「身動きがとれなくなるのは嫌」~メイちゃんの過去生~
■ご相談の背景ママからメイちゃんとのセッションをお願いされたのは、まだ肌寒さの残る時期のことでした。きっかけは、ママが日頃から抱いていた「動物さんは、使命を受けて何度も生まれ変わり続けているのではないか」という興味からでした。メイちゃんは今の家族のもとに来て3年半、特に大きな問題行動もない、お利口さんな女の子だとママは話してくれました。けれど、やり取りを重ねる中で、ママは本当に知りたかったことを打ち明けてくれました。メイちゃんは実は、とても臆病で、噛み癖のある子だったのです。保護施設から迎えた当初は、施設スタッフの方に「この子は難しいと思う」と言われてしまうほど、人に心を開かず、噛みつき、引っかく子でした。今ではママのそばに寄って撫でてほしいとせがむようになったものの、嫌なことがあると加減しながらも噛もうとしてしまい、抱っこや爪切りはまだできないままだといいます。その噛み癖の理由と、ママとの間に何か過去からの縁があるのかどうか。それを知ることができれば、これからもっとメイちゃんを理解し、魂の繋がりを感じられるのではないかと、ママは考えていました。■セッション開始メイちゃん、こんにちは。ママからお話をお願いされたHIROと言います。少しお話の時間はあるかな。「はい、大丈夫よ。」メイちゃんの黒い毛ってとってもツヤツヤしていてきれいだね。「ほんと?嬉しいわ。」目もきりっとしていて、お利口さんそう。「褒め上手なのね。」だって、本当にそう思うよ。メイちゃんは、子どもの頃にママのところに来たんだって?「えぇ、そうよ。」それまではどんなところだったの?「あまり思い出したくないわ。」嫌なことでもあったのかな。「私はね、自分が可愛がられてるとは思ってなかったの。」それはどうしてなのかな。「わからないわ。なんとなくわかるの。この人私のこと好きじゃないんだ、とかって。」そうなんだね。今、私のことはどう思ってるかわかる?「うん、こうして話をしにきてくれてるんだから、いい人よね。」それはありがとう。その黒い素敵な毛並みで、まっすぐな視線を向けられたら、みんなメイちゃんのこと好きになりそうなのになって思うよ。「そんなわけはないわ。」少なくとも、ママとパパと私はメイちゃんが大好きだって思ってるよ。「うん、それは伝わる。」よかった。メイちゃんは、抱っこされるのは好きじゃないの?「そうね。身動きがとれなくなるのは嫌だわ。」それはどうして?お家の中だったら、抱っこされたって問題ないんじゃない?「言いたいことはわかってるわ。ママやパパに抱っこさせてあげてってお願いしたいんでしょ?」ううん、私はお話しする動物さんの味方でも、飼い主さんの味方でもあるからさ。無理にしてほしいってことは言わないよ。「そうなのね。ごめんなさい。さっきも言ったとおり、身動きがとれなくなるから抱っこは嫌いなの。」そうなんだね。それにはちゃんと理由があるんだから、ママに伝えておくよ。ママやパパが嫌いってわけじゃないんだものね。「そうよ。私はこのお家に来れてよかったって感謝してるわ。だからママもパパも嫌いなわけないじゃない。」それを直接メイちゃんの口から聞けてよかったよ。「そうなの?ママはそれを聞きたいって思ってたの?」そういうわけじゃないんだけどね。ママは、メイちゃんが撫でさせてくれるようになったって、すごく喜んでたよ。「それならよかったわ。人に触れられるのも、もともとは好きじゃなかったの。だからこれでも、私なりに頑張ったのよ。」すごいよ。好きじゃないことを頑張ったってことは、それだけメイちゃんのママへの愛が強かったってことだよね。「ありがとう。」ところで、人に触れられるのが苦手なこと、自分ではどうしてかわかってる?「ううん、もともと怖かったから、理由まではわからないわ。」そっか。思い出したくないって言ってた、このお家に来る前のことは関係ないの?