高速道路が崩れるイメージありますか?

実は豪雨災害や地震の後に高速道路が崩れた場合、通行ができないので、なかなか目にすることはありません。ないよね。



通行できるようになると、走っていると崩れている崖やトンネル近辺の土を目にすることになります。運転していたら横目で見ることはないので、トンネル近辺が目につきやすいかもしれませんね。過去に起きた有料道路、高速道路の被害を考えてみます。

熊本地震は道路の盛り土が崩壊していました。能登半島地震でも起きていましたね。


数えればキリがないのですが、地震ならなんとなく被害がでるのが、わかるような気がします。


でも、豪雨のあとに、意外と!!高速道路近辺が崩れているように感じます。

わたしは、勝手にどこか高速道路は壊れないようなイメージをもってるのかもしれません。


西日本豪雨あとには、山陽自動車道が神戸の辺りまで崩れて、被災した山を眺めながら運転していくという感じでした。


後になると、あれだけの山体崩壊があったわりに、道路自体の被害は少なかったのかもしれないと思います。


となると、山口の岩国市の方の高速道路で、かなり前に長い距離の損壊があったのを思いだします。あれはどうだったのかと。


この時は雨量も結構ありました。こ地下水や断層が原因だったのか、工事の何かだったのか、わからないのですが、道路がなくなる。そんな事あるのか!と驚きました。(実際に私たちがいつも通るアスファルトの下だって空洞だったりしますよ)


そんなこと、考えると、工事の時に盛ってある土はどこから来たのか??って事も気になりますよね。



今の話は岩国なので、もともとまさ土が多いのかもしれませんが、そうでない土地にも、盛る為に持ってきた土。その質って考えてみたら知らないって事があるなあと思いました。高速道路を作る時に盛り土した土はなんだろう??


私が素人ながらおもうのに、高速道路というのは、山を横切ります。横切っている時に、谷(沢)を埋めてその上を走っているタイプと、谷は埋めずに済んでいるタイプを見る事があります。


どう考えても、頂上に降った雨が集まって沢になる。または、染み込んだ雨が地中にいることができなくなり地表にでてくる湧水から沢ができる。この二つの水の道から重力に従っておりてきます。これは至極当然。



そこへ今日から道路にしたから、あんたこっちに行って!と流れが変わるわけです。

勿論、変わっても、流れがうまく集まっていく想定を工事の時にしています。はずです。


しかし、水の道は一生一緒ではありません。

ちょっと崩れたり、石が落ちたり、そちらの方がようするに、下になったりする事でそちらに流れ始めることはあります。


何年も経つと高速道路の上だけではなく、横切った沢の上流などにも,変化があったり、土石流が起きたりすると、その影響で流れていく沢が増えたり、太い川に乗っ取られたりしていきます。


工事の時の排水の処理も勿論ですが、山が崩れる。鹿の食害にあう。太陽光パネル設置が行われる。

関係しそうなことは山ほどあります。

何が起こるかわからない未来。

水の道もきっと変わります。

そのとき、想像以上に地下水や、新しい水の道が道路に影響を及ぼすことはありますよね。うーん!怖い。ひどい雨の日は出かけないって、自宅避難って、意外と大切ですよね。人口が減って技術士になってくれる人がいないと設計が間に合わないよー。


気になるのはもう一つ。(怖いなあと思うことが、あるんです)


高速道路の下には、日が当たらない。

当たり前ですよね。


水が落ちない。

当たり前ですよね。


わかった人もいると思います。


ハイ。あれです。


砂漠。化。



ここに、上から沢伝いに水が流れてくる雨が、高速道路の高架の根元をですね、砂がくるくるって、回って洗うんです。砂が洗うので削れます。


こわーい。怖いですよ。まじ怖い。


もし、高速道路の高架の根元を見る機会があるなら、そこの砂漠化を見続けて、危なくなったら通報しましょう。

怖い話で終わってごめんね。