かなうからまるで ため息のように数秒後には忘れてしまううすぼんやりとした望みもいつか叶ってしまう望んだ瞬間のことなどまるでおぼえていないから途端、こんなことにと、思うのだけれど抱いたことがある感触を思い出すわたしの足もとにはわたしの足あとがあることをだれもが気づかなくてもわたしが知っている