タイトル:あなたが地球に生まれてきた理由
インタビュアー:さいわい とみよさん
穏やかでおっとりした印象の恭子(やすこ)さん。
子育てで挫折を経験したことをきっかけに、スピリチュアルな世界に興味をもち、今は「メープルy」として、人が天性の力を発揮していけるように、そして、秘儀を使ってその方の隠れた能力を開花させるサポートをしている。
こんな恭子さんはキャリア志向のお仕事好き、そして「もし、なんの制限もなければ何がしてみたいですか?」との質問には、スペイン語圏への語学留学、アルゼンチンタンゴを現地で習う、アルトサックスをかっこよく演奏するシンガーになりたい!からはじまり、かな書道の芸術作品の作成、裏千家茶道、着物の着付け、最後は本の出版など。
挑戦したいことが盛りだくさん!
そして、プライベートでは、ジャニーズの嵐とスケート選手の高橋大輔さんの大ファンという。
ここからもワクワク感と好奇心の旺盛さが伝わってくるが、恭子さんが伝えたいメッセージは、「この地球には遊びに来たのだから、人生を思いっきり楽しんで欲しい」というもの。
こんな風に軽いバイブレーションで陽気にお話されるのは、スピリチュアルの世界を探求され、ご自身で真理を実感されたからこそである。
物心ついた頃から、「なんのためにこの地球に生まれてきたのか?」という疑問をずっと抱えてきたという恭子さん。
そんな彼女はどん底だった毎日からスピリチュアルの真理を学ぶ道へと進んでいき、ずっと知りたかったその答えをそこで掴んだ。
このインタビューを通して紹介する恭子さんの物語があなたの悩みの解決のきっかけとなり、また「あなたの答え」に到達するためのヒントになればと思います。
子供の不登校で苦しんだ日々
ー恭子さんが今のスピリチュアルなお仕事をされるきっかけはお嬢様の不登校でかなり悩まれたことだったとお伺いしました。
はい。私には娘が2人いるのですが、次女が中学1年生の時に学校に行けなくなってしまったんです。姉の方は小学校の頃から成績優秀、スポーツも万能でした。そんな姉の傍で、妹の方はコンプレックスを感じる日々だったと思います。
私も次女が劣等感を感じていることには薄々は気づいてはいたのですが、本当に真剣に取り組んだのは彼女が引きこもり、学校に行けなくなって苦しみ始めてからなんですよね。
そこから、次女も、私も精神的に追い込まれていきました。最初は、嫌がる娘を無理やり学校へ行かそうとしたりしていました。
葛藤と苦悩の日々が続いていた頃、長女の方の学校のスクールカウンセリングに通い始めました。そこでその先生にはっきりと言われたんです。
「妹さんの不登校はお母さんに問題がある」と。
すごくキツイ言葉だったんですが、私、これで本当に目が覚めたんですよ。
ーそうなんですね。ずっとサポートをもらってきたカウンセラーの先生の方の言葉とはいえ、このストレートなフィードバックをよく受取られましたね。そして、「目が覚めた」とはどんなことに気づかれたんでしょうか?
