コロナによって収入が減っていた中で、
夫婦で特別定額給付金の20万円と
個人で持続化給付金の100万円は頂くことができ、
この２つは僕みたいな生活水準の低い無名芸人からしたら十分ありがたかったのですが、
納得できなかったのが、
住居確保給付金でした。
自治体によって条件も違うのですが、
この制度をめちゃめちゃ簡単に大雑把に言うと、
３ヶ月間自治体が家賃を払ってくれる。
というものなのです。
僕は度を越えたケチの倹約家なので、
お金のことに関しては誰よりも早く、
光回線並みの速度で情報を仕入れているので、
かなり早い段階でこの制度のことも知っており、
自分も給付の該当者になるのか調べていたのです。
しかし、残念ながら、
僕の住んでいる世田谷区では、
条件の一つ、
二人暮らしの者は、二人の貯金額の合計が78万円以下であれば対象
という項目に阻まれ、
給付の対象とはなりませんでした。
さすがにそのくらいの貯金は全然あるし、
本当に困窮している人のための制度なのだと理解し、
この制度のことは忘れて過ごしていたのです。
するとどうでしょう。
回りを見ていたら、
芸人仲間が続々と、
住居確保給付金を手にしているのです。
・・・
ちょっと待ってくれよ・・
納得できませんでした。
僕は日々節約や倹約に努め、
無駄遣いもせず、
将来のためにこつこつと貯金してきただけなのです。
それなのに、
日々飲み歩き、
ギャンブルに明け暮れ、
その日暮らしで生活していたやつが３ヶ月分の家賃を給付されているんです！
納得できない！
何で本能のまま生きてきた奴に給付され、
ただただ倹しくに生きてきた僕には給付されないんだよ！
品行方正に生きてきたことを評価して給付してくれよ！
俺は酒や煙草やギャンブルには目もくれず、
ただ妻を愛し、
多目的トイレは本当にうんこ漏れそうになったときしか使ったことないんだよ！
でも、
考えてみたら昔からそうでしたよね。
真面目に生きてきた奴が馬鹿を見る世の中なのです。
真面目に校則を守っていた中学のときの僕は、
好きな女子ができても、
その女の子は馬鹿みたいな茶髪の不良の先輩に告白されてノリノリで付き合っていたし、
高校のときは、
大学進学の内申点のために、高校三年間無遅刻無欠席を貫いたけど、
遅刻や欠席の常習犯だったやつが先生に内申点を操作してもらって指定高推薦貰ってたし、
相対的に自分だけ損をしている、
理不尽だと感じてしまうことは今に始まったことではなかった。
もうこんな生き方うんざりだ！
気付くのが遅すぎた！
俺は今日から羽目を外す！！
本能のまま生きる！！
妻よ許してくれ！！
ハーゲンダッツ！！
３個買っちゃったもんね～！！
こんな僕ですが色々とやってます。
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