「うん、それは違うわ。」■過去生への誘導ありがとう。それじゃ、少し目をつぶってくれるかな。ゆっくり息をしながら、私の声だけを聞いていてね。メイちゃんは今、この世界を離れようとしています。離れるのは魂だけだから大丈夫。またすぐに戻ってきます。人が怖いと感じるようになった頃まで、意識をゆっくり向けていきました。その深いところで浮かび上がってきたのは、メイちゃん自身も知らなかった、いくつもの記憶でした。■メイちゃんの記憶ここは、どこかの田舎道。着物を着た人がたくさん見える。今の時代とは、何かが違う。私は日本にいたことがあるのね。誰かが私に石を投げてくる。痛い。怖い。逃げなきゃ————そこから先は、うまく思い出せない。何かがふっと、途切れてしまう。——次に見えたのは、狭いケージの中。私は一匹の子猫と一緒に、そこに入れられている。身動きひとつとれない。この子は、私の子どもだった。ここは日本かしら。誰かが話しかけてくる。この人、私の子を引きずり出して連れて行こうとしている。やめて、お願い、その子は私の子なの。泣いている。あの子が泣いている。連れて行かないで。もしかして、この人が言う「ブリーダー」というのは、こういうことだったの。大切な子を、目の前で奪われる痛み。もう二度と、大事なものを奪われたくない。この痛みが、今もどこかで私の中に残っているのかもしれない。だから私は、身動きがとれない状態が、たまらなく怖いのかもしれない。——今度は、種も時代も違う。私は、犬として生きていたことがあるみたい。水の流れる音。川辺だった。私はわんちゃんだったみたい。リードにつながれて、誰かと一緒に歩いている。見上げると、赤い髪の若い女の人。まだ若くて、着ているものは、今とは違う時代のもの。どこの国かまではわからないけれど、この人といると、とても楽しかった。ああ、この人が、初めて私を大切にしてくれた人。ずっと一緒に生きていきたいと思った、最初の記憶。■現在に戻るメイちゃん、メイちゃん、大丈夫かな。「HIROさん、なんだか夢を見てたみたい。」うん、そうだね。今までのは全部、遠い昔の夢だよ。メイちゃんは今、ママやパパと幸せに暮らしてる。それが全てだからね。今の気分はどう?「なんだか心が少し落ち着いた気がするの。」うんうん、それはよかった。ママやパパはこれからも、ずっとメイちゃんと一緒に生きていくよ。とびっきり幸せな世界を。だから少しずつでいいから、これから心を開いていってごらん。「ええ、ありがとう。今なら、なんだか素直になれそうな気がするの。」それはよかった。それじゃ最後に、ママへメッセージをお願いできるかな。「いいわ。ママ、私、もっとママやパパを信じたいわ。今まで疑ってたわけじゃないの。ただ、体が近づけなかっただけ。だけど、こんなに幸せな毎日を暮らしてるんだもの。私がもっと歩みよれるようにならないといけないわよね。だから、これからもよろしくお願いします。ママもパパも、私を愛してくれてありがとう。私も、愛してるわ。」うん、素敵なメッセージだね。これからは少しずつ力を抜いて、メイちゃんの言う「歩みより」ができるようになるといいね。応援してるよ。「ありがとう。今日はとてもいい日になったわ。」それはよかった。また話せたら話そうね。「もちろん、待ってるわ。」■にこちゃんとの対話さて、にこちゃん。「HIROさん、大丈夫かい?さっきのはこっちにも伝わってきたよ。」うん……ちょっと、まだ整理がついてなくて。「無理に話さなくていいよ。今回はどうだったかな。」うん。しばらく頭から離れなくて、今でも離れてないけど、ショックが大きかった。「だろうね。僕たちでも何度もあんな場面は見ているけど、やっぱり心が痛むよ。」そうなんだ。それで今日は辛口じゃないんだね。「それはHIROさんの気持ちを考えてるからじゃないか。」ありがとう。素直に嬉しいよ。だけど、あれで噛み癖ってつくものなの?