先月2月2日に、丸9年住んでいたぼろアパートから引っ越したのですが、

引っ越し日当日に、元の家の鍵を紛失してしまったんです。

おそらく引っ越しのごたごたで、大量の荷物のどこかに紛れてしまったのでしょう。

引っ越しを済ませ、元のアパートの管理会社にそのことを知らせると、見つかり次第郵送するようにとのことでした。

荷物を整理していくうちに見つかるだろうと思っていたのですが、意外と見つからず、そうこうしていると元の管理会社から封筒が来たのです。

封筒を開けながら、9年前に払った敷金が戻ってくることの連絡だろうなと思っていると、そこには衝撃の内容が。












鍵紛失による交換費用
   -16200円・・・

僕は慌てて管理会社に連絡しました。

「すいません、鍵紛失で16200円ってどういうことですか?」

「鍵見つかってないんですよね?その場合は交換費用を負担して頂くことになっているので。」


え?・・・


僕は取り乱しました。

極度のケチの僕にとって16200円なんていったら、普通の人でいう8000万円相当に値します。

こんなことがあってはならない!

と思うと同時に、鍵交換代を請求されることに違和感も感じていたので反論を始めたのです。

「ちょっと待って下さい!仮に僕が住んでいる間に紛失して、新しい鍵を作って貰おうとしているのならわかります。でも僕が引っ越したってことは、どっちにしろ次の住人が住み始めるときには鍵交換しますよね?それでも僕が交換代払うんですか?」

「はい。鍵は中村さんにお貸ししたもので、返して貰う決まりなので。」

「いやおかしいでしょ!僕が鍵返したとしても鍵変えますよね!?住人が変わったら防犯上変えるのが義務ですよね!?使わなくなる鍵のために僕が金払うんですか?」

「住人が変わるときに、鍵を変えなければいけないという決まりは法律上ないんです。」

「そうなんですか!?」

「はい。」

「本当ですか!?」

「はい。」

知らなかった・・

「じゃあ僕が合鍵作っていたらいつでも泥棒に入れるじゃないですか!それでも鍵変えないんですか!?」

「それはまた別の話です。」

うぉ~~~!

僕は負けるわけには行きません。頭をフル回転させ何とか解決の糸口を探し続けます。

「・・というか、大家さんは鍵のスペア持ってないんですか!?普通持ってますよね!?僕今から大家さん家行ってスペア借りて、合鍵作って来ますよ!!そしたら数百円で済みますし。それでいいですよね!?」

「ですから鍵は返して貰う決まりなんです。」


うぉ~~!


僕は一度電話をきり、その9年間管理会社から送られてきた契約書や書類全てに目を通してみました。

すると、

どこを読んでも、鍵に関する記述はないのです!

3度全てのページの隅々まで目を通しました!

僕は鍵をなくしたときに交換代を払うなんて約束はしていなかったのです!

僕はすぐさま電話をかけ直しました。

「すいません、9年の間にそちらから送られてきた契約書や書類の全てに目を通したんですけど、鍵を紛失した場合のことがどこにも書いてないんですよ。ですから僕は16200円を払う義務もないと思うんですよ。どうせ変える鍵代を前の住人が負担するって本当に意味わかんないですし。もし鍵を紛失した場合に僕がお金を出すっていう約束をした証拠があるなら見せて貰えませんか?」

「では今お送りします。」

すぐに写メが送られてきました。








敗訴確定!!






間違いなく僕の字でした。

実際9年前にこの書類にサインしたことは忘れており、「こんなもの捏造だ!」と言い出すこともできましたがさすがにやめておきました。

この管理会社の方は、9年の間に僕が芸人をやっていることを知って下さっておりました。

しかし最後の最後に、「シューマッハというお笑いコンビの中村という奴は、ヤバいクレーマーである」という印象を最大限に植え付け関係を終えることになったのでした。







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