毎週金曜日、号泣していました。


ドラマ 「コウノドリ」を観て、いろんな事を考えました。

とっても良いドラマでしたね


自分が子供を授かった時は、元気に生まれてきてくれるだけで十分

本当にそう思っていました。

私の場合、臨月の時にお腹の中の赤ちゃんに不整脈があることが判明

里帰り出産なので、ほんのわずかな期間だけの検診とお産のための病院です


普通分娩の予定でしたが、予定日二日前に破水

その後、陣痛促進剤を利用し頑張ったのですが

36時間後に緊急帝王切開手術となりました。





信じられないけど、本当にひどい病院でね~

破水してから30時間経っても産まれず

看護婦さんがレントゲンを撮りに私をレントゲン室へ連れて行ったことを産科医が怒り、産科医と看護婦が私の前で大口論

「妊婦なんだぞ!勝手にレントゲンを撮りにつれていくな!!」と産科医

「もう30時間も経っているんですよ?時間が無いんです。今の状況、先生わかりますよね?」と看護婦さん

15分以上バトルを繰り広げてました

私、その時まで陣痛促進剤で陣痛があったのに

ピタって陣痛が止まりました。

いや子宮が止めたんだと思う


それ以外にも

「お腹を切って産めてラッキーだと思っているでしょ?

 帝王切開って、術後痛くて苦しくて大変なんだからね!!」って、看護婦さんに術前処置の時に言われたり


術後に平気でいる私を見て、看護婦さんが「なんであの子は痛がらないの?」と姉に聞いたそうです。

わたし独身の時に何度も外科手術を受けているので、平気ではないけど

我慢出来ます



帝王切開になった理由は、私の骨盤の狭さで赤ちゃんが引っかかってて

苦しんでいる状態が、レントゲンでわかった後なのに

「帝王切開ラッキー」なんて、思うはずはなく

理不尽なことを言われても、自分の状況は「まな板の上の鯉」なので

言われるがまま

ただ耐えました

羊水は、ほとんど残ってませんでした

手術室の看護婦さんが「なんで羊水ないの?」と驚く声が聞こえ

「もうね、破水から36時間以上たってて危なかったよね」と・・・

わたし危なかったのね。


生まれてきた息子は、出産直後には不整脈は確認できなかったけど

数時間後にまた不整脈が出てしまい

ただただ心配で

心臓疾患のある赤ちゃん、この後どうなるのかと不安で押しつぶされそうでした


手術室で出産直後の我が子を一瞬見ただけで

会わせてもらえなかったのが、どんどん不安にさせた原因

看護婦さんにいつ会えるのか尋ねると

「帝王切開したんだから、お母さんが歩けるようにならないと赤ちゃんは連れてこれないのよ」と。


ならばと出産翌日に歩いて新生児室まで行ったら、しこたま怒られた私

「帝王切開翌日に病室から歩いて出てきた人なんて、いませんよ!」と

すぐ病室へ引き戻されました。

「あ-やっぱり赤ちゃんに異常があるんだ」

そうとしか思えなくさせる雰囲気

その後は新生児室の廊下のガラス越しに我が子を見るだけ。

今思い返しても、あの病院の方針は間違えていると思う

結局、我が子を自分の手で抱くことが出来たのは生後7日目

気が狂うくらい苦しい1週間でした


不整脈は経過観察で良い程度との診断

その後の定期健診でも全く問題なし

今も心臓に問題は無い状態です


ただ、あの病院で産んだことがお産に対して良いイメージが抱けず

二人目を望む気持ちになれなかった

なので息子は、一人っ子


コウノドリの病院だったら、違う考えを持てただろうな


「元気で生まれてきてくれるだけで十分」

そう思っていたはずなのに、人間は欲深いから

「もっと勉強して、良い学校に入ったほうが・・」なんて

たわけたことを言い始める



本当は犯罪の被害者にもならず加害者にもならずっていうのが

一番の願いなのに

「勉強しろ」って、つい口にする嫌な日々です