もちろん、先生の言葉は、とてもきつかったですね。でも、言われたこと、本当に図星だったんですよね。
当時の私は、次女が不登校になったことに私が劣等感を感じていたんです。
私が行事ごとで学校に行きたくなくなったり、
ママ友とも会いたくなくなったりしてたんですね。
その悩み事って、自分がどう思われているかという、
まわりの評価だったんですよ。
結局、子供のことでなくて、自分のことで悩んでいたんですよね。
そして、長女が優秀だったのを「まるで自分までが優秀だ」と勘違いしていたんです、
だから次女が不登校になると「私が優秀でなくなる」という
シンプルな構図に陥ってしまっていたことに気が付きました。
私は本気で娘と向き合えていなかったことに気付いたんです。
次女が何にぶつかり、何に苦しんでいるのかに、
本当には寄り添えていなかったと。
ーなるほど。自分の至らなさを認めるということは勇気がいりますが、正直に自分と向き合われたことは本当に素晴らしいと思います。
スピリチュアルとの出会い
さて、ご自身の学びを深めているうちに、スピリチュアルな世界へと興味を深めていかれたとのことですね。
ーはい。娘と向き合うと決めて、彼女の人生を感じたときに気づいたんです。
娘は、わずか13歳で自分のあり方に迷い、苦しんでいる。
彼女は「自分がどう生きたらいいのか?」ということに悩んでいる。
でも、母親である私は、子供を納得させられる答えを何ひとつ持っていないと・・・・
そして、私はこの子をこの世に産んで、共に苦しい思いをしている、私は、この子と一緒に何をしに生まれてきたの?って、
この答えを求め始めました。
ーなるほど、恭子さんが幼少の頃から疑問に思っていた
「なぜ生まれてきたのか?」という哲学的な問いが、
この時により浮き彫りになってきたんですね。
そうですね、たくさんの方のブログを読みながら、ヒントを得ていたのですが、始めに衝撃を受けたのは「はづき虹映」さんです。
はづきさんのブログに書かれてあったことで、私がとても納得した考えがありました。
それは、私達の魂はひとつの大元で繋がっていて、それがひとつひとつ分かれている。
そして、そのそれぞれが人生の目的をもって生まれてきている。
分霊*(わけみたま)の考えに似ているかと思います。
私にはこの考えが腑に落ちたんですよね。
その分かれた魂のことを、潜在意識とか、内なる神、ハイヤーセルフとか、結局はみな同じことをいろんな言い方で表しているだけだなぁって。
ーなるほど、恭子さんがこのことにたどり着いたことは、お嬢さんとの関係にどんな影響を与えたのでしょうか?
私達はひとりひとり自分の中に神がいる、魂は等しい存在なんだと、自分で腑に落ちていくと、私は本当にただ囚われていただけだったんだということがはっきりわかりました。
長女は今の社会で言われている優等生として育っていきましたが、それが正しくて、次女は間違っていると、次女を間違ったものにして彼女をダメなものにしていたんです。
そして、次女を学校に行けない子にしてしまったのは私で、私は失敗していて、劣っている母親として自分のことも罰していたんですよね。
でも、分霊(わけみたま)の考え方だと、みんな等しく「神」であり「光の存在」である。
その視点からみると、「あれ?不登校の何が悪いんだっけ?」(笑)って。ふと解放された瞬間がありましたね。
次女は次女の世界を生きているだけなのに、良い・悪いの評価をしているだけなんだって、気づいたら、本当に何も怖くなくなって。
本当に180度視点が変わりましたね^^
それまでの私は当然のように「人間には上下がある」って思っていましたからね(笑)
でも、本当はそんなものはなかったんです。ただ、それぞれの役割が違うだけなんですよね。
ー素晴らしい発見ですね。そして、ご自身が変わられたことで、お嬢さんも、随分変化されたのではないでしょうか?
そうですね。私がまず、すごく楽になったのと、次女は今、高校生になっていますが、自分の意思で選択しています。自分に必要なら学校にいく、必要ないなら学校にいかないと。
ーきっとお母さんである恭子さんの受け入れるスペースができたからこそ、お嬢さんもご自身の心のままに、自分がどうしたいか?を選択できるようにられたのではないかと思います。
そうだといいですね。そして、私の経験したことが、今苦しんでいる方の役に立てたらと思っています。子供たちの自殺も増えていますので、ちょっとしたきっかけや物の見方が変わることで、私は救われたので、同じように悩んでいる方のお手伝いがしたいです。
注*分霊(ぶんれい、わけみたま)とは、神道の用語で、本社の祭神を他所で祀る際、その神の神霊を分けたものを指す。
スピリチュアルの能力の開花
ーところで、ブログを読まれることで、スピリチュアルな視点を身につけられた恭子さんですが、今、お仕事としてその能力を提供されるほど、目に見えない世界のチカラを体験していかれたプロセスを教えていただけますでしょうか?
