「僕たちがここにいるよ」ソラとノアの想い
朝、布団の隅に小さなしみを見つけて、ママはまた小さくため息をつく。叱りはしない。ただ、どうしてなのか知りたかった。ママの家には、二匹の黒と灰色の兄弟猫がいる。名前はノアとソラ。生後4ヶ月の頃、ノアが先にこの家にやってきて、その2日後にソラが迎え入れられた。それから8年。ケンカもすれば、寄り添って眠ることもある。ノアがソラの毛づくろいをしてあげる姿はよく見かけるが、その逆はほとんどない。それでも、片方を撫でていれば、もう片方も必ずそばに寄ってくる。今年の5月、ママは長年連れ添ったパパと別れた。暮らす家は変わらない。ママ自身は肩の荷が下りたような気持ちでいたが、二匹の猫たちには寂しい思いをさせているのではないかと、ずっと気にかけていた。■ソラの沈黙ソラは、灰色の毛をした8歳のオス猫だ。言葉数は少ない。聞けば必ず答えは返ってくるが、自分から多くを語ることはない。「はい、大丈夫です。」HIROが話しかけると、ソラはそう短く答えた。体の中を見せてもらい、滞っていたエネルギーを整えるヒーリングを行う間も、ソラはただ静かにそこにいた。「なんだか体がぽかぽかして、だんだん体が軽くなっていく感じがしました。」それだけを、少し驚いたように伝えてくれた。兄弟であるノアとの関係を尋ねると、ソラは迷わずこう答えた。「ノアとは友だちです。」嫌っているわけでは決してない。ただ、グルーミングをし合うことに特別な意味があるのかと問われると、「そういうことってしないとならないんですか?」と、逆に聞き返してきた。しなければならないことなど何もない。それぞれの猫に、それぞれのやり方があるだけだ。ママのことも、離れて暮らすようになったパパのことも、ソラは今でも大好きだという。「今でも好きです。ただ、ずっと会えないんです。」大人の事情を、ソラはまだ十分には理解できていないのかもしれない。それでも、たまに会いに来てくれることを知り、「会えることがあるなら我慢します」と、健気な答えが返ってきた。今の暮らしについて尋ねると、迷いのない声だった。「はい、とても幸せです。」そして、一番気になっていた布団でのそそうについて聞くと、ソラの答えはとても素直だった。「僕にもわからないです。」我慢できなくなるのか、自分の場所を示したいのか。理由らしい理由は、ソラ自身にもわかっていないようだった。それでも、最後にこんな言葉を残してくれた。「トイレじゃないところでおしっこしてしまってごめんなさい。どうなるかわからないけど、気をつけるようにしますから、僕のことは嫌いにならないでください。僕はママが大好きです。パパも大好きです。だから一緒に暮らせないと聞いて驚きました。でも、ママがいてくれればそれだけで大丈夫です。僕はいつでも幸せです。」多くを語らないソラが、最後にこれだけの想いを言葉にしてくれたことに、HIROは少し胸を打たれたという。■ノアの想い一方のノアは、まったく違うタイプの猫だった。初対面から物怖じせず、よく喋る。「初めまして。HIROさんって言うんだね。話ってなんだい?」そんな軽やかな調子で会話は始まった。この家に来た当初のことをよく覚えているという。「なんだかとっても居心地が良さそうだなって思ったんだ。」その印象は、8年経った今も変わらないそうだ。「もちろんだよ。今もとっても居心地がよくて幸せだなって思ってるんだ。」ソラのことを尋ねると、ノアは弟分をよく理解していた。「ソラは自分からペラペラ話すやつじゃないんだ。聞いてもあっさりしたもんでさ。でも、必ず答えは返してくれるんだ。だからいいやつなんだ。」布団でのそそうについても、ノアなりに気にかけ、声をかけたことがあるという。「トイレでしたほうがみんなを困らせないですむからって伝えたんだけど、やめられないんだね。」そして、こんな見方を語ってくれた。「ソラは寂しいのかなって思ったよ。