小学校事情に続き、幼稚園事情、ようやく書けました汗

 

そうなんです、魔のイヤイヤ2歳児と24時間一緒に過ごす生活、半年は頑張ってみようと思っていたのですが、3カ月で限界を感じ、幼稚園を探し始めました・・。

私の性格的に、一人の時間がとれないと、思うようにやりたいこと行きたいところに行けず、それがストレスになってしまうんですよね。それでイライラして、怒りっぽくなって、家族にもあたってしまって悪循環。上の子は1歳半、下の子は1歳すぐから保育園児だったので、魔のイヤイヤ期の2歳児と過ごしたことがないのですが、一言目には「イヤ!」「ヤダ!」、思い通りにいかないと「キャー!」と叫ぶ。。本当に強敵ですね汗

子どもにとっても、同年代の友達と遊ぶ機会がなく、外遊びも暑くてたくさんできず、家で一人遊びをすることが多くなってしまって可哀そうで。可能性が広がるこの時期だからこそ、外部からの刺激をたくさんもらってほしい!せっかく海外にいるのだから、異文化、多言語に触れてほしい!とも思いました。

 
シンガポールのローカル幼稚園、日本と違う点がたくさんあります。
私が知りえた情報では以下6点。
 
①2歳(園によってはもっと前から)から入園できる
→1歳半から、2歳からが多く、保育園を兼ねていることもあり0歳代から入れるところもある。そのため2歳過ぎになるとなかなか幼稚園に通っていない同年代の子がいなくなる。
 
②入園タイミングは決まっておらず、空きさえあればいつでも入園できる
→日本のように、年度始めから一斉に、ではなく、いつでも入園できる。各家庭が入れたいタイミングで入れるのは柔軟でありがたい。日本のように、応募後に審査があるわけではなく、先着順というわかりやすいシステム。人気の園は空きがなく、登録料を支払ってウェイティングをする。駐在員の子どもは入れ替わりが激しいので、意外と順番は回ってくるらしい。
 
③保育園と幼稚園の区切りがなく、働いていてもいなくても関係なく入園できる
日本のように、明確な線引きがないのでこちらも柔軟。というより、働く女性が多い国なので、産後すぐに預けて復帰する方が多いため、日本のように3歳から入る幼稚園というのが必要ないのだろう。帰りの時間が選べるので、3時に帰る子もいれば、親が働いている子どもは6,7時まで預かってくれる。
 
④お昼は給食!園によっては朝食もでる
→日本では幼稚園は週何回かお弁当のところが多く、母親の悩みの種だが、こちらでは保育としての機能重視のため、給食のところがほとんど。朝、登園してすぐに出される軽い食事があるとこもあるので、さらに働くママには嬉しいポイント。
 
⑤クラスの区切りは1月から
→1月からクラスが切り替わるため、早生まれの子は日本の学年より一つ下になります。
よって、最終学年の早生まれの子が日本人小学校に入学する場合、卒園できないまま進学することになります。語学に自信がないから一つ下のクラスに入れてほしいなど、クラス分けについては柔軟に相談にのってくれるようです。(園によりますが)
 
⑥費用が高額

→物価、家賃、何もかも高いシンガポール。特に教育費は目を疑う高さ・・。

1カ月8万~20万程度。そのほかに、入園料や、スクールバス、制服や付随品・・・。

幼稚園代を払うため、というのが、母親が早くから復帰して働く理由の一つなんだろうな。

国からchildcareの認定を受けている園では、働いているシンガポーリアンには補助を出してくれる制度あり。

 

 

そして園の種類は大きく分けて以下3つ。

①日系幼稚園

②ローカル幼稚園

③インター幼稚園

 
私が幼稚園候補を上げるのに大変参考になったのは、こちらのフリーマガジン、教育ネタを中心とした「Spirng」です!特に2017年新年号は幼稚園の場所とリストがマップ化されているのでとても役に立ちました。

 

 

①日系幼稚園

園での言語は日本語を主とした幼稚園。園長先生が日本人、先生も日本人が主です。

日本とほぼ同様の内容となる「日本人幼稚園」と、英語と日本語の先生がいるイマージョン教育を行うその他の日系幼稚園に分かれます。日本語の習得、文化や行事など、日本らしい教育を受けれる点で人気です。年中・年長で、既に英語だけの環境に拒否感を感じるお子さんは日系幼稚園を好まれるようです。給食が、きちんとした日本食なのもメリットですね。

ローカルのお祭りもお祝いしたり、日本とローカルの両方をバランスよく知ることができます。

大体のところが、日本の幼稚園同様、3時頃に終了します。

 

②ローカル幼稚園

 シンガポーリアンが主として通う幼稚園。園での言語は英語、および中国語。時間帯は午前中のみのハーフ、午後までのフルを選択できるところが多いです。日本人の先生・生徒が不在の完全ローカル幼稚園と、日本人家族を意識して日本語のできるスタッフがいる、日本語の授業があるローカル幼稚園とあります。駐在員家族は、後者に通っている子が多そうです。先生とのやりとりは英語の場合が多いので、親の語学力も必要となります。

給食は、多国籍料理で、ごはんにおかずをのせたもの、ヌードル、など、一品ぶっかけご飯的なものが多いと聞きました。

シンガポールは教育大国、小学校の間に、進める進路が確定してしまう厳しい制度があるので、そのためローカル校は年中・年長(ローカルでいうK1,K2クラス)になると、遊ぶ時間は減り、勉強勉強勉強!となるそうです。英語と中国語の宿題も出て、算数・宇宙や人体の仕組みなどの授業もあり、なんとプレゼンまで!すごい基礎力が身に付きますね!

英語と中国語が身につくという意味では魅力が高いですが、英語はシングリッシュですし、日本語を自宅で教育する必要もありますね。

 
③インター幼稚園

 インターナショナルスクールに付随する未就学児向けの幼稚園。多国籍、多文化の子が在籍しており、園での言語は英語。規模が大きく、施設も充実。経験豊富なネイティブの先生が多く、インター小学校に通わせる予定のご家族、英語を第一言語としてグローバル教育をしたいご家族、などが選択するのではないでしょうか。もちろん費用はダントツに高額です。

 
 

まとめ

どの幼稚園を選ぶべきかは、子どもの年齢、性格、環境適応力など個人的なポイントや、使用言語と滞在期間との兼ね合い、親の教育方針など、総合的に判断するのがよいでしょう。
2歳から4歳頃までが母語が最も急激に発達する時期で、思考力や学習力を高めるには土台となる日本語がしっかりしていることが重要のようです。言語習得時期であるこの時期に英語を学ぶことが有効的ともいいますが、一方で、幼少期に習得した言語は、日本に帰国して全く使用しなくなればすぐに忘れてしまうともいいます。
何を優先するかは各家庭によって異なります。実際に自分の目で見て、子どもに雰囲気を体感させて決めるのが良いでしょう。
 
※あくまで私の主観で書いてますのでご了承を・・