エスカレーターで歩く人は一向にいなくなりません。


駅のエスカレーターの昇降途中の壁に貼ってある、


「危険だから歩くのはやめよう」


というポスターを読みながら歩いてる人すらいます。


ただ、


この長きにわたるエスカレーター問題に終止符を打つアイデアを、


私シューマッハ中村竜太郎が思いついてしまいました。


それが、


『エスカポイントの導入』です。


このポイントは、エスカレーターの空いている列に立ち止まることで貰えるポイントです。


東日本では、歩く人のために右側を空け、


西日本では、歩く人のために左側を空けようという暗黙の空気が流れています。


今回は話を単純にするために、東日本の場合を例に案を説明させて頂きます。



以下が具体案です。



歩く人のために空けられている右側の手すりに、


等間隔でチップを埋め込みます。


『エスカポイント』は


『エスカポイントアプリ』をインストールすることで、誰でも気軽に貯められるものです。


そして、エスカレーターに乗った直後からスマホを手すりにかざし、


上り終わる、または下り終わるまでずっとかざし続けていたらポイントが貯まるというものです。


エスカレーターの正しい乗り方は、


手すりを掴んで立ち止まるというものです。


なので、右手で手すりを掴み、


スマホを持った左手をチップにかざすというスタイルなるかと思います。


これで絶対に解決できます。



「いや、わずかばかりのポイント欲しさにそんなのやる奴いる?」



と思った人がいると思います。


ただ、


ここで活躍するのが、


我々、



ポイ活ガチ勢なんです。



現状この問題がいつまで経ってもなくならないのは、


いくらエスカレーターでの歩行の禁止を呼びかけても、


歩きたい人の通路を防いでしまったら、


秩序を乱す戦犯になってしまうかのような後ろめたさがあるからです。


その気持ちから、わざわざ時間を無駄にしてまで長打の列を作っている片側に並んでしまうという、愚かな選択をしてしまっているのです。


ただ、その中に潜むポイ活ガチ勢達は、


生活の中でポイントが貰えることを約束されたとき、


秩序を乱してまで必ずポイントを獲りに行くのです。


そもそもこの秩序は間違った秩序であり、


立ち止まる方が正しいという後ろ盾もあるので堂々と実行できてしまうのです。


ポイ活ガチ中のガチ勢シューマッハ中村竜太郎なら、


残りの人生で乗る全エスカレーターでポイントを獲りに行きます。


自分の後ろに明らかに急いでいる人の気配を感じたとしても、


堂々と立ち止まり続け、


「道を空けろ。」と後頭部に唾をかけられても、


「邪魔だ。」と木刀で頭を割られても、


微動だにせず、


僕は頭から血を流しながらも、断固として手すりにあてたスマホから手を離さないでしょう。




ポイ活ガチ勢がどのくらいいるのかわかりませんが、


仮に日本人の1%いたとしましょう。


1%もいないとしても、


エスカポイントに興味を持ちやってみようと思った人達との合計が日本人の1%いたとしましょう。


すると、100人に1人がエスカポイントを貯めにいくことになります。


具体的に計算や実験はしていないですが、


エスカレーターに乗る100人に1人が通路を塞げは、


その人を先頭に後ろが詰まり、


半永久的にエスカレーターに乗る全員が嫌でも止まらざるをえなくなるのではないでしょうか。


そして、この政策はまず、


資金力のあるJR東日本が、


駅構内のエスカレーターで導入するのが良いと思います。


JR東日本では、モバイルsuicaで乗車するだけでJREポイントが2%も還元されてしまう施策を長らくやっているので、


そこから予算を引っ張ってきても良いと思うのです。


そもそもJR東日本ではエスカポイントではなく、既に広く認知されているJREポイントを付与すれば良いのです。


そうすれば、既にモバイルsuicaを利用しているユーザーが新たにアプリを取らなくてもエスカレーターでポイントを貯められるようになるので、


かなりの人が取り組むようになると思うのです。


ちなみに都心の駅構内のエスカレーターでは常にエスカレーターが混雑しているので、混雑緩和のためにも最初に導入する場として最適かと思われます。


以上が僕が考案した『エスカポイント』の詳細です。


ポイ活ガチ勢の僕だからこそ思いついた名案だと思います。


もしこの政策に光るものを感じた企業の方がいましたら、是非導入して頂きたいものです。


そして実現したら、


ポイ活ガチ勢の僕は誰よりもエスカポイントを貯めるため、


毎日一日中、


何百周もエスカレーターで上り下りを繰り返そうと思います。





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