生活に欠かせない交通事情について、まとめておきたいと思います!

個人的に、前職が交通業界のIT営業で、某鉄道会社に出入りしていたので、交通事情、ICカードの海外事情は興味があり、仕組みなどを知りたくなってしまう職業病(笑)

 

シンガポール内の移動で一番簡単なのが、MRT(Mass Rapid Transit)。日本の地下鉄・電車(地下と地上を走る場所があるため)と同じ感じで乗れる交通手段です。

 

以前旅行で来た時は、下の子が6ヶ月で、ほぼベビーカー移動だったのですが、駅には日本以上にきちんとリフトがついていたので、全く移動に困らなかったので、今回もそこは心配せずに、ベビーカーで移動しています。日本だと、まだエレベーターのない駅、地下鉄の乗り換えポイントがあり、お出かけの事前に駅の構内図を確認したり、階段しかないところを子供を抱っこし、ベビーカーを運んだりしたことも皆さんありますよね…。

 

路線図を色分け&ナンバリングされているので、方向や降りる駅を間違えることがないし、何より英語表記の国なので助かります!日本のように、各駅停車、急行、快速、快特など、いったいどこに止まるんだ?これに乗っても大丈夫なのか?など、慣れない路線では迷ってしまいますが、すべて各駅なのでその心配もないですね。島が東京23区ほどしかないからですが。

 

こちらが、街中にあるMRTの駅のマーク。リフトがある場所も看板で教えてくれます。

 

こちらが駅にある自動券売機。英語表記です。

 

旅行者向けのTourist Pass以外の、」一般的なチケットは2種類。

①Standard Ticket(都度払いタイプ)

②ez-link Card(チャージタイプ)

 

それぞれの簡単な説明しますね。

①Standard Ticket

自動券売機の画面で、「Buy Standard Ticket」を選択し、駅名か路線図どちらかで行きたい駅をタッチし、Single Trip(片道)、Return Trip(往復)を指定して購入。画面上で目的地を指定できるので、初心者でも購入しやすいチケットですよね。

とてもペラペラで紙みたいなのですが、ちゃんとICチップが埋め込まれているようで、改札に非接触で“ピッ”とすることで、通過することができます。このチケットは購入から30日間繰り返し使えて、6回乗車できるチケットなので、2度目の乗車からは券売機のチケット置き場にチケットを置いて、このチケットに再度1乗車分のチケット代金をチャージして、使用します。

初回購入時にカード代として10セントのディポジットがとられますが、同じチケットで3回目の乗車で10セントが返金され、最後の6回目の乗車では通常運賃から10セント割り引かれる仕組みになっているので、損はなく、日本のようにディポジット分をわざわざ「みどりの窓口」に並んで手続きする必要はないので、便利ですね!

 

②ez-link Card

 有人窓口や、街中のセブンイレブンなどで購入ができる、ペラペラではないハードタイプのカードです。手数料5S$、初回運賃7S$分を含んで合計12S$。

日本のIC乗車券のように事前にチャージして使用するタイプで、券売機に並ぶことなく、改札機をスムーズに通ることができます。カードが不要となれば、手数料以外のチャージ分は返金してくれるそうです。券面が日本のIC乗車券のようなシンプルな一律のデザインではなく、キャラクターや期間限定ものやたくさんのデザインがあるので、気に入ったデザインを選んで購入する楽しみや、コレクションしたくなる消費者の心理をついていていいですね~。

ちなみに上記写真は裏側です。表側のデザインが気に入ったものではなかったので(笑)

Standard Ticketよりも安い運賃設定となるメリットもあるそうです。このカードは路線バスでも使用できるので、1枚持っていれば、難易度の高いバスも乗りやすいですね!

 

改札機は日本と同じように、非接触でタッチして、ゲートが開くタイプ。

ベビーカー、車いす用のゲートもありますが、それ以外は我が家の細身のベビーカーでぎりぎりなので、3輪などは無理かもですね。

 

ホームまでもリフトがあり、MRTとホームの間にはほとんど隙間がないので、スムーズに乗り降りできました。乗車中は案内表記をみながら、緑のランプが停車予定駅で、次の停車駅が赤いランプになるので、自分の降りる駅をチェックしております。

 

ベビーカーで一人での外出もMRTならば、気兼ねなく外出できるようになりました!

次は子供料金に続きます~。