「僕もそれは思ったんだけど、おそらく人間不信になるには十分な心の傷にはなってると思うよ。きっと掘り起こしたら、もっとあんな転生があったかもしれないし。」そっか。悲しい場面をあまり見せたくなかったから違うテーマにしたんだけど、もっと見るべきだった?「あれで十分だと思うよ。HIROさんの心の方が気がかりだから。」ごめん。なんか調子狂うなぁ。ちなみに、ママとは他に何か接点はあったの?「また僕を頼ってるね。でもまだ仕方ないか。HIROさんは力の制御の仕方をこれから覚えていけるようにしないと、いつまで経っても3回止まりだよ。」それは自分でもわかってる。で、ママとのことは見てくれたんでしょ?「特にこれといった特別な出来事はなかったよ。だけど、何度も何度も一緒に生活はしてたからさ、この意味わかるかい?」現実世界のソウルメイトだ。「正解!どの時点でそういう経緯になったのかはわからないけど、それは神のみぞ知るってやつかな。」あ、もしかして、神さまがそういう役割を作ってたってこと?「うん、そういう捉え方で間違いはないさ。だから今の時代でも、こんなところにいたんだって、ママの目から離れなくなったって考えたら筋が通るだろ。」なるほどね。ありがとう、助かったよ。「まだまだ頑張ってもらわないと、僕がウリエルに怒られちゃうからね。」ウリエルって怒るの?「言葉の綾ってやつでしょ。そういうとこ、頭が固いよね。」【追記】正直に書きます。石を投げられる場面のあと、私の中には、言葉にできないものが直接伝わってきました。それがどんな出来事だったのか、ここに詳しく書くことはしません。けれど、メイちゃんが人を極端に怖がり、身動きが取れない状況をあれほど嫌う理由が、あの一瞬に凝縮されていたことだけは、確かに感じ取りました。にこちゃんもまた、その場でそれを感じ取っていたからこそ、いつもとは違う言葉で私に接してくれたのだと思います。メイちゃんの噛み癖は、どこまで「癖」と呼ぶべきなのかはわかりません。けれど、これほど深い傷が魂に刻まれていたことがわかった今なら、メイちゃんのひとつひとつの行動の意味が、少し理解できるのではないでしょうか。メイちゃんは決して、施設スタッフさんが言うような「ダメな子」ではありません。根気強く心を開いてあげれば、必ず応えてくれる子だと感じました。どのくらい時間がかかるのかまでは断言できませんが、きっと抱っこができるようになる日も来ると思います。それまで、いっぱい話しかけて、心の紐をほどいてあげてくださいね。【補足とご案内】本記事は、実際のアニマルコミュニケーションのセッション記録をもとに、AIの力も借りながら構成・文章化しています。メイちゃん、そしてご依頼主様、セッションの内容をブログとして公開することを快くご承諾いただき、ありがとうございました。みなさんの経験を言葉にして届けられることを、心から光栄に思っています。私は、ASH協会認定のアニマルコミュニケーターとして活動しています。また、yuuka.animalアニマル・ヒーリング全講座を修了したヒーラーとして、遠隔ヒーリング(動物・人間どちらも対応)のほか、チャネリング(守護天使のメッセージ伝達、前世・未来世リーディング)もご提供しています。セッションは何度でも無料でお受けしています。営利目的ではなく、「全ての命あるものに大きな愛と祝福を」をモットーに、動物たちとご家族のお役に立てればという思いで活動しています。初めての方も、以前ご利用いただいた方も、お気軽にご連絡ください。【お申し込み・お問い合わせ】セッションをご希望の方、ご質問のある方は、LINE公式アカウントからお気軽にご連絡ください。▼公式LINEへの友だち追加はこちら※月10件を上限としております(リピーターの方はこの限りではありません)。定員に達した場合は翌月以降のご案内となりますが、急を要する方はご相談ください。