いつも通り、輪郭のはっきりしないルフィの写真をどうぞ(笑)。
土曜日の夜の部だったから、ちょっと市川猿之助さん登場を期待してしまった、今回のスーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)「ワンピース」。
でも、なんか、いつ猿之助さんがカーテンコールに出てくるか分からないってのが、いいですね。すいません。昨日だけ観劇のお客さんもいますよね。
って言うか、タイトルにある通り、昨日の「ボンちゃん」なんかおかしかったですよ。坂東巳之助さんらしくない。ボンちゃん以外の「ゾロ」「スクアード」ではいつも通りでしたが…。
いつもドキドキしてしまう、石橋直也さんダズ・ボーネスと、市川寿猿さんアバロ・ピサロの監獄コーナー。ふたりは完璧だったのに、なんとミスったのは巳之助さん「ボンちゃん」だった…。
「ルフィじゃねえかー」とゾロの頭からのボンちゃん。いや、ミスはそこではありません。
尾上右近さんルフィが牢屋から出ていったあと、ボンちゃんは「扉が開いてる！」みたいなセリフとともにルフィを追って出ていくのですが、今日は「振り返り」とか「戻ろうと」したりの細かい動作が全部抜けていました。
いわゆる「短縮ヴァージョン」なんでしょうか。初めて見たお客さんは違和感なかったと思いますが、牢屋の出口に行ったところで、本来ならじっくりした「タメ」の演技があるのです。
そこを「すっ飛ばし」ました。…体調悪かったのかな…。
そこだけでは、ありません(笑)。巳之助さん、動揺したのか、花道でルフィを追ってくる場面。明らかに、自分のミスを認めました(笑)。
「違った。私、横にならきゃいけなかったんだ！」みたいなセリフを言って、本来なら花道で横たわる場面(「どうぞ、おカマいなく」の場面ですね)で横たわりませんでした(笑)。
ミスしても、あまり本筋には影響がないような場面でしたから、そこはお客さんたちが拍手というカタチで、ちょっと盛り上がりました(笑)。
みっくん…お疲れモードだったのかな。花道からめちゃめちゃ遠いお席だったので、右近さんルフィと巳之助さんボンちゃんの花道でのやり取りが少し聞けなかったのが残念。
どなたかの詳しいレポートを希望いたします(笑)。客席拍手「２回」あったから、ボンちゃんのミスに、ルフィのなんかうまい「返し」のアドリブがあったのかな、と思います。
こんなに花道から遠い席だったのでした！。一番花道から遠い席です…。すこし首が痛くなりました(笑)。「第２幕終わり」のクジラさんは、しっかり見えますが。
こんなに「クジラ」さんを近くで撮れたー。
ま、そんなことはいいとして、やはり「土曜日の夜の部」のお客さんは、なんかちょっと「渋い」ですね。って表現きっと無いから「重い」が正しいのかな。
どなたか、巳之助さんボンちゃんの花道六方の時に、勇気を出して「大和屋！」の大向こうを掛けてくださいましたが(ありがとうございます)、その時だけでしたし。
やっぱり「歌舞伎ファン」が少ないのかな。なんか、千穐楽まであと１週間だし、たくさん「泣こう」と思ってたのに、泣けませんでした。
あ、巳之助さんボンちゃんのせいではありませんよ(笑)。演者さんたちは、やっぱり皆さん一生懸命だし、尾上右近さんはやっぱり最高で、日を追うごとにどんどん気持ちが入ってるのが分かるし。もはや「ルフィ」そのものだし。「ハンコック」も。
「エース」平岳大さんは、いつもしっかり同じ演技を、同じセリフを丁寧に、大胆に言ってくださるし。迫力はどんどん増してますね。花道から遠くても、気迫がすごいです。
舞台写真「第五弾！」発売(笑)！。
いつも違う「ポップ」の文字。もはや、なんの写真が追加されたのか、私には分かりません(笑)。
舞台写真も200種類くらいあるんじゃないでしょうか。…写真屋さん大変だな。唯一の不満は、尾上右近さんの写真の種類が少ない。…買い足そうと思ったのに。
