作者の先生もご家族が認知症を発症して
その経験からご家族に寄り添った診察をされています。
認知症の人の実の子供の意見より
実際にそばにいて介護している人の意見を尊重したり
そろそろデイサービスを探してみたらと
進言してくれたりして、
何もわからない家族には強いと思います。
そんな内容が書かれているので
「もうわかってるよ!!」
なんてことも書いてあるかもしれないけど
まだこれから起こるかもしれないこともあるかもしれません。
母が初めて見てもらった専門の先生は女性の先生で
その病院は母の家から歩いて10~15分くらいのところ
にあったのですが、よく話を聞いてくださるので
予約してるのに予約日じゃない時にも
遊びに行くように母は通っていました。
新しい場所を覚えるのは苦手なはずなのに
ちゃんと行けていたのがすごいですよね。
始めは私も一緒に病院まで行っていたのですが
「ひとりで行けるから来なくていい!!」
と言われ、先生には私の連絡先をお伝えして
何かあったら連絡が来るようになっていました。
先生から言われるまで気が付かなかったのは
銀行の通帳の管理です。
始めは
「へ~、そんなんだ~」
くらいに思っていたのですが
本当にだんだんと怪しくなってきました。
大事なものだということがわかっているので
今までとは違う場所にしまい込んでしまいます。
行くたびに通帳はあちこちにしまわれていて
押入れの天袋から見つかったり
ホットカーペットの箱にしまい込んでいたり
キャッシュカードが見つからなくなって再発行したり。
この再発行も大変なんです!!!
わたしが代理でできるものではないので
本人が手続きをしなくてはいけないのですが、
本人は自分の名前を書くのも怪しくなってくるし
まばらボケとなのか、急にやらないとか言い始めるし。。。
銀行の待ち時間の間にイライラして怒り始めちゃったり💦
は~大変でした。。。
でもね、友人曰く認知症って
”神様からのギフト”だそうです。
真面目で我慢してきたり
これまで辛い思いをしてきて
忘れたいことがたくさんある人がなりやすいそうです。
そんな辛いことをすべて忘れてから
あちらの世界にいけるのは
ラッキーなことらしいですよ。
うちの母は忘れるべきことがまだあるようです。。。