どうもご無沙汰しています。Johnnyです。
さて、のっけから本題に参りましょう!!
先週の土曜日の話ですが、出資馬レッドダンルースが見事初勝利をあげてくれました!
まず率直に思うのは勝てて一安心という思い。
私自身、出資馬での勝利は2021年11月のレッドラディエンスが制したベゴニア賞以来でしたので、約1年3ヶ月ぶりの勝利。1年も勝ってないと心境として「いつになったら勝てるのだろうか?」という思いが無かった。と言ったら嘘になりますし、まずは勝てて良かったですし、これからもっと沢山勝ちますよ!
ダービーと秋の天皇賞勝つまでは辞められないのです。
まぁ私の話は置いといて。話を戻しましょうか。笑
ダンルースの話ですよ!!!笑
今思い返すと、ダンルースは育成時からなかなか順調にいかず、結果的に新馬戦への出走すら間に合わず。と既走馬相手での初陣を強いられることになったくらいです。
私自身もちょうど今“新馬戦への出走すら間に合わず”という言葉を文面に使いましたが、大前提としてこれは決して悪い事ではありません。
その馬その馬で成長曲線、完成度が違うのは当たり前の話ですし、2歳6月の早期デビューを果たせたから出世が確約。というわけでは無いのも事実。
今回のダンルースも3歳の年明けまでしっかりと牧場で乗り込めたからこそ、デビューが遅れても初戦からあれだけ動けたんじゃ無いか。という見方も充分できるわけですし、私はその考え方に一票投じたいですね。
ただ一口馬主の趣味をしている方であれば誰もが思ってしまうかもしれませんが、やはり新馬戦に間に合わず、既走馬相手でのデビュー戦を迎えなくてはならない。というのはなかなかポジティブに捉えられる事で無いのも事実なんですよね。
もう過ぎた事ですから、たらればを言っても仕方ないですが、心境としてかなりやきもきしたダンルース出資者の方も多かったんじゃないでしょうか。
そんな紆余曲折を思えば、デビューしてから初勝利までは約2週間とあっという間で、こんなにもあっさり勝ててしまうのか?とちょっと出来過ぎにも思えてしまう話ですよね。笑
そんなダンルースですが、デビュー戦は初勝利こそ叶わなかったものの道中の絶望的な位置取りを思えば最後の直線はよく追い込んで来てくれての3着。と能力は見せてくれました。
また後程触れますが、着順以上にレースでの内容も非常に良く私としては決して悲観することはない初陣だった。と振り返っていたのを覚えています。
そして中1週で迎えた2戦目ですが、舞台は中京ダート1800m戦。鞍上はデビュー戦に続いて坂井瑠星J(以下、坂井J)でした。
当初は前走と同条件の阪神ダート1800m戦での続戦の予定も、相手関係等を考慮してこちらの条件での出走となりましたが、この辺のレース選択へのクレバーさは流石、名門・矢作厩舎ですね。
外枠からのスタートでしたが、デビュー戦とは打って変わって行き脚が付いてスンナリと好位に付けることができ、4.5番手から競馬を進めることができましたし、道中砂を被っても頭を上げることなく馬の後ろのポジションでも問題なく競馬が出来ていました。
直線で追い出されてからの反応も良くラスト150mで先頭に立ってからは最後2着馬を突き離す余裕もある完勝。おまけにラスト600mは上がり最速タイとテン良し、中良し、終い良しという非常に優等生な競馬を展開してくれました。
前走の内容を思うと、前走のスタートや道中が嘘かと思うくらいです。笑笑笑
でも、2戦目にしてこれだけ大きな変わり身を見せたのもデビュー戦で坂井Jが道中砂を被るのを嫌がるダンルースに対して、砂を被せ続ける競馬をしてくれたこと。
そして勝負所で馬群に突っ込んでいく競馬。など言わばダンルース自身にとって厳しい競馬を経験出来たという事。
この点がとにかく大きいと見ています。
ダンルースのデビュー戦を目にしていた方であればご存知かと思いますが、
ダンルースはデビュー戦、スタートで行き脚が付かず、後方からの競馬を強いられることになりました。
更に↑の写真を見ても分かる通り前の馬が蹴り上げた砂を被ると、あからさまに頭を上げて砂を被るのを嫌がっていました。
ただここからが坂井Jのファイプレーで、先程書いた通り、砂を被るのを嫌がるダンルースを敢えて道中は馬の後ろに入れて、砂を被せ続ける競馬をしてくれました。
ざっとデビュー戦でのダンルースにとって良い経験となった内容を上げてみましたが、前走の内容を踏まえて今回の初勝利を飾ったレース映像を見返してみるといかがでしょうか?