だから、僕がいろいろ遊びにつきあわせたりしてさ。仲良くしてたら寂しくも感じなくなるかなって思ってたけど、それじゃ足りないみたいだね。」パパが家を出たことについては、ノアの方が先に気づいていたようだった。「ママが落ち込むことが増えたからさ。感情がね、わかるだろ。不安定だったんだ。」だからこそ、ノアは自分にできることをしようとした。「僕たちがここにいるよって伝えたかったんだ。今までずっと僕たちのお世話をしてくれたのはママだろ。だったら少しでも恩返ししたいってもんじゃない?」夜鳴きが増えたことについては、ノア自身もまだ整理がついていない様子だった。「頭では納得してるつもりなんだ。でも違うところが納得できてないみたいでね。」パパとの関係については、ノアはこう言葉にした。「会えるのは、本当は嬉しいんだ。だけど、会うたびにまた期待しちゃって、離れる時にまた寂しくなる。それの繰り返しなんだよね。」そっかぁ、会えることと、寂しさは、また別なんだね。「そうなんだ。ソラはどうかわからないけど、僕はそう感じるよ。」あぁ、その気持ちもわかるよ。会えるたびに気持ちが揺れるのは、それだけ大切に想ってるからだよね。最後に、ノアはママへのメッセージをこう結んだ。「僕は、この家が大好きだよ。それはママがいるから。そしてソラがいるから。もうこれ以上誰にも欠けてほしくないかな。これからもずっとこの幸せを続けていってほしいんだ。ママは僕たちのことは気にしなくていいから自分のしたいことをちゃんと頑張ってね、それが僕たちの幸せになるからさ。」■二匹の距離同じ出来事を、二匹はまったく違う仕方で受け止めていた。ソラは静かに寂しさを抱え、ノアはその寂しさに寄り添おうとする。撫でられているソラのそばに、ノアがそっと近づいてくることがあるように、そのやり方は違っても、互いを想う気持ちは変わらないようだった。布団でのそそうの本当の理由は、今回のセッションだけでは、はっきりとはわからなかった。ストレスや、自分の匂いを残しておきたいという気持ちが関係しているのかもしれないという可能性はあるが、ソラの言葉をそのまま受け止めるなら、その可能性は高くはなさそうだった。それでも、ソラは「気をつける」と約束してくれた。すぐに変わるとは限らないけれど、二匹がそれぞれのやり方で、今の暮らしに幸せを見つけていることだけは、確かなようだった。【補足とご案内】本記事は、実際のアニマルコミュニケーションのセッション記録をもとに、AIの力も借りながら構成・文章化しています。ソラちゃん、ノアくん、そしてママ、セッションの内容をブログとして公開することを快くご承諾いただき、ありがとうございました。みなさんの経験を言葉にして届けられることを、心から光栄に思っています。私は、ASH協会認定のアニマルコミュニケーターとして活動しています。また、yuuka.animalアニマル・ヒーリング全講座を修了したヒーラーとして、遠隔ヒーリング(動物・人間どちらも対応)のほか、チャネリング(守護天使のメッセージ伝達、前世・未来世リーディング)もご提供しています。セッションは何度でも無料でお受けしています。営利目的ではなく、「全ての命あるものに大きな愛と祝福を」をモットーに、動物たちとご家族のお役に立てればという思いで活動しています。初めての方も、以前ご利用いただいた方も、お気軽にご連絡ください。DMや公式LINE等を用いて、最初から最後まで文字のみのやりとりなので、顔出しや声出しに不安のある方にも安心してご利用いただけます。【お申し込み・お問い合わせ】セッションをご希望の方、ご質問のある方は、LINE公式アカウントからお気軽にご連絡ください。▼公式LINEへの友だち追加はこちら※月10件を上限としております(リピーターの方はこの限りではありません)。定員に達した場合は翌月以降のご案内となりますが、急を要する方はご相談ください。