運命の土曜日
旦那は仕事だったので、仕事終わりに合わせて柿本さんは尾行してくれることになりました。
今、ご主人出てきたよ。
これからつけます。
旦那はまっすぐ家に帰らず、ローソンに寄り、何か買い出しをして、家の方向とは逆に車を走らせました。
そして、家から車で5分くらいのハイツに到着し、家の中に入って行きました…。
●●のハイツって、誰か知り合いが住んでる?
…さぁ、知りません…
なんでまっすぐ帰ってこないんだろう?
どこの家なんだろう?
不安で不安で胸がキリキリ痛みました。
そうこうしているうちに、旦那がハイツから出てきたと報告がありました。
お客さんになんか届けたんかな?
早く出てきたし。
そうかもしれない!
旦那の仕事上、ありえない話ではなかったです。
一気に気分が軽くなった私。
旦那はそのまま義実家宅へ戻りました。
やっぱり考えすぎやったんかも!
探偵つけて良かったー。
気が楽になった!
そう思った私。
そろそろ旦那がバイトに出かける時間だと思いながらも、子どもたちの晩ごはんにハンバーグを作りました。
3人で食べていたところに、また柿本さんから連絡が入りました。
ご主人、確か夜出かけるのはバイトって言うてるんよね?
はい。
今、昼間行ったハイツに、合い鍵使って入っていったわ。
え…うそ…
私は呼吸ができなくなり、ハンバーグを食べている子どもたちをそのままにし、玄関から外に出ました。
嘘ですよね?
嘘…嘘でしょ?
合い鍵!?
息が出来ず、はぁはぁ言っている私に、
みかんさん、大丈夫?
落ち着いて。
とりあえず、また出てくるかもしれないから、まだ私たちはここでいてるから、また連絡するからね。
私はこの日以降、当分の間、ハンバーグが食べられなくなりました。