出会いから
3年後…



パート先で

仲良くなった人が

長年持病に悩んでる

話してきた




ふと…

頭の中に

彼のことがうかんだ

この3年感謝

特に彼のことを

思い出すことはなかった





急遽、

電話連絡をして

教えられた気功教室の場所へ

友達を車に乗せて向かった





 

到着すると広いフロアで

30人ほどの人達に気功を教える

彼の姿が見えた






『友達を助けてください』

と声をかけると、


『助けるとは?』と彼

…その表情を

今でもとても印象深く覚えている

ハッキリした口調ですこし冷たい感じだった



そして

その旨をつたえると

教室が終わるまで

端のほうで待つことになった


途中で食事タイムになって

彼はお弁当を大急ぎで食べ始めた

そこに、生徒らしき人が

石のブレスレットに気を入れてほしいと

言うと、お箸を持つ手をとめて、 

気持ちよく対応していた食べ終わると

また、すぐ、みんなのいる所へ戻っていった

…食事もゆっくりとれず、休憩もせず

それでも心地よく対応する素直な姿

その自分の役目への熱意に

何かかんじるものがあった…






そのうち

個々に自由練習タイムが

はじまった…





そのとき、

指導していた彼が

座って待っていた私達の方を

ちらちら…

意識しているのをかんじた





そして、

微笑んで

私に声をかけてくれた

ここに立ってください

後ろに引っ張りますよ!…と

友達もいたのに

なぜか私に声をかけてくれた…

素直に私はうれしかった





すると

不思議なことに

彼が触れてもいないのに

後ろに引っ張られ倒れてしまい

とても驚いた





『すごい!!』と笑顔のわたし

『もう一回!』と彼の笑顔

たのしくて、

とってもワクワクした






3年ぶりに見た彼は

別人のように

明るくイキイキしていた



私には彼だけ

たくさんいる人々のなかで

ひときわ光輝いてみえた♡