店に着いて着替えてると女の子がキャーキャー言いながら駆け寄って来た。
[昨日の野球選手の人ですよね?いいな~桜花さん]
[私野球分からなくて]
[羨ましい~悔し~]
本気で羨ましそうな夏実に
[私指名被ってるから夏実ヘルプで行きなよ]
と言ってあげると
[いいんですか?桜花さんマジ大好き]
頬にちゅってされて夏実は嵐のように去って行った。
ちゅっもいいけどグロスでギトギト。笑
武とは同伴して来たし被ってるお客さんの所を一回りして武の籍に戻ると愕然とした。机の上に
ドンペリ白、ドンペリロゼ、ドンペリブラック、ドンペリゴールドが並べられてた。
封があいていないのを見て一安心。
[武!なにしてるの!]
[お~桜花俺のオカンみたい~]
[オカンじゃない!ってこのシャンパン!]
[桜花が俺と付き合ってくれるなら全部返却する。無理なら全部開ける]
ん?普通反対じゃない?
二回目なのにこういう飲み方はしてほしくなかった。
[真面目に聞いて!]
[俺は真面目!明日帰るし今日しかない]
[だったら尚更次でいいじゃない]
[次は半年後!]
そのあとも口論は続いて
[じゃあ友達からっていうのは?]
[友達?]
[そうそう。まずはお互いをもっと理解しようよ]
[友達ならいいよ]
[やった~!じゃあ友達祝いにシャンパン開封]
[ちょっ約束が違う]
時すでに遅し。
シャンパンは開封されてた。