はい。実は、次女の件ですごく深刻だった時期を超えた後も自分自身の体調不良が続いていました。そんな中、私の両親が共に寝たきりになってしまい介護が必要な状態になってしまったんです。最初は父の介護を母がしていたんですが次に母が介護疲れでまいってしまって、2人とも・・・・
なので、自分の体調不良と介護で、私は仕事が好きなんですが、その仕事もできなくなり・・・「実は人生、何をやってもうまく行かない・・」という時期が結構、長く続いていたんです。
ーそんな時に、今のスピリチュアル・メソッドに出会われたんですね。
そうなんです。今のメソッドを教えてくださった方はご自身の鬱から自殺まで考えるほど苦しんでいらして、その淵でインスピレーションを授かったと聞きました。そして、そこから具体的なメソッドに構築されたものを私が習いました。
ーなるほど、ではそのセッションについて詳しく教えていただけますでしょうか?
セッションでできること
わたしのサービスメニューは2つありまして「2時間で天性の力を発揮できるようになるベーシックコース」と「3時間でヒーラーになれるアドバンスコース」を提供しています。
ベーシックコースでは、自分自身の天性の力を発揮できるようになるための基礎作りをします。まずは「隠れた悩みの原因を取り除く」ことから始めます。それは過去生セッションでやりますが、今、自分が前進したり、自分らしく生きることを止めている部分、滞りを解消していきます。
過去生セッションのポイントは、たくさんある過去生の中から、今につながっている過去生のみに焦点を当ててその過去生を浮き彫りにして、癒して浄化し、今の人生に影響を与えないようにします。
ーなるほど、悩みの原因が過去生からきていると、今、どうしてうまくいかないんだろうと、「思考」で考えてひねりだしても、見つからないですよね。「過去生から来ている隠れた原因を解消できる」ということが特徴なんですね。
はい。そして、その後、数秘やカードで読み解いた人生の設計図からその方の「能力」というのを導きだします。「能力」というと一般的に努力して得た技術とか技能と思いがちですが、ここでの「能力」とは、「天性の資質」のことなんです。
人は意外に「もともと備わっている天性の資質」が自分の「強み・能力」であることに気づいていないことが多いんですよね。
これにフォーカスを当てるだけで物事が驚くほど簡単に運ぶようになります。
ーなるほど、ベーシックコースは、2時間で悩みの隠れた原因のブロックを解消し、自分の天性の能力とその発揮の仕方がわかって自分自身をよりバージョンアップさせて、自然にパフォーマンスをあげていく感じですね。
ではアドバンスコースとはどんなものでしょうか?
これはよりエネルギーレベルの話になるので言葉で説明するのはとっても難しいんですよね・・(笑)
アドバンスコースは自分自身の魂の器をそれごと「転生の源」である一番最初の状態に戻すことできるもので、今世で、転生の源、リンカーネーションソースを使えるようになる「RSセッション」と呼ばれています。
ーなるほど、ではこのコースの特徴はどんなものでしょうか?
これはその人自身が自分で「転生の源(リンカーネーション・ソース)」にアクセスできるアクセスコードキーのようなもの(鍵)をコーチ側が渡して、その人が自分で自分の転生の源(リンカーネーションソース)のエネルギーをおろすことができるんです。
ステップはとてもシンプルなのですが、転生の源(リンカーネーションソース)へとアクセスするにはその方の波動を上げておく必要があるので、松果体のクリアリングをして感度をあげること、またその方が背負っている重いエネルギーを浄化して、ソースのエネルギーをおろせるようにきちんと準備を整えます。
そしてこのアドバンスコースのポイントは、誰かにやってもらうのではなく、「自分でできるようになる」ということです。そのアプローチの過程で、コーチや他の人の想念が入らないのです。だから純度が高いクリアなエネルギーへと自分自身で戻ることができます。
そして、一度習得すると自分でできるので、何度もセッションへと通う必要がないんです。
ーなるほど、本当にその人自身に「力が備わる」ということなのですね。その転生の源(リンカーネーションソース)を他の言葉で表現するとどうなりますか?
