東京オリンピックの開催が決まるなどということも、
日本人自身が『日本』へ向けるきっかけになっているともいえるし、
日本に意識が向いているからこそ、日本が注目されているともいえるのではないでしょうか。
そんな日本を生み出したといわれる神様方のこと、神話のエピソードをご紹介します。
アテア『日本神話と聖地』
1.天地開闢(造化三神)
1.天地開闢(造化三神) てんちかいびゃく(ぞうかさんしん)
137億年くらい前の話。
世界の始めは、まだ混沌とただようドロドロとした世界でした。
そこにまず、アメノミナカヌシが登場します。
続いて、タカミムスヒ・カミムスヒの二神が誕生します。宇宙の始まりです。
ムスヒというのは産霊と書き、全く違うものを結びつけて、新しいものを産むという意味です。
この神様は中性ですが、タカミムスヒが陽(男性)で、カミムスヒが陰(女性)のエネルギーとカテゴライズできます。
アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒの3神を、世界を生成している神として造化三神(ぞうかさんしん)といいます。
3人とも独り神(ひとりがみ)です。
エネルギーそのもので、抽象的です。
タカミムスヒは、高木神とも呼ばれ、今後の神話で陰謀めいたときに必ず出ててきます。
アメノミナカヌシが祀られているのは、埼玉県の秩父神社、千葉県の千葉神社。
東京大神宮は、三神を祀っています。
長野県松本の四柱神社(よはしらじんじゃ)では、この三神+アマテラスを祀っています。
島根県の出雲大社は、この三神+スサノオ、オオクニヌシを祀っています。
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