みなさん
麦にたくさんの励ましのメッセージをありがとうございました
みなさんおーきに
by 麦
2022年10月16日13時30分
麦はお空に旅立ちました
崩壊した繁殖場からレスキューされ愛護センターへそしてセンターからDog's smile に 保護されてから3ヶ月と21日という生涯を終えました
“うちのコ”になってくれて1ヶ月と2日でした
麦と一緒に過ごした時間は3ヶ月と13日という短い短い間でしたが私たちにとっては十分すぎるくらい幸せな時間でした
土曜日の朝
酸素室を出てお水を飲んでご飯をモリモリ食べて、目薬をさしお顔とおててをきれいに拭いてしばらく抱っこといういつものルーティン
そのあとご機嫌で部屋の中を歩いていた麦が突然食べたごはんを全部吐いてしまいました
そこから急に元気がなくなって‥
夕方病院で点滴
ぐったりと反応もほとんど無かった麦が自分で立ち上がって診察台の上をよちよちと歩く姿を見せてくれて父ちゃんと母ちゃんと看護師さんを笑顔にしてくれました
麦、頭の毛もごっそり抜けてしまって体重も750g
先生からは「もういくら食べても栄養は吸収されません。脳にも栄養が届いていないのでますます反応悪くなるでしょう。」と言われました
日曜日
お水を少し飲ませて酸素室に戻すとしばらくして小さな小さな声で「ワンワン」と麦が吠えました
うちに来てくれた1日目と2日目、朝目が覚めてケージから出して欲しいときに「ワンワン」と吠えたきりその声を聴くことはありませんでした
びっくりして酸素室に近付くと麦が弱々しくもがいて立ちあがろうとしていました
抱っこして「麦くん」「麦くん」と呼ぶとなんだか満足した様子で寝てくれた麦
酸素室に戻してしてしばらくするとまた「ワンワン」と‥
麦くん一生懸命母ちゃんのこと呼んでくれたんやね
麦が母ちゃんの抱っこが大好きなこと知ってるよ
しばらく抱っこして酸素室に戻すとよく眠っていて呼吸も落ち着いていたのでそのまま麦を末っ子に託して9時キックオフのお兄ちゃんの試合の応援へ⚽️
終わってダッシュでお昼前に家に戻ると朝よりも呼吸が弱い麦
ベロちゃんもピンク色から白っぽいピンク色になってきました
みるみる容態が悪くなってきた麦
呼吸が止まるたびにマッサージ
大きな息をしてそれに応えてくれる麦
麦は3度も息を吹き返してくれました
弱いけれどもしっかりと指に伝わってくる麦の心臓のとくとく
私たちは麦のこの温もりを忘れないように
末っ子から父ちゃんへ
父ちゃんから再び母ちゃんの腕に
私は麦の心臓のとくとくが聞こえなくなるまで
何度も何度も麦の名前を呼んで
何度も何度も可愛い可愛いと言って
何度も何度もありがとうと伝えました
目が見えない耳が聴こえない、栄養失調、瀕死の状態、満身創痍でレスキューされた麦
どれだけ辛くしんどい時間を生きてきたんだろう麦
私たち家族は目の前のそのままの麦が愛しくて
ただただ愛しくて麦を家族として迎えることに決め麦との毎日を大切に過ごしてきました
麦はその気持ちに応えるかのように最後の最期まで生きようとがんばってくれました
それが麦から私たちへの「ありがとう」のお返しだったんだと思います
私たちはバンビ、コロンに続いて麦からもまたかけがえのないギフトを受け取りました
ありがとう麦
750gの小さな小さな体で最後の日には「ワンワン」と母ちゃんを呼んでくれてありがとう
たくさんの“可愛い”をありがとう
麦をお世話させてくれてありがとう
人にも犬にも反応がなかった麦が“うちのコ”になってくれた途端
こんなことも
ごはんまだかいな
by 麦
こんなことも
ハンナちゃんと一緒に窓際で母ちゃん帰ってくるの待ってまんねん←って踏まれてますやん
by 麦
赤ちゃんみたいな麦
#エケチャン
可愛い可愛い麦
ありがとう
あなたと過ごした日々は私たちのたからもの