資料紹介

放送大学面接授業「心理学実験2」2022年度のA〇レポートです。詳細は、東京文京学習センターのクラスコードXをシラバスでご確認ください。

参考文献はありません。図表は全て実験結果に基づく自作です。

資料の原本内容

放送大学 心理学実験2レポート

レポート課題:
実験3 自由再生における系列位置効果

実施日:年月~日
提出日:年月日
学生番号:
提出者氏名:
指導者:

序論
 呈示された項目のリスト内の位置によって、記憶の再生率に違いが見られることを系列位置効果という。系列位置効果の中には、最後のほうの項目が最もよく再生される「親近性効果」、最初の項目が再生されやすい「初頭効果」という現象がある。
 この系列位置効果がなぜ見られるのか、その理由については、記憶の二成分モデルが指摘されている。それによると、記憶の貯蔵庫には短期貯蔵庫と長期貯蔵庫の二種類があり、記憶されたばかりの刺激は短期貯蔵庫に貯蔵され、やがてより永続的な記憶の貯蔵庫である長期貯蔵庫に移される。このモデルに基づくと、呈示されたリストの項目はまず短期貯蔵庫に貯蔵され、十分な反復(リハーサル)を行うことが出来れば長期貯蔵庫に移される。
 つまり初頭効果は、最初の方に提示された項目が長期貯蔵庫に貯蔵されているために、見られると言える。一方で最後の方に提示された項目は、短期貯蔵庫に移されたばかりの項目である。そのため、短期貯蔵庫に項目...
 
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