今回は外枠でしたから、外外を回る距離ロスは覚悟の上でも乗り方次第では砂を被らない位置で競馬を進める事もできたわけですよね。
その中で、坂井Jは迷わず道中馬の後ろを取りに行き、外枠からでも距離ロスの1番少ない形で道中はレースを進める事ができました。
これも前走で道中砂を被り、勝負所では馬群を捌くという厳しい競馬を経験出来たからこその今回の競馬だったと思います。
もちろん根本的な会話として、例え砂を被る経験をしていても、砂を被るのを嫌がって怯んでしまう馬も数多くいるわけですからこの点を克服したダンルースも立派でした。
いや、出資者という立場もあって、贔屓目はありありなんですが、正直今回の勝ち方、そして内容は素直に褒めていいものだと思っていますし、レース後の矢作調教師のコメントがそれを物語っていますよね。
馬場状態が重馬場で時計はかなり出やすいコンディションだったことから走破時計を鵜呑みにするのは禁物ですが、ダンルースの勝ち時計1.51.5は同じ日に行われた同条件(ダート1800m)の古馬1勝クラスの勝ち時計よりも速いもので、これなら上のクラスでも!と思わせてくれるものでした。
勿論、今回の出走経緯にもあったように陣営が番組を選んでの出走投票をして下さったことで、相手関係が緩和されていた点。
そして脚抜きの良い馬場で前が止まりにくく後ろの馬が差して来るのが難しい馬場コンディションであった事などダンルースにとってプラスに働いた点が多かったのも事実です。
ただ、レース後に坂井Jも「とにかく気性がいいし乗りやすい。」とダンルースの操縦性を絶賛してくれたように、鞍上の意のままに競馬が出来るというのはこれから競馬を使っていく上でも大きな強みとなるはずです。
今回の勝ちっぷりなら出資者の方々もそう思っているかと思いますが、上のクラスに行ってどんな競馬ができるか。そして次走はいつになるか。非常に楽しみですね。
そうそう。その気になる次走ですが、レース後には矢作調教師の口から「芝での続戦も前向きに検討している。」とコメントがありましたね。
いやぁ驚きましたね。
矢作厩舎と言えば今や“世界の矢作”とも言われるくらいの超人気厩舎で管理頭数も多く、馬房の兼ね合いもありますから私としては一度勝ったタイミングで放牧。と想定していましたが、まさかの続戦。それも芝の可能性まで。
デビューが遅れ、ついこの前デビューしたばかりで調教では併せ馬で遅れる事がしばしば。と本格化はまだ先かな。と言うような具合でしたが、一気に先が明るくなりましたね。
3/22、そして3/23とクラブからの更新では次走の具体的な番組名こそ言及はなかったですが、既に坂路で時計は出しているようですし、これならそう遠くない内にダンルースの昇級戦を見る事ができるのではないでしょうか。
さて、長くなったのでこのくらいにしておきましょうか。
ここまでお付き合い頂いた方々ありがとうございました。長くてすみません。笑
いやぁこうして文章を書いていて、改めて次走が楽しみになってきました。
そうですね。あくまで私の希望で言えば、次走も坂井瑠星Jに続けて乗ってもらいたい。
1つ勝ってくれたのもそうですし、それ以上にダンルースに競馬を教えながら乗ってくれている点に非常に好感を持っています。
また次走、具体的な番組名を挙げるとすれば、、
4/16 1勝クラス・阪神芝2000m。もしくは
4/22 あやめ賞(1勝クラス)・京都芝1800m。
辺りで見てみたいんですけどねぇ。どうでしょうか。
まぁどう転んでも、ただただ次走が楽しみということに間違いはないのでね。(我ながら浮かれ過ぎですね笑)
ダンルース自身、まだキャリア2走とはいえその2走の中で絵に描いたような成長曲線を見せてくれていますからね。本当に次が楽しみです。
芝は適性が未知でそもそもやってみないとわからないのが本音ですが、ダートでの続戦であれば確勝級。とはいかなくても良い勝負はしてくれると思っていますよ!!
では、また。
今回はありがとうございました!
※当記事で使用している画像は東京サラブレッドクラブ公式Twitter及びJRA公式サイトのレース映像及びパトロールビデオを抜粋して使用しております。