はじめましての方は、
自己紹介も見てもらえたら嬉しいです
自己紹介まとめ
特殊加工で砂が消える不思議なマットです
これならサラサラで不快感ゼロです
〜続き〜
なんとか無事に携帯を受け取ったのはいいのですが、
終電はすでに終わっていました
「もう終電なくない?どうすんの?タクシー?」
「うん、仕方ない!それより本当にありがとう」
「でも、家遠くなかった?
何もしないし泊まってけば?ベッド貸すし」
ヒロトくんは普段クールなキャラで
チャラさとかはなく
この時もしつこい感じはなく
この時間で危ないしもしよければ
という自然な感じで言ってくれていました
正直、タクシー代が3000円くらいだったら
迷わず帰ってたと思います
実家までタクシーを使うと1万円くらいかかかってしまいます
でも当時は今より安月給だったので、
タクシー代1万痛いなーって思ってました
どうしよう・・・。
ヒロトくんは仮にも会社の人間だし
こちらの合意なく強引にしてくることもないだろうと安心なところもありました
それでも今までほぼ話したことのない人の家に泊まることに抵抗はあったし
そもそもヒロトくんに彼女がいるのかすら知りません
意外と社内恋愛が多いので、
何もなかったとしても
あとで彼女がいた場合、しかもそれが社内だったりしたら
100%私が悪いし、あらぬ噂を立てられても文句言える立場にもない
と、とりあえず、
彼女いるのかどうかだけ確認しなければ。
そこまで慎重になるなら大人しくタクシーで帰れよ。って話なんですが
「ヒロトくん、変な意味じゃなく
今、彼女さんとかいい感じの子いないの?
あとで大揉めするの気まずいからさ」
「そこ?笑 今、彼女いないよ。
というか、心配なら朝まで漫喫とかカラオケとか付き合うよ」
とりあえず、
最悪パターンの社内に彼女がいることはなさそうで
私も当時彼氏と別れたばかりでお付き合いしている人もいなかったので、
迷った挙げ句、
お言葉に甘えて泊めていただくことに
(まじで信頼できる人にしかしません)
「ごめんごめん。疑ってたわけじゃなくて。
では、お言葉に甘えて始発までお邪魔します」
ヒロトくんの自宅はこじんまりした1Kでしたが、
ブラックを基調にしたモダンなお部屋でした
突然押しかけたのにも関わらず、
お部屋の中は綺麗に整頓されていて
すごいな〜と思いました
「あんまり女の子家に入ったことないから緊張するなー」
とテレ笑いを浮かべながら、
ヒロトくんのスウェットを貸してくれました
人の家なのでベッド下で寝ようかなと思っていたのですが、
「女の子なんだからベッド使いなよ」
と言ってくれて、
何度か断りましたが
男なんてどこでも寝れるし大丈夫だよと
言ってくれて
あれ?
こんな優しい人だったっけ?
知らなかった
普段は会社の同僚グループで遊んでいたので、
話をしても会社関係の話題やちょっとした愚痴が多く
プライベートなことはほとんど話すこともなく
この時、初めてヒロトくんの男性の一面を見て少し動揺しました
続きます
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