日本帰国で楽しみのひとつは機内で観る映画です。
今年初にANAに乗った時の邦画で目に留まったのは倍賞千恵子主演の『PLAN 75』と阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』。両方とも人生の最期を扱ったストーリーでした。
『PLAN 75』の内容
日本政府の方針で75歳以上の高齢者に自らの生死を選ぶ権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」が生まれたという架空の世界を描いた話です。
これ、日本では“まったくの架空の話”と思いますが、
カナダの医療現場では「尊厳死」が認められています。
自分自身の身内の問題としては直面していないのですが、
わたしの家族や友人が血縁関係にない人の尊厳死に立ち会う場面が出てきました。
立ち会った人の話から、そこにあった状況や背景、価値観・意識・感情を、そして尊厳死の決断とその後の家族が迎える無数のドラマや色合いが存在していることを想像しています。
尊厳死 MAiD: Medical Assintance in Dyingについて
日本の7月31日の朝6時から(カナダの2023年7月30日・午後2時)に尊厳死に関するオンライン講演会が日本語認知症サポート協会さんの主催で行われます。(詳しくはこちらに)
https://japanesedementiasupport.com/
****
追記
こちらの尊厳死(カナダの死の医療補助の制度)講演会のレポート記事(by 筆者)が『ふれいざー』に掲載されました。
https://www.thefraser.com/pdfs/gekkan-fraser-2023-09.pdf
の17ページです。