―『美男〈イケメン〉宮廷〜麗しき4人の皇子たち〜』―


**退出よりも
  “命”を選んだヒロイン

──恋ではなく、人としての愛が導いた決断**

14話では、ついにゲーム世界から

退出できる条件がそろい、

ヒロインは元の世界へ戻る

最大のチャンスを手にします。


けれどその直前、

太子が命を落としてしまう場面に遭遇し、

彼女は“退出”ではなく

“リセット”を選びました。

 

太子は恋愛の対象ではなく、

あくまで兄のように頼れる存在。


それでもなお、

ヒロインは自分の未来よりも、

太子の命を救う道を迷いなく選びます。

 

この選択に、胸が熱くなりました。

 

ヒロインは物語の序盤から一貫して、
「目の前にある命を救う」
という強い思いを持ち続けています。

 

たとえそれがゲームの世界であっても、
たとえ自分が退出できなくなっても、
助けられる命を見捨てるという選択肢を、

彼女は最初から持っていない。

 

物語の後半でヒロインが語った
「医師としての倫理に従う」
というセリフは、

 

まさに彼女の生き方

そのものを表す言葉でした。

 

恋ではなくても、

特別で、大切で、

守りたいと思える存在がいる。


その人の命を救うために、

もう一度最初からやり直す。


その真っ直ぐな決意に、

深い感動を覚えます。

 

ヒロインが示したのは、
恋よりも深く、

人としての尊さに触れる

“静かな愛”でした。

 


 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございます。

 

ドラマを楽しむ一助となれば幸いです💕