週刊朝日に北海道旭山動物園 小菅園長のインタビューが掲載。

平成8年に最低入園者数26万人を記録してから
昨年、平成17年には206万人の入園者数と復活を遂げた
ことはあまりにも有名な話。

「動物園というのは動物が生まれてから死ぬまで生活する場所。
 これを幸せに生活させてあげられなかったら僕らも辛いですね。」

「動物が生まれることも、
 そして動物が死んでいくことも
 全て見せてあげたい」

そこで、死亡告知の看板を掲げることを決めたそうである。

「命を伝えるということは、初めから終わりまでを伝えることですから、
 そこから逃げてはいけない。死というのは、誰にとっても悲しい
 ことだけど、直視しなければならないことです。」

★伝えるべきは命の輝き

動物園の今後の運営についても決して本質を見失っていない。

「動物園のスタッフの一人ひとりが、動物の習慣や特徴をつかみ、
 今までの発想に縛られず、子供たちにどう命を伝えるかの一点を
 目標に掲げながら、もっと楽しい、もっとイキイキとした
 動物園を作りますよ」

核家族化が進み、死と直面し、命の尊さを実感できる機会が少なくなってしまった今、
旭山動物園の役割はとてつもなく大きい。

動物が生き生きとしている姿を見るのは、うれしいし、わくわくしますよね。
家族が、職場の同僚が生き生きと仕事をしていたら、自分もやっぱり
楽しい気分になるんじゃないかと思います。

今の私は、日本でのこれからの老後を考えると、ちょっとブルーです。
楽しく、明るい老後は待っているのだろうか?
どうしたら楽しく過ごせるのだろうか?

皆で住み良い世の中にしていきたいですね。