ブルーベリージャム、普通に美味しかったよ!手作りのジャムって感じがして!


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ここまで私が書いたよ




でも……」
「でも?」

「なんか、違うんだよね。市販品とか、コンビニで買うやつとかに負けてるっていうか。あー、ごめんね!別にお兄ちゃんが作ったものが不味いわけじゃないんだよ?ただ、なんというか……」

美春は言いづらそうにもじもじしながら、言葉を濁す。

そんな美春の様子を見て、亜紀は察したように笑みを浮かべた。

「なるほど……。つまり、亜紀ちゃんはお兄さんの作ったものにもっと何かしてほしいということですね」
「えっと……まあ、簡単に言うとそういうことなんだけど……」
美春が恥ずかしげに頬を掻くと、亜紀はうんうんと深く何度も相槌を打った。
「大丈夫です!私も同じことを考えていましたから!」
亜紀は自信満々といった様子で言う。
「同じことって?」
「それは勿論―――」
亜紀が答えようとした時だった。玄関の扉を開ける音が聞こえてきた。どうやら、誰か帰ってきたようだ。
「ただいま~」
その声を聞いて、亜紀の顔色が変わる。先程までの明るい表情とは打って変わり、少し青ざめたような顔つきだ。

「あっ、ヤバっ!お母さん帰ってきちゃった!」
「おかえりなさいませ、お母様!」
美春は慌てて立ち上がり、リビングから出て行った。恐らく、母親の出迎えに向かったのだろう。