ある日
相談事があり、
彼の事務所に母が電話をした
隣で聞いていると
電話を出たのは女性の声だった
私はなぜかここでピンッときた✨
彼は結婚したから
マンションに引越しのだと
ここでやっと悟った
目の前が真っ暗になって
まわりの母の声も聞こえなかった
身体から全部チカラが抜けてしまった
ここから私は
どこをどう帰ったのか
車を運転して泣きながら帰った
私は
この世界でひとりぼっちになった…
とおもった
この日
一生ぶんの涙を流した
とてもくるしく悲しかった
カラオケにいっても
夜ひとりでお酒をのんでも
気がまぎれない
実家へむけて車を走らせて
その途中で
もう消えたいとおもった
実家につくと
そこで思いもよらないことがおこり
私は兄に突然暴力をうけ
逃げようとしたが
大きな声で私を罵倒する声に我慢できなかった
いつもこの兄と父親の揉め事の仲裁に入ったり
お金がないと言えばなんとか工面しなければ
この2人はまた、揉める
そんなこの兄になぜ私は罵倒されるのか…
気がついたときには
兄にケガをおわせてしまっていた
すぐ救急車を呼んだ
ケガの状況から
警察が来てすぐにそこで逮捕されて
事情聴取され
拘置所へと移された
ここから私は半年間
拘置所に入った
パニック障害をもっていた私に
この自由のない場所
枯れ果てた心
惨めな姿
彼が結婚したことを知って
この世界でひとりぼっちになった
この気持ちがつらかった
人生最高に悲しかった日…
ここから長い長い苦悩の日々が始まった