あるく山を歩くあの夜あの風のなかここに居たならきっと私はと、想像するあの夜なにか大きなものがそこいらじゅうを叩きのめして駆け抜けていったそして、今日山を歩く叩きのめされた樹や草を見る夕空虫の音きっと私もまた新しく芽吹くのだ