「お前が娘で恥ずかしい」と言った父、

逆に恥ずかしがられるの巻。です。



親子関係シリーズです

伝えたいことを先にお読みいただくと

なぜこの結論になったのかがわかります

こちらの記事



ご自身と重ね合わせて苦しい時は
ご自身でアフターケアをしてくださいね

こちらの記事



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これは小学生の時の話。

ピアノを習っていて発表会があったんですが

私は人前に出るのが大の苦手でした



人前に出るのも緊張なのに

大勢の前でピアノを弾くなんて…ムリ



それでも強制だったので出ました。

結果はボロボロ

途中で弾けなくなり、

しばらく止まっちゃったんです。



そして、一緒に出た妹も緊張のため

どうやら最後のお辞儀がうまくできず

おかしな動きになってしまったよう。



そんな残念な結果になり、

落ち込んでる私達に父が放った言葉

「お前達が娘で、本当に恥ずかしい。」



すごくショックでした。



その後も、「練習が足りないからだ。

どうしてあんなことになったんだ?」

と説教を受けました。



さらにキツかったのが

「今後もピアノを続けるか、1週間考えろ」



1週間後も説教の予定が入っているのかと

思うと、ただただ苦しい1週間でした。



そして1週間後に私が出した答えは

「もう辞めたい」でした。



そんな私に父が言ったのは

「そんな答えを出すなんてショックだ。

頑張って続ける、

と言うべきところじゃないか」と。



結局、嫌々続けることになりました。



現在の私が解説👉


この時の言葉は数々言われた言葉の中でも

ショックでした。



正直に言うと長年、

父のことを憎んでました。

この件に限らず、いつも父の言葉に

傷ついてきたからです。



これは、その憎むべき理由になった

一つのエピソードでした。



しかし年々、憎む気持ちを持つことに違和感が出るようになってました。でも許せない。

いつまでも根に持つ私は、どこかおかしいのかな?とも思いました。



色々と葛藤を繰り返しながら、

今現在を穏やかに生きれるようになった頃、

再度、自分に問いかけました。



今の私はどんな気分になりたいのか?



そして、出た答え。

まずは憎む気持ちをなくしたい、

と思いました。

過去のことを憎むのって本当疲れるから。



なので、見えていない背景を考えてみることに至りました。私の場合ね。



うちは貧乏でした。

(そう言われて育ちました。

これはまた別エピソードで話します)



その中でピアノを習わせてくれたこと、

ピアノまで買ってくれたことに、まず感謝。

(過去にしてくれたことに感謝するって、

すごく良いです。これは、また別記事で)



父としては、子供達に対して、

諦めずに何か続けることを頑張ってほしい、

ムチ打てば、頑張り続けることを選んでくれるだろう、と思ったのかもしれません。



って言うのは、言った本人に聞かないとわからないけど、私はそう捉えると気持ちが落ち着きました。捉え方は自由だから。




まっ、後は単純に父の言葉選びやタイミングが悪いってのもあります(笑)



んでね、もう一つ私がこの件をどう締めくくりたいのか?それは、

フワッとした感じ。ちょっと笑いがほしい。

クスッと笑えるやつ。



最近気づいたんですが、

昔から自然と求めていたことでした。

(うちの家族は全員かも。

一見、家族内でもタブーに思える話も

ちょっと笑い話に変えます。)



そんな私が、思い出したエピソード。

このピアノの件の数年後の話です。



うちの父は毛深いんですが(笑)、

胸毛がモジャモジャあるタイプ。

(薄っすらでもないの!モジャモジャ)



ちょっとTシャツから

はみ出てる時もあります。笑



ある時、三女(年の離れた妹)が

父と、友達家族と

プールに行くことになりました。



私と次女の時は何も思わなかったんですが、

三女はその胸毛モジャモジャの

父が恥ずかしかったらしく…



父、胸毛を全剃りされてました(強調するとこでもないか 笑)



普段、人をけなしてばかりの父に

一瞬、「いい気味だわ」と思いました。

(ちょっとブラックな私…笑)



でも、それはすぐになくなりました。

剃った後、父が

「なんかムズムズするな……」



何とも言えないその場の空気と、

その寂しそうな背中…

切なすぎて忘れられません



あとこれは↓よくある話かな?



親戚の集まりや、彼を紹介した時など

酔って気を良くした父が

すっごく、つまんない話を何度もしてる時

(個人的な主観も入ってるけど)



「うわ、また始まったよ、本当恥ずかしい」

と心から思います(笑)



本人に直接言ってないにしても

言った時と同じように、相手にその思いを放ってぶつけているのと

同じようなもんだなって気付いたり。



そんなこんなで、私のいきついたのは

見えていなかった背景を見ようとしたとこ、

胸毛モジャモジャを恥ずかしがられる父の

エピソードでちょっと切なくも笑えた。

これで、この嫌だった過去は 和らぎました


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毛深い動物、で検索したら出てきた(笑)
かわいいじゃん♪

この向き合い方が

誰かの生きやすさのヒントになりますように