髭男爵さんというお笑いコンビがおられます。

前から注目はしていたのですが、最近少しずつ売れてきてらっしゃいます。

ネタの精度もあがり、テンポもいい。昔は出落ちみたいな芸だったのが、小気味のいいワールドを作られるようになった。

ネタは貴族の山田ルイ53世と執事の樋口くんがワイングラスを片手に、庶民の為にショートコンツェルン(=コント)をする。

ボケにツッコむ時は「○○か~い!」と言いながら、二人でワイングラスをチンと重ねる。

そんな芸なんですが、この間気付いたことがあります。

最近ワイングラスの音色がいいんです。

今までは安物なチン!だったのに、やけにチーンと響く。

きっと売れてきたのでしょう。いいワイングラスを買ったのでしょう。

それが笑いの余韻とびっくりするくらいしっくりこない。むしろ耳障り。

ワイングラスはいい音なのにねぇ。

なんかね、そういうことに世界の調和を感じますよ。

庶民には庶民の良さがある。

男爵を目指しながら、いざその地位に立つと、やはり違和感がある。

そこで痛感する。

俺は庶民でいいやと。

それってすごく幸せなことですよね。

ガムシャラにやってきた結果、小さくまとまってる自分が素敵で幸せだった。

それに気付けた幸せって、必死に偉くなろうとしてる人より、他人を出し抜こうとしてる人より、幸せだよねぇ。

そんなことをネタ見てて、柄にもなく感じてしまいました、ルネッサ~ンス!