら自然と身につけていったものですが、

今の子供たちは外で遊ぶことが少なくなり、

成長とともに身につける機会が減っているのは確かです。

だからといって、

「あれはダメ」「ああしなさい」「こうしなさい」では、

自分で考える力も身につきません。

「親」の字にあるように、まずは「見守る」こと、

一番の基本となる「生活習慣」を整えることが大事なことです。



4月は新生活スタートの時期。

家族みんなで、

食事・運動(体を使う遊び)・睡眠をしっかりとるところから

始めてみましょう。