「ファーファータイム」。やっぱり通路脇はいいな…。ハイタッチしてもらってるし。座席を取ったときから「あー。これは無理だな」と思いましたが、通路まで遠いから、役者さんとのアイコンタクトさえ出来ない…。仕方ないから、スーパータンバリンしゃんしゃん振りながら、本舞台の役者さん観てました。
そしたら「市川猿くん(チョッパー役)」や「市川笑也さん(ニコ・ロビン役、他)」がいたー！。
猿くんは、初めて発見(きっと遅いですね、笑)して「かわいいー」と思いました。笑也さんは、ちょっと以前から気になっていたんですよね。
「あれ？なんかかわいい女囚さんがいるな」と。笑也さんだったんですね！。やっぱりこの役者さん、年齢不詳だわ(笑)。
以前、ハイタッチしていただいた市川男女蔵さん。中央で歌ってるし。「マゼラン」ですよ。直前まで巨大滝セットでずぶ濡れになっていた。
「マゼラン」登場シーンでも、昨日は拍手がなかったな…。
猿之助さん、私が土曜日の夜の部を観たら必ず舞台に居たのに…。やっぱり「たまたま」でした。
浅野和之さん「イワンコフ」。昨日は、革命の「蚊」の場面でカメハメ波のような、気功のような「ハッ！」を出して蚊をやっつけていましたね。レアヴァージョン(笑)。
市川段之さんが、昨日は気になりました。上手寄りの配置なんですよね。ニョン婆あの「恋わずらい」からのマリーゴールド＆サンダーソニア姉妹の「シェーッ！」のときの段之さんエニシダも面白い顔してた(笑)。「バギー」も上手寄り配置だし、段之さんデーでした。
なんで「ウソップ」井之上チャルさんは、幕前芝居の「アマゾンリリー！」をお客さんに言わせないんだろ(笑)。答えるスキを最近は作りませんね。先月は客席から「アマゾンリリー！」って答えが出てたのに。さては…アドリブ苦手か！(笑)。
中村隼人さん「マルコ」。「俺も聞いてたヨイ。なーみんなー!!」のセリフは、いつ聞いても気持ちいいガナり声。たくましいヨイ。
「マルコ」の宙乗りは、音楽もそうだけど、なんか神聖なものを観ている気がする。
「リトルオーズJr.(市川喜楽さん)」がカーテンコールで近かった。なんか嬉しかった(笑)。
「白ひげ海賊団」登場場面は、やっぱり２階からが絶対いい！。平岳大さん「シャンクス」登場場面も。
白ひげ海賊団が登場する前の、海兵たちの動きが毎回見事ですね！。
舞台「ワンピース」は、本当に、何度観ても発見があります。見逃しているところがたくさんありそうで。ワターシみたいなのは、何回か観て、ようやく解ることも。
みっくん「ボンちゃん」が、触った人間の真似しか出来ないなんて知らなかったし(笑)。
昨日は、「ニューカマー・スー」市川弘太郎さん、やっぱり無表情の「ツケ打ち」のお兄さんにちょっかい出してたし、スーパータンバリンを「まだ叩くなって、言ってるだろー」って、客席に向かって言ってたし(笑)。
尾上右近さんの「江戸っ子」ぶりは健在。毎回書いて申し訳ないですが(笑)「しかり(ひかり)人間」「私のしとみ(ひとみ)をよっっく見よ」「しけん(ひけん)のエース」です。ただ「しけんのエース」はちょっと「ひけんのエース」に聞こえたかも。
平岳大さん「シャンクス」はやっぱりカッコいい。「邪魔をするな！」とか、会っていないルフィに「輝く笑顔で会いにくるのを楽しみにしてるぜ(すいません、うろ覚え…)」って言うのが最高です。
…「シャンクス」を見るたびに、猿之助さんのはどうだったのか、すごい気になる。写真は買った(あ、またこだわりを捨てた、笑)のですが、動いてたり、セリフの感じが想像出来ません。
平さん「シャンクス」が完璧だから。
いやー。今回の観劇で、まとめに入りましたね。もう思い残すことは無いかな。これまで先月４回、今月４回、たっぷり観させていただきました。
こんな経験は、これから先、きっと無いです。同じ舞台をこれだけ観ることなんて。
「ワンピース」が、再演の再演が、あったとしても、こんなにきっと観ません。
今回の感想は、こんな感じでした、ニョ。