資料紹介

【平成27・28年度】日大通信 保険総論/分冊1

資料の原本内容

保険総論 【分冊1】
保険制度とは、保険加入者が、火災、盗難、死亡、障害などの偶発事故の発生に備えて、最小の費用を事前に負担することによって、事故発生の際には経済的に保障される経済的社会的制度です。
その仕組みは、事故発生率その他を考えて、合理的に算出した予備貨幣としての分担金(保険料)を多数の経済主体(保険加入者)から事前に徴収し、保険資金と呼ばれる危険に対処するための基金を形成しておき、事故にあった加入者にその基金から給付を行うものです。
私達を取り巻く様々な事故から生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策の1つである保険制度ですが、その制度が成立するためには、前提条件や制約条件もあります。
まず、保険制度は貨幣を利用していることから、保険制度が成立するための経済的前提条件として、貨幣経済の発達、そして個人の独立が挙げられます。
個人が独立することで、自分の財産が生じ、自らが責任を負わなければならなくなると、そこにはリスクが発生します。
そのリスクに対応するために、保険加入者は保険料を支払うのです。
そして、損失を生む事故が発生し、金銭的入用が生じた場合には、保険者(保険会社など)..
 
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