こんにちは。
大阪市西区 肩こり・心と体の疲労回復！ボディケア＆リフレクソロジーサロン 宇都宮千佳です。
今日は久しぶりにエッセイを書きました。
自粛期間中の母と私の感情をうまく表現できなくて、エッセイにしました。
よかったらお読みください。
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私は主人と社会人の息子二人の四人で暮らしています。
コロナ感染症対策で自粛期間に入ってから、離れて暮らす実家の両親と、固定電話で話す時間が増えました。
受話器の向こうから聞こえてくる第一声はいつも「おはよう、元気か、マスク足りてる？」だった。
朝8時過ぎに自宅の電話が鳴る。実家の父からだった。
いつもよりしゃべり口調が早く声が大きかった。
「お前の所も〇〇新聞やろ！新聞広告にマスクの販売がのってるよ」
電話をつないだまま新聞広告を見ると、30枚で3,500円ほどのマスクでした。
（高すぎる！収入が減っている今購入は難しい！）父には言えなかった。
「ありがとう」と言って電話を切った。
翌日、朝の8時過ぎに電話が鳴った。
実家の母から「昨日のマスク買った？」と確認の電話だった。
私は「高いから頼んでいない」と声が大きくなった。
「あんたは喘息とかになったら大変やからマスクはぜったい必要やで！」と怒られた。
私は（大きなお世話。そんなこと自分が一番わかっている）と電話を切りたくなった。
「マスクはまだあるから大丈夫！」と怒った口調で伝えると、
母は「これから長い期間でこの状況は続きそうやから、マスクは必要やで」と心配そうに言う。
引き続き母が「お兄ちゃんも仕事でマスクいるらしいから、〇〇と△△と××のカタログでマスク販売してたの全部注文しといたから、それがきたらあんたの所にも分けてあげるわ。」
私は「えー」という言葉と同時に背中が後ろに反り返り、「注文しすぎやろ！」と声が大きくなった。
母は、独り暮らしの兄、私の家族の分も考えてえて注文したようで、「三家族分いるからそれぐらい必用やろ！」といつもの母の声より少し低くなって話していた。
さらに「マスク注文してからくるまで日数かかるから、到着したらおくるわ」と言って電話を切った。
翌日、朝の8時過ぎに電話がなった。
相手は父からだった。
「□□でマスク売ってるけどいるか？」だった。
私は「欲しかったらネットで見れるからこっちで買います！」と言って電話を切った。
その翌日、朝の8時過ぎに電話がなった。
「マスクまた売ってるよ！」と母からだった。
「マスクの情報はネットでも見れるから」と返事をして電話を切った。
数日後、朝8時過ぎに電話が鳴った。
「手作りマスクの型紙が手に入るなら、それをファックスで送ってほしい」と裁縫が好きな母の明るい声が聞こえた。
私は、YouTubeで手作りマスクの型紙と作り方の紹介があるのは知っていた。
「YouTube見て写せる時間があったら書いておくるわ」と伝えめんどくさくなって電話をきった。
二日後の夕方、自宅の固定電話の留守電のお知らせがひかっていたので、メッセージを聞いた。実家の母の声だった。
「雑誌でマスクの型紙見つけたからもういいです」というメッセージだった。
翌日の朝8時過ぎ母からの電話が鳴った。
「昨日の留守電聞いた？何とか作れそうやからもういいわ。ありがとう」と申し訳なさそうな口調だった。
私は「はい。はい」と言って電話を切った。
数日後、お米と一緒に不織布のマスクと母の手作りマスクが送られてきた。
自宅にはまだマスクがあるので送られてきたマスクはチャック付きの袋に入れて玄関の棚にしまった。
今日、不織布のマスクを販売している店の前を通った。
50枚2400円で販売していた。
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マスク、マスクとうるさかった母。
毎日のように鳴る朝の電話はうんざり。
80歳を目の前に、何か夢中になれることが見つかったのはいいことだけど、娘を巻き込むのやめてほしいというのが本音。
今も布を見つけてミシンでマスクを作っているみたいだね。
少しでも体の不調を忘れる時間ができて良かった。
お母さん ありがとう。
大阪 西区 心と体の疲労回復！ボディケア＆足裏リフレサロン ラフカルの宇都宮千佳でした。
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