そうですね、「自分の守護神との出会い」とも言い換えられるかもしれませんね。
ーそれでは「分霊わけみたま)」の考えと同じですね。
恭子さんの中に「内なる守護神がいる」と信じておられたので、まさしく「転生の源」のエネルギーをおろす秘儀に出会い、それを習得できたということですね。
そして、一度習うと、人生のいろんな場面でそのエネルギーを使えるようになる、これが、「たった3時間でヒーラーになれる」ということなのですね^^
実際にこのコースを受講することでまさしく潜在能力が目覚めて開花するというメリットがあると思うのですが、具体的に日常生活の中ではどんな風に活かせるのでしょうか?
そうですね。自分の転生の源に目覚めると、自然本来の方向へと人生が進み始めるので、これまでの社会で求められて来たような「無理して何かをやろう」とすることがなくなり始めます。
ーなるほど、「無理をする」という考えの根底には「~しなければならない」という考えがありますね。社会人であれば当たり前だったり、周りから強要されるものだったりします。
ここから解放されるということですね。
そうなんです、本当にいろんなブログや本に書かれているように、自分のやりたいと思ったことや、好きなことをやっていると、人生がどんどん回りだすというのを実感して頂けると思います。
この地球に生まれてきた理由
物心がついた時から、「自分が何のために生まれてきたのか?」それをずっと知りたいかったという恭子さん。
子育ての挫折から自分自身の人生への問いが導いたスピリチュアルの世界。恭子さんは今この答えをどんな風に感じているのでしょうか?
そうですね。転生の源(リンカーネーションソース)の状態のエネルギーは、実は「人生はシンプルで楽しいだけでいいんだ」ということを私に教えてくれました。
だから「なんのために生まれてきたか?」という問いの私の答えは、「私は地球に遊びにきたんだ」ということです。すべての経験も遊びの一環なんだと・・・(笑)
ーなるほど^^「地球に遊びに来ている」というその視点からみると、今まで恭子さんに起きた大変だったことも、またお子様たちの人生やクライアントさんの悩みも、今、その人に必要があって経験されているんだなと尊く思えますね。
インタビューの最後、「実は私、陰と陽でいえば、陰、ブラックなところもあるんですよ(笑)」とご自身のことを分析して正直にお話くださる恭子さん。
このお話からも感じる恭子さんの魅力は、彼女がとても素直で純真であるということ。
お嬢さんの不登校で苦しまれた時にも、ご自身の至らなさや過ちをすぐに認め、ご自身の人生から謙虚に学びすすめられた純粋さによって、恭子さんがずっと知りたかった「なぜ生まれてきたのか?」「わたしたちの本質は本当は何か?」というスピリチュアルな知恵を手に入れられたと感じる。
そして目に見えない世界へ少しずつ精通していき、その力が確信に変わってきたことを話されるとき、目には見えていない、でも確かにここにあるもうひとつの世界が、いかに遊び心があって、そして可能性に溢れているものであるのか?が恭子さんの存在から伝わってくる。
恭子さんはご自身の提供するサービスのことを「真実に目覚めて、この世を楽に生きられる魔法を手にするようなものなんだ」とお話される。
今、悩みの真っ最中にいて、地球の苦しみを経験している人にとっては、ありえない空想の世界のお話のようだが、人の視点というのは、ちょっとしたきっかけで180度変えることができるということを恭子さんは教えてくれた。
今この物語を読まれているあなたはきっと微かな予感を感じている。
その方向へ向かって一歩踏み出してみるだけで、その扉は開かれる、そして招かれた者として開花するあなたの能力は、きっと多くの人の希望となる。この遊び心に溢れている真実の世界、地球へようこそ。