節約家で守銭奴の僕は、

日々少しでもお金になることはないかと考えながら過ごしているのですが、

昨日のライブの帰り道、

とんでもない光景を目の当たりにしてしまったのです。





こんなに近くにブックオフがあるのに、

 
本を捨てるかね!


僕からしたら到底理解に苦しむ行動です。

ブックオフが近くにないならわかります。

持っていくのも大変ですし。

でも道路のすぐ向かいです!

換金額が期待できないのだとしても、売るも捨てるもほぼ同じ労力です!

これなら俺が代わりに売りに行くわ!

俺が代わりに・・

ん・・?

そうか・・。

俺がこれらを拾って売りに行けばいいのか!


僕はこれまで数々の偉人や著名実業家にまつわる本を読んできました。

数百人に及ぶ成功者の人生を追体験した僕だからこそわかる、

『人生の成功者達皆に共通していること』というものがあります。

それは、

思い立ったらすぐ行動するということです。

僕は今、ブックオフの目の前に捨てられた本の山を目にし、

『拾って売る』

ということを思い付きました。

ここで実際に拾って売るのか、

はたまたカッコつけてポッケに手を入れ家に帰るのか、

この分岐点での行動力が、孫正義にも前澤友作にも、ウォーレン・バフェットにもジェフ・ベゾスにもあったのはずなのです。

いざ行動です!

ダウンジャケットの袖を捲り、抱えられるだけの本の束を一気に持つと、思いの外重たく、少し量を減らそうと膝をつき、アスファルトに一度置き直しました。

そのとき、通りすがりに怪訝な顔をして僕を一瞥するサラリーマンと目が合い、

(いやいやそんな顔で見られても、捨てた人は所有権を放棄してるわけだから犯罪ではないよな?)

と思ったのですが、

念のためスマホを取り出し調べてみたのです。

現在地である渋谷区のホームページにたどり着きました。





犯罪でした。


あぶなっ!

マジで調べといて良かった。

色々調べてみたところ、自治体にもよるようですが、

ゴミ捨て場に捨てられた資源ゴミは、捨て主が所有権を放棄した直後自治体の所有物になるようです。

危ないところだった。

新婚早々犯罪者になるところだった。

ただ本当に悔しい。

僕からすると、目の前にお金の山が落ちているのに何もできず、指を咥えて見ざるをえないという状況です。

しかし、

ここで諦めなきれないのが僕です。

この悔しい思いを打破する最後の作戦を思いついたのです。

それは、

『これから毎週資源ゴミの日に、朝早くからゴミ捨て場を見張り、本を捨てようとしている人を見つけたらダッシュで向かい声をかけ、引き取らせて貰えるよう頭を下げる。』

というものです。

思い立ったらすぐ行動です。

成功者達は皆そうしています。

僕はどうするのか?

答えは簡単。

時間が勿体ないのでやるわけありません。