資料紹介

明星大学通信教育部、教育原理1・2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。

◆1単位目課題
1. 教育思想家の考え方に言及しつつ、自分自身のこれまでの教育的体験を踏まえて自分の視点で教育観を述べよ。
2. 明治期の学校教育史の要点をまとめよ。

◆2単位目課題
1.戦後日本の教育改革について3点を取り上げ、要点をまとめよ。

2.現在の学校教育の課題について考察せよ。

◆講評
1戦前期の教育体系との対応をふまえながら、各要点を的確にまとめています。
2確かな認識に基づいて現在の学校教育の課題を抽出しています。

資料の原本内容

~教育原理1単位目~

(1)「教育」という語には様々な意味のとらえ方がある。
なぜなら、人間の長い歴史のなかで複雑な文化や生活様式が現れるにしたがって、「教える」「学ぶ」という面からの教育の考え方に多様な考え方が生まれるからである。
その様々な教育観に触れ、自らの教育観を深めることが大切である。
以下では、3人の先人の教育観に触れながら、自分自身の教育観を述べることとする。

デュルケムの考え方は、大人が子供の到達すべき社会的基準を定め、その目標に達するように導いていくというものであり、これは「伝達」を重視した考え方である。彼の考えには、教育は社会化であるという定義を持っている。そのため大人から子供への一方的な教育を行い、その社会的基準を満たせば教育は終了となり、その人は社会的存在を形成することに完了したことを表す。このようにデュケルムは、教育によって理想的な社会を創れる人間を創ることを目的とした教育観もっていた。

そして、デューイの教育観はデュルケムのような知識を持つ教師が知識のない子供に一方的に伝えるというものではなく、子供と教師の相互活動を重視していた。それは教師が子供に教え...
 
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