生まれて今まで
とどまることなど一時もなく
この命は、この身体は
変化しつづけてきたけれど
たいていは緩やかだから
それほど問題を感じずに過ごしてきた。
それでも、いわゆる節目 というか
曲がり角 というか
極めて大きな変化が生じる時があって
たぶん「厄年」など様々な言い方で注意を促される時期が
それに当たるのだろうと思う。
いくつもの節目をやり過ごして
よく生きてきた奇跡。
それでもこの命には限りがあるもので
平均寿命で考えるなら、わたしは既に折り返している。
夏の終わり。
もう初秋かな。
大きな大きな変化を
いま、わたしはやり過ごしています。
いままでなんてことなかったことに
身体は大変な反応を生ずるので
ちょっとした衝撃でもありますが
落ち着いて、できるだけ静かに
よく観察しようと努めています。
きっと、この変化をやり過ごしたわたしは
より しなやかな わたしとなっている…と
ひそかに期待しています。
ゆたかな秋を歩むのだ。