資料紹介

2021年度【佛教大学:日本語学概論】リポート

この授業に関しては、2020年度のシラバスと比べると、留意点など変更されている箇所が見受けられましたので、2021年度のものでないリポートを参考にする際は注意が必要かと思います。

●第1設題
「第1設題の留意点をよく読み、「仮名づかい」について、3200字で述べなさい。」

フィードバック内容:
「それぞれの仮名遣いについて詳しくまとめられていると思います。」


●第2設題
「第2設題の留意点をよく読み、「美しい」と「きれいだ」について、意味の類似点と相違点を3200字で述べなさい。」

フィードバック内容:
「両語の類似点・相違点について、簡潔にまとめられていると思います。」

リポート作成の際の参考にお使いください。

※注意喚起
2020年度以前のシラバスに基づいたリポートや科目最終試験の解答例を、2021年度のものとして掲出しているケースがあります。シラバスの留意点や試験の題目が変更されているものもありますので、アップロードされた日付に注意が必要だと思います。リポートについては参考にすることに影響はほぼなさそうですが、試験内容は全く違うもの(おそらくかなり古い)が挙げられていることがあります。

資料の原本内容

【第1設題】
第1設題の留意点をよく読み、「仮名づかい」について、3200字で述べなさい。

 「仮名」とは日本語を書き表すために作られた表音文字であり、仮名遣いとはこの表音文字である仮名を、ある語を書き表すためにどう使用するのかという規則のことである。端的に述べると「仮名の遣い方」を表す方法ということになる。
  平仮名や片仮名が用いられ始めたころは、一つの音節に対して一つの仮名が対応しており、非常に表音的であったため仮名遣いに問題は起こらなかった。しかし平安中期以降、音韻の変化により、それまで区別があった「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」が同音となり、語中・語尾の「は・ひ・ふ・へ・ほ」と「わ・ゐ・う・ゑ・を」が同音となってしまったため、これらの音の仮名表記には、二種類以上の仮名が使用されるようになり、区別して書き表すことが難しくなった。鎌倉初期にはその混同がより甚だしくなっていたと思われる。(宇野、1984;91)本リポートでは、五つの仮名遣いについて時代を追って説明し、その問題点について言及していきたい。音韻の変化が単語の表記に影響を及ぼし始めたのは、平安中期頃からである。そ..
 
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